フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

ふるさとのれきし

2018年07月31日 14時37分02秒 | 日記
突然だがぬたりが故郷といえる市町村は群馬県勢多郡赤城村である。
どんな村かといえば、あらゆる点が中途半端という村になる。田舎ではあるが、注目されるほどの田舎でもない。県庁所在地たる前橋市に出るには車で30分程度、高崎市なら1時間程度と遠くもなければ近くもない。これと言って大きな声でアピールするものもないし、「赤城」をうたっておきながら、赤城山の山頂は村内にはなく、山頂カルデラの大沼に至る車道も村内に存在しない。車で赤城大沼に至ろうとした場合は、必ず隣村の富士見村ないしは昭和村を経由しないとたどり着けなかったのだ。こんな具合で赤城名乗んなよ恥かしい(昭和の大合併にてこの名前になりました)。
そんな具合で郷土愛と言われても、愛着はあれども愛はどうかな?という微妙な具合のぬたりではあるんだがな。第一平成の大合併で赤城村はなくなっている。現在は渋川市赤城町となっている。まあ、正直平成の大合併で渋川市赤城町〇〇(←大字)となったこと自体もホント意味が分からず、昭和30年代に降って涌いた「赤城」という地名に拘る意義もぬたりには見出せなかったのよね。あて名書きがめんどくさくなるだけじゃん。だから田舎は嫌なんだよなあ。地名に拘りが全くないのは問題だが、意味もなくこだわるのはもっと問題だ。こだわるんだったら昭和の大合併前の「横野」「敷島」に戻したらどうなんだよ。
ぬたりの故郷への不満は兎も角、この旧赤城村にもぬたりが昨今興味がぶり返した城跡はある。史跡登録されてるようなところは既に行っているが、確認されているすべての城館跡を訪れていたわけではなかった。
これではいかん。小学校の社会科だって、まずはその地区の話から始めるのが普通で、城跡だって同じことだろう。まずは足元を固めないと。
幸いにして田舎たる赤城村に確認されている城館跡はさして多くない。ましてや比較的大きなところは既に来訪済み。残りを眺めるに1日で回れるんじゃね? とふと思ったもんで、平日休みの本日一気にめぐってみましたよ。


猫の寄居with貨物列車


三原田城


鳥山屋敷


宮田の寄居


六郎兵衛屋敷


五郎屋敷
っていい加減にせんか。
ただでさえ城跡の写真なんて趣味がある人でも分かりにくいのに、今回の写真はいずれも、昔そこに城や館があった、ってだけで、史跡整備なんか何もなされてない場所。となればこんな写真見せられても、みんな反応に困るだけだろうが。ま、アレっすよ。これで俺は旧赤城村の城跡をコンプリートしたぜって記念カキコみたいなもんですよ(チラシの裏にでも書いとけよそんなん)

ま、今日の収穫は別にありましたしね。

この猫が可愛かったわ。逃げなかったし。
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山の襲撃者

2018年07月27日 20時47分51秒 | 日記
ぬたりは飽きっぽい性分なもので、よく見るサイトも結構移ろっており、ふと「そう言えば昔よく見てたなあ」と思い出すことがある。それこそ10年くらい前に見てたサイトなんか今また見ようとしてももうないのも結構あるな。
んで、ここ1年くらいすっかり訪問するのを忘れていたサイトがありましてね。その道では結構有名な廃道探索サイト「山さ行がねが」である。
こういうマイナーな趣味でも最近では結構本やムックが企画されるもので、最近ではサイト主催の平沼さんも本も3冊出してるし雑誌やムックへの掲載も多いし、なんならテレビ出演もたまにこなす。そうなるとどうしても無料での公開が少なくなるもので、昔に比べればページの更新も少なくなりつつあるので、少し足が遠のいていたのね。
ただ、更新が少なくなったとは申せ、今でも更新は続いているし、そもそも更新される情報があいかわらず抜群に面白い。これタダで公開して良いのかな? お金を取って文章にした方が良いんじゃないの? と思わせるだけのものはあり、久し振りに見たらまた一気に読み込んじゃいましたな。
それのみならず、思わず平沼さんの書かれた本を2冊ほどKindleでポチっちゃいましたわ。文中にQRコード表示して、現在地を分かりやすくスマホに表示できるとか、なかなかに面白い仕組みがしてある本でしたな。
で、この2冊に取り上げられた道に、我が群馬県は3件採用されるという厚遇っぷり。行こうと思えばかなり気楽に現地に行けるわけだ。
さて、この3件のうち碓氷峠の御巡啓道路の記事中に気になる記載を見つけた。この地域はヤマビルの発生地帯なので、ヤマビルが発生しない初冬の時期に探索した、とのこと。

え? あの辺りってヤマビルいるの?

父親が仕事中にやられたり、ぬたりも山の中に分け入ったりする経験があり、同じ群馬でも新潟県との県境あたりの地区が全国でも有数のヤマビル発生地帯であることはぬたりも認識していた。このため、ぬたりは該当地区の山に入るのを、まだ残雪も残る4月とし、アウトドアショップに行ってヤマビル忌避剤を買ってきたりしたくらいである。ちなみにぬたりが分け入った中之条町の四万温泉の奥、摩耶の滝に至る遊歩道(ぬたりは滝のさらに奥まで入ってます)の入り口には自由に使える食塩水のスプレー(多少効く)が常備されてたくらいだ。今でも置いてあるのかな?
ところが、碓氷峠近辺はとんと頭になかった。調べてみたら、なるほど確かに結構な発生地帯となっている模様。旧碓氷峠の歩道なんか、安中市が企画してる「安政遠足」あたりで使われてるから、そんな懸念は全くないもんだと思ってた。安政遠足は5月中旬開催だから、なるほどギリギリヤマビルの活動時期には早いのかもね。
で、だ。御巡啓道路や碓氷峠の歩道あたりは、ぬたりは別に行きたいと思っているわけでもなく、ヤマビルいるから行けない残念だ、と思うわけではない。それにあのあたりは比較的雪は少ないから、なんなら冬に行けば良い。

問題は、ぬたりは今まで何度かあの辺の山には立ち入ってるって事なのよね。ヤマビル対策を全くせずに。

今から思えば枯れ葉が多かった記憶があるので、たまたま晩秋の頃に行ったんだと思うがね。これならヤマビルはギリギリ活動してない。まあホント運がよかったって感じね。
碓氷峠は峠の名こそそこそこ有名だけれども、軽井沢が紹介される前は地味な峠で、街道沿いの城跡の数も比較的少なく、既にほとんど探索済みなので、今後あのあたりの山にむやみに立ち入る事がなさそうなのはまあよかったかな、と。ヤマビルにたかられてからでは遅いもんねえ。

ちなみにヤマビルがどんなもんか、とか噛まれるとどうなるかとかは、よほど知りたい方以外はググらない方が良いよ。気持ちの悪い軟体動物の写真か、足下が出血で真っ赤に染まった写真を見せられることになるからね。ヤマビルの傷は血が止まらないんだよね。靴下なんか全部真っ赤に染まるくらいに。
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今、自動車雑誌とか驚くほどつまんないよ(意見には個人差があります)

2018年07月26日 21時17分48秒 | 日記
もはや過去の遺物的で、そらもちろん数が出るわけないわなあ。少ないニーズに向けて出来るだけ金をかけずにコツコツ売っていくしかないだろこの車、とぬたりが見ているホンダ・ジェイドについて、物知り顔の評論家が「2列目が2人掛けしか設定が無く、3人掛けがないから売れないのだ」とかとドヤ顔で語っている文章を見ちゃって頭を抱える。どうしてこう、日本の自動車評論家というのは車本体しか見られなくて、取り巻く状況とかマーケティングとかの分析が素人以下なんだろうかね。もうしばらく自動車雑誌とかそういう人の文章に金を払ってないが、こんなにも底が浅かったのかね?

そもそも、低車高ミニバンの元祖とも言えるオデッセイが大ヒットした理由は「普通車からの乗り換えに「心理的な」抵抗が少なかったから」に他ならない。当時ミニバンと言えばワンボックスで、いかにも特殊な車っぽい、というイメージが先行してて、みんなが積極的に選ぼうとはしてなかった。実際、そんなに座席があっても使わねえよ、という感じだったしね。だとすれば、居住性は犠牲になっても乗用車チックな低床ミニバンに利点はあった。
けれどもしょせんこれはイメージの問題でしかない。ワンボックスでもノアやステップワゴンは実は基本5ナンバーサイズで、取り回しは普通車とそんなに大差ない。視点が高いことは確かに違うが、乗ればすぐに慣れるし、なんなら運転しやすさで言えば視点が高い方が良い。また、室内高が高いってのは実は利点で、例えば赤ちゃんのおむつの交換を車の中で行おうとしたら、背の高いミニバンの方が断然やりやすい。前席と後席のウォークスルーも後部座席の子供がぐずりだしたら車外に出ずに後席にアクセスできる、など、実際ミニバンは利点の宝庫だったわけ。
それに気付かれてしまえば、そらみんな最初から普通のミニバンに乗る。トヨタならノア/ヴォクシー、日産ならセレナ、ホンダならステップワゴンだ。今や子育て中の母親がこの手の車乗ってても何の違和感もないでしょ。むしろスーパーの駐車場なんかでは若いお母さんが運転しているのをよく見かける。どうしてもこれだと大きいというならシエンタとフリードもある。これだけのラインナップが揃った中、天井が低くて使い勝手が悪く、しかも狭い(3列目は非人道的な狭さ)車に何の存在価値があるというのかね。精々、ミニバンは欲しいけど車高の高い車に「理由はないけど」どうしても乗りたくない、というニッチな層を狙って、あまりお金をかけずにコツコツ売る、そういう車だろう。後席が2席で3席仕様がないとか、そんな細かいことで売れないんじゃなくて、低車高ミニバンという車種そのものに今は居場所がない訳よ。そんなもん、メーカーもユーザーもみんな分かってる。でも低重心とか走りとか言うキーワードは自動車評論家がホント大好き。逆に言えばそういうものしか語れない訳よ。昔であればそういうのを語るのはかっこよかったし多くのフォロワーがいた。ただ、今となってはそういうの求める人は軒並み高齢化したし絶対数も減った。だからといって今更ミニバンの使って分かる便利さなんか語れないのよ彼らは。だからこういう「使い勝手悪いけれども走りをアピールする車」について書かざるを得ないわけさ。実際に売れるかどうかは別にしてな。ホント最近、自動車評論家の文章が「村社会の内文法」みたいになってて、あまりに一般層へ届かない内容になってるのはもったいないというか何というかなんだけどもね。イギリスの某3人組みたいに一般層へも訴えかけられる面白さがある人がいれば良いんだけども、あそこまでのタレント性はなかなか難しいよねえ。

それにしても、ぬたりとすればホンダの低車高ミニバンの末路がこんな感じなのは悲しみを禁じ得ないな。ジェイド自体、高車高化したオデッセイの受け皿とストリームのユーザー両取りもコンセプトにあった。サイズ的に、ストリームよりも大きくそれまでのオデッセイよりやや小さい。
で、似たような末路を辿った車が、ぬたりのかつての愛車で、しかも歴代の愛車の中では一番気に入ってるインテグラ。歴史は繰り返すのか、と言うしみがある。
当時のホンダのスポーツクーペはインテグラの上にプレリュードがあった。んで、どちらもモデル末期ともなると売り上げは惨憺たるもので、車種継続は危うい感じではあった。
そこで、プレリュードを生産中止にするかわりに、インテグラをモデルチェンジで少し大型化し、双方の中間くらいにしてユーザーを両取りしようと考えたわけだ。
結論から言えば「双方のユーザーから嫌われた」訳でね。インテグラ乗ってた人は「んなでかい車乗ってられるかよ」。プレリュード乗ってる人は「んな今更インテグラなんか乗れるかよ」という感じで。インテグラの最後のモデルなんて、ホント悲しいほど話題にならなかった。乗れば気持ちの良い車だったんだけどなあ(昔、試乗させてもらえたのね)。
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ああ荒城の夜半の月

2018年07月24日 21時00分55秒 | 日記
さてさて、本格的な城跡巡りを再開したぬたりである。いや、まだ正確にはリハビリ気分なんだけどね。まだ人跡未踏の山の中に突っ込む勇気はないわ。
ともかくそんなまだまだリハビリ気分と言うことで、登山道が整備されてる城跡にやってきました。

群馬県中之条町にある嵩山城(たけやまじょう)である。
目と鼻の先に大河ドラマ真田丸で名を売った岩櫃城があるのだが、性格とすると岩櫃城の出丸とも言うべき城。まあ、真田幸隆が岩櫃城に進出した際にこの城は城将もろとも攻め落とされて、以降は廃城になってますけどもね。だからドラマ「真田丸」あたりでも扱われようがない感じ。いやドラマ見てないんで扱われたかどうかは知らんが。
中之条町からはその山容がよく見えるし岩壁がそびえる見た目もなかなかな迫力。城が攻め落とされる際に亡くなった多くの人のために観音霊場も勧請され、地域でも霊山として信仰されている。このためちゃんとした登山道が設けられ入り口には道の駅まである。駐車場には困らないし手ぶらで行っても水分と食糧の補給もできる。歩く距離もそこそこあるという、怠けきった体のリハビリにはぴったりの城跡なわけさ。

で、結論から言えば、城跡として見所はあんまりなかった。真田家に対抗するために吾妻地区の最後ともなる大規模な攻城戦が行われたとは申せ、基本は岩櫃城の出城。厳しすぎる地形から、攻められた際に立て籠ることに特化した城だと思うな。

ここが本丸跡なんだが、広さは大したことない。ここだけでなくて、稜線部の平場はあまり広くない。これでは大規模な軍勢の籠城は難しいだろうな。

ぬたりは山頂ではなくて別のピークになる「子天狗」「中天狗」「不動岩」には登頂したんだけどね。いやはや、眺めは文句なしに良い。手元の本だとそのあたりも縄張りに入るらしいが、ピーク部は自然の岩場。だから城跡と言うよりも「城の一部(物見ってとこか)として使われていた場所」ってのが正解だと思う。このあたりに城を思わせる遺構は皆無だったし。
ちなみにこんなところ(これが不動岩。縄張りとしては西端になるみたい)のてっぺんにも立ったがね。ここが城跡と言われてもなあ。
さて、ぬたりが嵩山の山頂(そこも城跡らしいが)に行かなかったのは、山頂に至る登山道(鎖場含む)に団体さんがいる雰囲気だったので、混雑を避けたのと、靴擦れが起きていたので無理を避けたのが理由。靴擦れに関しては、どうやらまたモンベルに行ってちゃんとした靴下買わなきゃいけないって事なんだろうなあ。いや、靴買うときに結構な勢いで靴下も勧められたんだけどね、靴下ごとき、と軽く見てたわ。今度行って靴下買ってこよう。
それにしても、先に山頂に向かったであろうその団体さんは、山頂ルートの手前辺りの東屋近辺にリュックとか杖とかを置き去りにして山頂に向かっていたのは心底呆れたな。おまえら不用心にも程があるだろ。もってかれても知らねえぞ。それなりに人も登ってきてるぜここ。山にいるやつは案外手癖悪いのいるぜ。ぬたりも被害に遭いかけたことあるよマジで。

そんなこんなで本丸跡到達後は無理せず下山を始めたわけだが、靴擦れを意識してペースはかなりゆっくりで、しかもちょくちょく休憩を挟んだ。とある分かれ道があるところで荷物を下ろし、分かれ道の先の「弥勒穴」なるスポットの案内看板の脇にてアクエリアスをのんびり味わう。まあすれ違いとかも意識して少し広いとこで休んでたわけ。休むことしばし、下からおじさんが上がってきた。こんにちわー(登山道ではすれ違う人に挨拶しましょう)。
おじさんは地元の方だそうで、すぐ近くだし弥勒穴は見ておけば? と勧めてくれた。

言われて見てみたら、登山道から穴が見えたわ。
岩壁にあるけど回り込めば簡単に行けるよ、とはおじさんの弁。城跡巡りに来てるんだから正直興味はあんまりないんだが、せっかく勧めてもらったんだから見に行くことにした。見えてるし簡単らしいので。



おいおっさん。

これのどこが簡単なルートだと!?
はっきり岩場のへつり歩き。こういう場の鎖やロープに体重かけちゃいけない(手は添えるだけ)ってのは鉄則なんだが、多少は頼りにせざるを得なかったわ。田舎のおっさんの体力と常識を嘗めちゃいかんな。おかげで靴擦れがより重症化。足に力がかかったからなあ。


とまあ、概ね2時間半くらいのトレッキングになった訳だけれども、とりあえず体が鈍ってることと、熊谷で最高気温が40度越えた日に山行っちゃいけないな、というのはよく分かったわ。いやもうシャツがえらいことになったわ。40過ぎてんだし体力的にはやむを得ないもんもあるが、それにしてももう少し体力を何とかした方が良いわね。終わってみれば楽しかったけども、今後も城跡巡りは無理をしないでいこうと思った次第ですわ。
・・・狙ってる城跡の中では、ここが一番楽に登れそう、と言う意図で選んだ城跡でこの体たらくだ、ってのは、ひとまず無視しておこうかね。この先狙ってる大規模な城跡はこれよりきつそうなのばっかりなんだが・・・。
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駆け引きはほどほどに

2018年07月22日 21時49分20秒 | 日記
最初に言っておきたいんですが、今回のネタは文句言いたいわけでもマイナスの感情がわき起こってるわけでも無いですよ。ま、世の中の駆け引きってのはこういうもんだよねえ、という感じでしかないからね。

さてさて、お気楽に生き、ぐうたらに過ごすがモットーのぬたりではあるが、昨今仕事に関してはぐうたら度が正直ちょっと足らない。忙しい、と言いたいわけでは無く、夜勤ありの仕事で勤務が不規則、やってる仕事はやたら細かいことがあれやこれやとある、という感じで、人事評定で無能認定を頂戴しているぬたりがいるべき席じゃないよここ。まあ、忙しくってどうにもならない、って程の業務量は無いのがまだ救いではあるが、安い給料に見合った仕事を割り振って欲しいよなあ、というのは偽らざる本音。
となると気分転換をしたくなるのが人情というやつで、ぬたりは休みの日にスマホで中古車なんかをつらつらと見ていた。別に買いたいから見てるって訳でもなくて、スーパーカー世代のぬたりにとって車というのは見ているだけで癒やされるものなのよね。
で、とある中古車が目についた。結構古い車になるし、元々高い車じゃないので正直値段は大したことない。へー、この車出た時は欲しかったなあ。中古車の台数自体もうそんなにないんだなあ。まあ、確かにそんなに売れなかったもんなあ。今ならこの値段で買えるのか・・・。そんなことを思っていた。
と言うわけで思わず現車を見に来ちゃったぬたりがここに(おい)。売り場の中程に目指す車はあった。
事前に連絡はしておいたんだが、とりあえず来訪を受付に告げる。「うちはマクドナルドじゃねーんだからスマイルは有料なんだよ」とでも言いたげな受付のねーちゃんは内線をかけて、担当の男性が出てきた。鍵を渡され車のところに一緒に移動する。んでしばし拝見。

ところで、一緒に来たんだから営業トークできねえのかにーちゃん。

発言は一切なし。こちらが聞けば聞かれたことには答えるというスタンス。そらまあそういう接客方法があることはぬたりも知っているが、それでも見学しているぬたりの一挙一投足を間近で注目してるんだから、逆にいらんプレッシャーがかかるわ。
でまあ、正直に言えば車とすれば心に響くものではなかった。古い車だからそらピカピカの状態なんか求めるわけにはいかないが、それにしても内装はかなりの状態。タイヤに関してもヒビが入っている場所があり、正直このままの使用は考えられないレベル。検討するとなると安い中古車が大前提にはなるが、いくら何でもこれは、という感じ。また、店員のプレッシャーからも逃げたかったので、「ありがとうございました」と言って鍵を返す。今日はこんな感じですね。
「買わないんですか?」
久し振りの発言がこれだものなあ。いや、スーパーで大根買うのとは訳が違うので。今日の決断はどのみち無理です。
「実はこの車は明日ネットオークションに出す予定で、今日までなんですよね。」
あら? そうなの。うーん、それでも即決はできないよ。家族にも話してないんだし。中古車は出会いのものだから、そら即断が時に求められるのは分かるけど、今回はしょうがないね。

とまあ、そんなやりとりが数週間前あった。

で、その中古車、今どうなっているかというと今も同じ会社で販売しているのな。
しかもぬたりが行った翌日から値下げして。
結果論的な話をすれば、ネットオークションに出す話は嘘になってるし当日ぬたりが即決したら損をしたと言うことにもなる。
まあ好意的に推察をしてあげれば、ネットオークションに出そうと思ったら見に来た客がいたから、やっぱり今後も売ろう、いっそ値下げして攻めてみるかという気になった、というストーリーも考えられなくはない。いずれにしても中古車の値段というのはこういう感じで決まるので、それ自体にはぬたりはマイナスの感情はない。こんなんでいちいち目くじら立ててたら中古車選びなんかできないしな。
まあ、安くなったんだからいいんじゃないのかね? 誰か欲しい人はあの車買ってあげてくださいな。ぬたりは良い感じに冷却されたのでもうあそこのお店には行かないけど。
しかし、気分転換したいのは確かなんだよなあ。なんか良い方法ないもんかね? 最近は趣味系のものもほとんど手がついてないしなあ・・・。
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毎日たのしい

2018年07月18日 21時16分33秒 | 日記
ぬたりが現在絶賛オススメ中のマンガ「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい」であるが、Amazonのランキングにおいて、ペット部門1位を長い間維持するという大人気を博している。
・・・まあ、人気あるんだかないんだかよく分からないカテゴリーではあるがな。少なくとも上野動物園のシャンシャンの写真集には勝ってたぞ!(シャンシャンはペットじゃねーじゃんよ)
昨今はペットブーム、とみに猫ブームと呼ばれるだけあって、こういう猫を扱ったマンガが最近多いんだが、「犬と猫・・・」の先輩格とも言える猫マンガのヒット作がある。桜井海の「おじさまと猫」である。

前後して買ってきた。
とにかくまあこの「おじさまと猫」。ペット好きの皆様から「泣ける」と大好評。絵がかなり少女マンガちっくで見た目人を選ぶが、いやいや、これは良い作品である。
特に猫のふくまるが本当に良いキャラでね。始めての独りでの留守番時の描写は実に泣かせる。「寂しいにゃぁああ」とか「ここはふくまるのおうち。パパさんの帰ってくるおうちにゃん」などとけなげにおじさまの帰りを待つ姿と、おじさまの帰宅時にきちんと玄関で待っているふくまるの姿に、世の多くの猫飼いが涙し、うちのにゃんこもきっと寂しいに違いない! と、しばらくは帰りが駆け足になってしまったとか何とか言ったりしますがね。

まあ、みんなの家の猫は寂しがったりしてないんですけどね(おい)

確かに主人が帰って来た時、にゃーにゃーと玄関で待ち受ける猫は多い。かく言うぬたりんちの猫も、帰った時は玄関でにゃーにゃー鳴いて、すりすりしてくる。さも「寂しくてずっと待ってたよ」とでも言わんばかりに。
だが、ぬたりんちには安物とは言えウェブカメラが設置されているのだ。留守中の猫の行動など手に取るように分かる。簡単に言えば、奴らはとにかく寝ている。猫の心の中は完全には分からないが、別に寂しがっているそぶりは見せないもんである。
もちろん全く寂しさを感じていないことはないだろうが(そう願いたい)、人がいなければいないで寂しさを紛らわせる術はあるもんで、普段鍵が閉まっている部屋が開いていたりすると、人がいない間に探索が捗るもんでな。つーかホント、普段トイレには鍵をかけてるのにたまに忘れると必ず突入してるあの嗅覚の鋭さは一体何なんだか。トイレットペーパー何本駄目にしたことか。
そしてあとはたまに餌を食って、寝てる。家の外で車の音がすると起きて、伸びを一発。その後に玄関前に移動しにゃーにゃー鳴き始める。この間たった10秒程度。これでさも「ずっとここで寂しくて待ってたよ」感が出せるんだから、ホントあいつら演技うまいぞ。10秒前までは寝てたくせにな。騙されちゃいかん、というのは頭では分かっているんだけどなあ・・・。

ともあれ、「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい」と「おじさまと猫」はホントオススメ。ペットがどうこうではなく、どいつもこいつもキャラが立ってるので、純粋にマンガとして面白い。是非お試しあれ。
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マイナー+マイナー=やっぱりマイナー

2018年07月16日 20時11分49秒 | 日記
城跡巡りというのはマイナーな趣味である。
ネタにする度に言っているが、歴史的価値のある城跡なんかそうそう数はなく、遺跡整備という点から言えば歩道があるとかの見学体制が整っている城跡は圧倒的に数は少ない。
で、そんな前置きで、本日はこの猛暑の中、とある城跡にやってきた。

まあ、案内看板に城跡砦跡なんて言葉出てませんが、ここ、一応砦跡らしいのでね。
で、ここ看板にあるように富岡市指定史跡でしてね。そんな事前情報があったから、見学もしやすかろうなあ、という読みがあった。

実際こんな感じで案内看板があった。結果から言えば実際砦跡まで歩道はあったんだけども、この看板から視線を右に向けると

早速分かれ道だもんなあ。どっち行っていいか分かんないぜこれ。ちなみに正解は右側の未舗装な方。でしばらく進むとまた分かれ道があったりする。

もちろんここにも案内なんかない。ちなみに正解は踏み跡が不鮮明な右。

倒木とかもあるしね。

こんな感じに整備されてる風な場所もあるんだけどね。ほとんどがここで良いんかよ? とツッコみたくなるような歩道でしたわ。
まあ、これは「市の遺跡管理がなってない」とは一概に言えない部分はあって、山に分け入る趣味を持つ人間にとって、実は今の季節は探索を控えた方が良いってのは常識。雑草がとにかく探索の邪魔になるので、この時期に遊歩道が歩きにくいと文句言うのは、夏暑いのは気象庁の所為だというのと大差ない話なんでな。それでも多くの人が来れば踏まれて雑草は生えないんだけども、たとえ城跡かつ古墳という、城跡マニアも古墳マニアもどっちも千客万来、な遺跡であっても、しょせん城跡も古墳もマイナーに過ぎる趣味ってことですわねえ。

だからまあ、こんな草むらに突っ込むくらいの覚悟がないと城跡趣味なんかやってられねえってことですよ。市の指定遺跡に至る歩道よこれ。
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またこの季節が やってくる

2018年07月12日 20時16分05秒 | 日記


群馬じゃラピュタが中に入ってそうなこのくらいの積乱雲はこの季節当たり前なんだけれども、見る度に、
「空からシータが降ってこねえかなあ?」
というつぶやきが止められない今日この頃。
尤もアラフォーぬたりにとっては、今更シータが降ってこられても、それはボーイミーツガールではなくただの養女じゃね? というセルフツッコミも誘発するのだが。年齢的にはドーラや将軍に近いぜぬたりは。

ちなみに親方あたりは、娘(「パズーだお、ぱずーがかえってきたよ」)の年齢を考えれば、多分ぬたりより年下だよ・・・。
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