ぬたり達夫婦がキャンプを趣味としてからもうすぐ3年となるのだが、この間、最も多く利用したキャンプ場はACN赤城オートキャンプ場になる。
自宅からほどほどに近く、設備も充実。人気キャンプ場ながら予約がぜんぜん取れないという程でもない。雪の心配も、県内の人気キャンプ場の中では相対的に少ない、と使い勝手が非常によい存在なのね。
実際人気であり、規模も順調に拡大している。オープン当初に比べるとかなり広くなってサイトも色々と出来たのだが、この拡大のため、キャンプ場内を1本の道が横切る形になっている。このためこの道と隣接する場所には注意看板も設置されている。
そんな状態は危険ではないかと危惧されるところではあるが、この道は以前から廃道状態。注意看板こそあれ、まあ道には車両はおろか歩行者もまず通らない。
はい、ここまで語れば分かると思うが、この道、かつてぬたりは終点まで辿ったことがある。
この道は一応コンクリート舗装されていて、すれ違いこそ出来ないが車は通れる幅は確保されている。じゃあ車で走れたかというと、キャンプ場を過ぎたあたりに猛烈な急坂があり、生半可な車では走れない。まあ今では完全廃道状態であり、キャンプ場に隣接するあたりからして車で走るのはほとんど無理だろう。
ぬたりが辿ったのはずいぶん前なのでまだキャンプ場は大きくなく、道を辿るのにキャンプ場を気にする事はなかったんだが、そうこうして辿った道の目的地になるのは巨石と言ってもいいくらいの大きな石。「櫃石」と言われて古代の祭祀場とされ、県の史跡にも登録されている。
で、県の登録史跡に行く道が廃道になってていいのかという話なんだが、既に述べたようにこの道は途中の急坂が車両通行のネックになるのにその手前に車を止められるスペースがないという致命的な弱点がある。ちなみにぬたりは原付バイクで辿った。パワー不足で坂を上れず、途中からは歩いたが。原付だと道の端に止められるんでな。
このため行くなら手前にある三夜沢赤城神社(駐車場完備)に車を止めて歩いた方が遙かに行きやすい。赤城神社からの徒歩ルートもちゃんとあるので、そらみんな櫃石行くならこっちから行くわな。というわけでここに廃道が一つできあがってしまったというわけだ。
で、この櫃石。古代の祭祀場という謂われから昨今流行のパワースポット扱いされる節もあるけど、今も昔も人気(にんき)も人気(ひとけ)もない。理由は簡単で車止められるところから物理的に遠すぎる。赤城神社からだと徒歩で片道約1時間かかる。廃道となっている方のルートはどうかと言えば、ぬたりが行った頃からして県道からの入口には「櫃石入口」「櫃石→」程度の古びた看板しかなかった。ちなみに今ではもう車道の方に看板は全くない。これでは人は来ないわね。
櫃石自体はそこそこの規模の巨石ではあるのだが、正直「パワースポットだから」という軽い気持ちで行く場所ではないと思う。まして今や櫃石の近くまで行ける車道(ジムニーや軽トラならなんとか走れる)は廃道状態で走行はほぼ不可。となると赤城神社から徒歩しかないわけで、辿る人の少ない登山道歩きとなると、それ相応の覚悟と装備は必要になると思うな。現地の案内看板が今どうなっているかは分からないけど、もしも赤城神社で「櫃石→」みたいな表示を見ても、不用意に見に行こうとは思わないでくださいね、と注意喚起をさせていただきたいと思います。
往復2時間の登山をするという覚悟と用意でもってどうぞ。
自宅からほどほどに近く、設備も充実。人気キャンプ場ながら予約がぜんぜん取れないという程でもない。雪の心配も、県内の人気キャンプ場の中では相対的に少ない、と使い勝手が非常によい存在なのね。
実際人気であり、規模も順調に拡大している。オープン当初に比べるとかなり広くなってサイトも色々と出来たのだが、この拡大のため、キャンプ場内を1本の道が横切る形になっている。このためこの道と隣接する場所には注意看板も設置されている。
そんな状態は危険ではないかと危惧されるところではあるが、この道は以前から廃道状態。注意看板こそあれ、まあ道には車両はおろか歩行者もまず通らない。
はい、ここまで語れば分かると思うが、この道、かつてぬたりは終点まで辿ったことがある。
この道は一応コンクリート舗装されていて、すれ違いこそ出来ないが車は通れる幅は確保されている。じゃあ車で走れたかというと、キャンプ場を過ぎたあたりに猛烈な急坂があり、生半可な車では走れない。まあ今では完全廃道状態であり、キャンプ場に隣接するあたりからして車で走るのはほとんど無理だろう。
ぬたりが辿ったのはずいぶん前なのでまだキャンプ場は大きくなく、道を辿るのにキャンプ場を気にする事はなかったんだが、そうこうして辿った道の目的地になるのは巨石と言ってもいいくらいの大きな石。「櫃石」と言われて古代の祭祀場とされ、県の史跡にも登録されている。
で、県の登録史跡に行く道が廃道になってていいのかという話なんだが、既に述べたようにこの道は途中の急坂が車両通行のネックになるのにその手前に車を止められるスペースがないという致命的な弱点がある。ちなみにぬたりは原付バイクで辿った。パワー不足で坂を上れず、途中からは歩いたが。原付だと道の端に止められるんでな。
このため行くなら手前にある三夜沢赤城神社(駐車場完備)に車を止めて歩いた方が遙かに行きやすい。赤城神社からの徒歩ルートもちゃんとあるので、そらみんな櫃石行くならこっちから行くわな。というわけでここに廃道が一つできあがってしまったというわけだ。
で、この櫃石。古代の祭祀場という謂われから昨今流行のパワースポット扱いされる節もあるけど、今も昔も人気(にんき)も人気(ひとけ)もない。理由は簡単で車止められるところから物理的に遠すぎる。赤城神社からだと徒歩で片道約1時間かかる。廃道となっている方のルートはどうかと言えば、ぬたりが行った頃からして県道からの入口には「櫃石入口」「櫃石→」程度の古びた看板しかなかった。ちなみに今ではもう車道の方に看板は全くない。これでは人は来ないわね。
櫃石自体はそこそこの規模の巨石ではあるのだが、正直「パワースポットだから」という軽い気持ちで行く場所ではないと思う。まして今や櫃石の近くまで行ける車道(ジムニーや軽トラならなんとか走れる)は廃道状態で走行はほぼ不可。となると赤城神社から徒歩しかないわけで、辿る人の少ない登山道歩きとなると、それ相応の覚悟と装備は必要になると思うな。現地の案内看板が今どうなっているかは分からないけど、もしも赤城神社で「櫃石→」みたいな表示を見ても、不用意に見に行こうとは思わないでくださいね、と注意喚起をさせていただきたいと思います。
往復2時間の登山をするという覚悟と用意でもってどうぞ。