紫紺のやかた

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なぎさホテル山のホテル(旧軽井沢ヴィラ)

2021-10-06 11:27:07 | 回想


 逗子の郷土史家で中学3年の時の担任だったK先生が100歳で10月1日に亡くなってから早いもので七回忌を迎えた。亡くなる直前まで講演をされていたほど元気だったので同窓会も長く続きこの面感謝している。
 卒業して20年程して逗子海岸に面した「なぎさホテル」で同窓会を行ったことが記憶に残っている。2階に海に突き出た明るい部屋があり大正時代の木造建築様式で湘南のホテルのイメージが色濃く残っていた。



 確かこの前後の時期にパンフレットで軽井沢に直営の山のホテル(旧軽井沢ヴィラ)があると知り夏の休暇に家族で泊まりに行ったことがある。
 山のホテルには「逗子なぎさホテル」の看板もあり、赤い木造建築で部屋のベッドの上の壁にはドガの踊り子の絵が掛けられ、観音開きの窓からは広い芝生の庭が見渡せた。同ホテルは六本木にテンプラ店フソーを直営で持っていたがここへは行っていない。逗子の「なぎさホテル」は解体されて久しいが今でも昔の写真がインターネットで見ることが出来る。しかし軽井沢の「なぎさホテル山のホテル(旧軽井沢ヴィラ)」は写真でお目にかかれない。既に喜寿も過ぎ、やはりいつか話題になった際のため写真を投稿して残しておいた方が良いかなと思った次第です。

 
                                                               








 なお2017年11月20日(月)に「軽井沢文学散歩2なぎさホテル kumariさんの日記 - 趣味人倶楽部」にこの「なぎさホテル山のホテル」の記載があり伊集院静さんとの縁に触れ、昭和55年に営業を止めいつの間にか著名な米国の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの建築であった建物も解体され跡地は現在万平ホテルの駐車場になっていると記載されていました。また明大文学部小川和佑ゼミのブログ「軽井沢文学散歩〔2〕ささやきの小径~旧サナトリウム」に昭和61年当時の写真と建物の経緯が記されていました。
 従って泊ったのは営業停止2年程まえの貴重な時期でした。(yoo)