カレンダーの一週間を見ていた時、ポツンと「十三夜」という書き込みが目についた。少しお月さんの事を知りたかった。
太陽太陰暦で、《十五夜》(旧暦8月15日)10月1日 別名:「中秋の名月」又は「芋名月」という。尚、《十三夜》(旧暦9月13日)10月29日で少し欠けた月は「豆名月」or「栗名月」とも呼ばれている。尚、この二つの月で《十五夜月》は「前の月」、《十三夜の月》を「後の月」と言い、二つの月を合わせて「二夜の月」と呼ぶこともあるそうだ。ここで一方のみの月を「お月見」するのは片見月と言って縁起があまりよろしくない謂れもあるそうだ。残念ながら《十五夜の月》を見過ごしてしまった。しかし、記念すべき十三夜が近ずいていたので一週間10月25日から10月31日迄の月の形の移動を追ってみた。最後の10月31日が満月の日であったので「二見月」と称して自分なりに納得したいと思った。
10・25 九夜月(小潮)月齢8.3 10・26 十夜月(小潮)月齢9.3
10・27 (曇り)宵月 月齢10.3 この日は雲り空のため月は撮影できず。
昼間ヒヨドリが庭先に群れをなし、さえずっていたのでシャッターを押した。
10/29 十三夜(中潮)月齢12.3 10・31「満月」(大潮)月齢14.3
「十三夜の月見」謂れについて
宇田法皇が九十三夜の月を愛で「無双」と賞したことからか?
醍醐天王の時代(延喜十九年:西暦919年)開かれた観月の宴が風習化したものか? 等の風習が現在もなお続いている。
自然の作り出すものは、決して人間の作ることのできない実に崇高なものだと思う。しかし、その美しさ尊さをどのように受け止めるかは、その人の持つ感性なのであろう。その様な感性を私も大事にしていきたい。
これらの資料は「歴と天文の雑学」を参考にした。
(ysa)