フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

なつのロケット

2024年03月21日 20時34分39秒 | 日記
カイロスロケットに何が発生していたのか?打上から5秒後の爆発に迫る 過去のイプシロンS爆発事故も解説(←リンク先はヤフーのニュース)

うーん、頑張って欲しいんだけどねえ。
何しろ7歳の時にスペースシャトルが初飛行したぬたりであり、宇宙が身近に感じられる話題は大好き。シャトル打ち上げのニュースを見ながら、幼心にマンガやアニメで描かれる宇宙船や宇宙旅行が着実に近くなっていることをひしひしと感じたもんだ。
しかしあれから40年以上。スペースシャトルは後継機もなく退役。宇宙旅行こそ経験者が増えつつあるが、所詮は数分間無重量状態を体験する程度でそれですら頑張ったって一般庶民に手の届く価格まではなっていない。宇宙へ行く手段にしても、人類が最初に宇宙空間に行ったときと同じ、棒状のロケットで打ち上げてカプセルに乗って帰ってくる形のまま。
まだ人生の終わりを考える年齢でもないが、どうやらぬたりが宇宙旅行をする日はやってこないみたいだ。
もちろん今は21世紀である。スペースシャトルがいかに無茶をした計画であったか、その裏にあるのは東西冷戦というお世辞にも良いとは言えない事情があったこと、そして無茶が原因で2回の事故を起こし複数の宇宙飛行士の命を奪ってしまったことを知っている。マンガやアニメに出てくるように飛行機感覚で宇宙船に乗りたい、ということがどれだけ難しいかは嫌でも学ばされてしまった。
そして気がつけばぬたりもアラフィフ。そして世の中は宇宙に夢を見る感じでもない。かつてはSF小説を読んで「月に行きたい」とがむしゃらになる人間を中心にあれこれと理由をつけてロケットを作り、飛行機のように飛ぶ宇宙船が作りたいとがむしゃらになる人間を中心に、やっぱりあれこれと理由をつけてスペースシャトルを作った。それは輝かしい人類の歴史と言っても良いけどその成果は手放しで喜べるものだけではなく、ロケットはミサイルという副産物を、シャトルは無茶を通したための停滞と宇宙飛行士の犠牲をもたらしている。その未来にある今では、たとえ夢があろうとも国の予算の精査は厳しさを増している。例えばスペースシャトルの後継機開発なんか、今やほとんどの国で予算なんかつかない。
年齢もあるだろうが、ぬたりも昔のような宇宙旅行へのキラキラした憧れというのはもう持てない。人類の宇宙に対する接し方というのも、最近では月へ行こう他の惑星へ行こうではなく、地球から近い宇宙空間と言われる高度でいかにビジネスをするか、と言う方向になってて、夢のスケールはだいぶ小さい。
それでも宇宙進出に関する話は今でも大好きだ。今回の失敗もいつか笑い話になるようにビジネスがうまくいって欲しいとは心底思う。まだ宇宙空間には未知の可能性がたくさん眠っているのだ。
でもぶんむくれ無能会社員やってるぬたりは稼ぎも能力に比例して低い。宇宙事業者に投資するようなこともなかなか思い切れず、現状は外野どころか観客席にもいない。テレビで野球中継見ながらビール飲んで采配に文句言ってる昭和オヤジと同じようなもんだ。
それだけにインターステラテクノロジズに出資してるホリエモンは、普段の言動は正直嫌いだけれどもぬたりにとってはホワイトナイトではあるわな。「宇宙家族カールビンソン」のあさりよしとおも一枚噛んでるとこでもあるし、こうして何らかの形で宇宙に価値を見いだして身銭を切ってくれる人の存在は本当にありがたい。みんな頑張って欲しいです。
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