紫紺のやかた

紫紺のやかた

喫煙者から受動喫煙者になって22年今思う事!(その6)

2023-03-31 21:37:34 | 日記
  たばこは良くないので、禁煙を3度試みたが、2~3か月で3度共失敗した。
強固な意志が無い私には、飲み屋での仲間がたばこを吸う場合や、食後の一服が我慢できず、たばこに火をつけていた。
 何故、現在吸っていないかと言うと、50歳の頃風邪をひいて、喉が痛くてたばこが吸えない状態になり、それが禁煙家(受動喫煙家)になった理由である。風邪をひいて本当に良かったと思う。やはり、禁煙を意識してやると長続きしないものだと痛感した。
 たばこをやめてから、妻から私に『あなたは、まだたばこを吸っている。』と言われた。『なぜそんなことを言うのか?』と聞いたら、『就寝中に右手で、たばこを吸っている仕草をしていたよ。』 と言われた。漫画チックな話になりましたが、まだたばこに未練があったのかと思った。 
 たばこをやめたことをすっかり忘れていて、パチンコ屋、麻雀荘に入った時、たばこの煙にむせて、すぐ出てきたことがあった。おばかな私が懐かしい。麻雀荘に入る時は(4n+α)人なので、私が抜けても場は成立した。
 今でも、食後のたばこや、飲んだ時のたばこは、さぞかしうまいと思う気持ちもあるが、健康のことを考えると二度とたばこを吸う気持ちにはなれない。
 一説によると、喫煙期間と同じ時間が経過しないと肺の中のニコチンタールは消えないらしい。
 私の場合、20歳から50歳まで、喫煙したので、80歳になると肺がきれいになることになる。
 しかし、喫煙が原因で、肺気腫になり肺がんになる可能性があるが、肺気腫の手前が、痰が出る症状のようだ。
 妻の伯父が肺気腫で、外出時も酸素ボンベのキャリーを引いて酸素を吸っていた。 皆様も、外出時にそういう方を見かけることがあると思いますが、大変ご苦労されて大変だと思う。
 今まで、世の人たちにたばこでご迷惑をおかけしたお詫びのつもりで、家の周りの道路に捨てられたたばこの吸い殻を燃えるごみだしの日に、拾って廃棄している。この吸いがらは、サラリーマンが通勤の生き帰りの歩行喫煙をして、吸い殻を捨てているものと思われる。中には、携帯の灰皿を持ち、道路を汚さないよう気づかいのある愛煙家もいる。
 路上に放置されたたばこの吸い殻の回収は、現役最後の東京大森の職場のビルの周辺をボランティアで清掃作業をした経験があったので思いついた。
 以前投稿したブログ『第4回 文芸社十人十色大賞に応募しました。』で、『営業とは酒を飲むことと見つけたり。』と書きましたが、たばこはその補助的なものだったのかと思う。
 今も昔もたばこ事情は変わっていないが、確実に愛煙家が減っているのは、人生百年時代を迎えるにあたり、マッチしている動きかと感じる今日この頃である。                以上  tko

喫煙者から受動喫煙者になって22年今思う事! (その5)退社後のたばこ

2023-03-31 11:13:15 | 日記
 会社の帰りに飲み屋で仲間と飲んだ後、下りの東海道線東京発のボックスシートで、プラットフォームの売店で缶ビール、ワンカップ清酒とピーナッツやイカの燻製など乾きもののつまみを買い込んで、左手でたばこを吸い、右手で酒を飲みながら帰った。小田原まで帰る先輩がいて、到着まで2時間半くらいの長旅だった。今なら新幹線で東京から京都まで行ける時間を乗車していた。朝寝坊するとパジャマを着たままその上からスーツを着てくるなどユニークな先輩だった。横浜駅到着前にアルコールがなくなるので、横浜駅で下車する仲間にプラットフォームの売店でアルコールとつまみを買ってきもらい、車窓から差し入れてもらった。
 当時のつまみは、現在、駅売店で販売されている乾きもののつまみはおひとり様用の量だが、当時は、3~4人で食べるくらいの量があり、とても1人で食べきれるものでなく、金額も安くなく、1人飲みの時では買わないで、アルコールだけ飲んでいる人が多かった。私も2~3人でも多かったので、同じボックスシートの一人飲みの人に乾きもののつまみを差し上げたら、たいそう喜んでくれて、見知ら同志だがしばし談笑した。もちろんたばこを切らしている時は、たばこのやりとりも行った。つまみの大きさ(分量)を考慮すれば販売量が増大するなど、官営から民営になるマーケッティングが上手になったのか、あるいはおつまみのメーカが考えたのかわからないが、吞兵衛のユーザとしても嬉しいことであった、
 複数人でたばこを吸っていると煙がかなりでるので、窓の上の方を開けて、煙を車両の外に出していた。これと同様に、小さな支店の長になった頃、事務所では窓側に机が設置されていて、たばこを吸っていた。
 話は脱線して会社での話に戻って恐縮ですが、部下たちよりたばこの煙のクレームが出ないように窓を開けて、たばこの煙を外に逃がしていた。窓開けは、春夏秋は良いが寒い冬はさすが問題になったので、喫煙コーナを作ってもらった。そこには、冷蔵庫もあり、ビール、日本酒、コーヒー焼酎、つまみをいれており、就業後もたばこを吸いながら、盃を重ねていた。
 ここであまり知られていないコーヒー焼酎の説明をします。簡単に言うと焼酎のコーヒーわりです。作り方は、焼酎のでかボトルの底に3cmほど、コーヒーの豆を入れて、10日間くらいつけておくと、コーヒの茶色に染まったら完成です。豆は取り出して廃棄します。夏場は、アイスコーヒー風になるので、自分の机でたばこをふかしながら、飲んでいました。販売会社の営業マンは夕方になるとそれを目当てにしてくるものがいた。終業後は、もちろん事務所近くの八重洲仲通りの飲み屋に直行していた。行きつけの店は、Sゼミの教授のご指定の店で、OB連もよく通っていた。みんな学生時代からのお世話になり、就職が決まった際には、文系19人の入社決定者を大学の就職課のN課長、S課長代理、入社した会社のS人事課長にお祝いをして頂いたことがあった。まさに夜の産学連携で、一つ後輩のメンバーもお祝い会をした。
 ここ3年の間のコロナの影響でその店は廃業に追い込まれたのが悔やまれてならない。ゼミの先輩方とその店でお会いできなくなってしまった。
 話を喫煙ルームに戻しますが、その場でプライベートな話もするが、やはり仕事の話が大半で営業活動をする上での昼間の会議より重要な場であった。  
  酒とたばこは、切っても切れない仲だったが、よくたばこを吸わない生活に入り、それに慣れてしまったのも自分として、不思議な感じがする。
 話が会社の話に戻ってしまいまして、ちょっと困惑されたかも知れません。
 次回(その6)は、最終回を投稿します。
                          以上  tko

喫煙者から受動喫煙者になって22年今思う事! (その4)社内でのたばこ

2023-03-29 23:08:19 | 日記
さて、入社してからのたばことの付合いは、どうだったのか回想してみた。
 朝、出社して、ラジオ体操と朝礼を終えて、事務机前のイスに着席し、書類に目を通しているうちに、庶務の事務員の方に出していただいた日本茶を飲みながらたばこに火をつけて、仕事を始めていた。
 当時、庶務の事務員の方が朝の机拭きとお茶出しは当たり前の世界であったが、今思うと隔世の感がある。
 たばこを吸わない事務員の方がたばこの匂い、煙を嫌っていることなど気が付いていなかった。本当に迷惑をかけていたと受動喫煙者となった私は、申し訳なかったと思うが、もう謝罪しようがない。それから、髪の毛にたばこの匂いがしみついたこともたばこを吸うもの全員が無頓着だったことも、今反省してもどうしようもないことだ。
   事務机の上には、書類が置かれていて、たばこの吸い殻が落ちたり、それが元で書類がこげたり、最悪穴があいたりして、困った経験が何度かあった。もちろん上司のお叱りを免れることはなかった。
 入社3年目の私は、先輩3名と同じ係であったが、私を含めて4人全員がどういう訳かわからないがハイライトを吸っていた。当時のたばこで、辛め過ぎるショートピース、ロングピースを避けて、セブンスターのような軽めでは物足りないので、その中間的なハイライトの辛さが丁度体に合っていたのかも知れない。価格も通常20本入りのたばこは1箱100円以上だったが、ハイライトは80円で手ごろな価格であったことも選択理由の一つであった。机の上には共同で使う深さ10cmくらいの立方体の灰皿が置かれており、みんなたばこを吸いだすと瞬く間に吸い殻でいっぱいになってしまうのが、午前中の光景であった。一番年下の私が、吸い殻を捨てに行くのが、日課になっていた。
営業で外出中の道すがらの歩きたばこは、通常の街の光景で,歩道は、ポイ捨ての吸い殻が散乱していた。へんてこな理屈だが、その為に清掃の雇用機会の創出に貢献しているので、大いにたばこを吸うべきだとうそぶく上司もいた。
  しかしながら、道路を汚していることは悪いことではないと思っている輩が多かった。
 今、道端にたばこの吸い殻が捨ててあると、汚く嫌な気持ちになってしまう。又、においを感ずるのもいやになってしまう。当時、実母から、たばこは『一害あって、百利なし。』口酸っぱく言われていたが、食後の一服や酒場でのたばこ、社内関係者やお客様とのコミュニケーションツールに最適なものと考えていた。健康を害するものと『わかっちゃいるけどやめられない。』何かどこかで聞いた歌謡曲の一節を思い出す方も多いかと思う。当時、コミュニケーションを円滑に行えることと、ストレス発散のものでもあったのでやめられなかった。
 今、バリバリの現役世代がたばこを吸っているのを見るとやめた方が良いと思うが、ご本人にとってはどうしてもやめられない事情があるのかなと推察している。
   メリットもあるが、大失敗の事件もあった。 OA機器の販売を行っていた時期があり、関八州のエリアを担当していて、長野市でOA機器の展示会を行った時のことである。打ち上げで、大酒を飲みホテルのベッドで寝たばこをして、たばこの火でベッドをこがし、小さな穴まで開けてしまった。チェックアウトの際、フロントで不祥事の申告と謝罪をした。フロントの方から、私の無事に安堵した上に、正直に申告したこともあり、損害賠償請求をしないと言われ、平身低頭あやまり、以後、ベッドでたばこを吸わないことを誓ってホテルを後にした。
  自分で生命の危険を招いていたかとぞっとする。
 コミュニケーションの円滑化に役立つと言いましたが、その中でも、相手との会話中に間を取るのにたばこは有効だったと思っている。
 英会話で、『well』と言って間をとるが、それと同じかと思う。
私は、営業職だったので、顧客訪問時や来客対応時に顧客がたばこに火をつけるのを待ち、その後に私もたばこに火をつけた。顧客より先に、決して先にたばこを吸うなと教育されていた。
 又、たばこを吸う際に、顧客がたばこを出すのを見て、火をつけて差し上げるのも、営業マンの心得だと先輩や上司から教えてもらった。
                 以上 tko

一人静がいつの間にか咲いていました

2023-03-29 15:26:12 | 日記
 庭の半日日影の場所で今年もいつの間にか野草の一人静(ひとりしずか)が咲いていた。この花はもう20年程前に確か大楠山ハイキングをした際に阿部倉温泉近くの枯れ葉が積った山中で見つけて持ち帰った野草です。




 今は山から野草を持ち帰ることは禁じられていますが、昔は山に入って山菜取りや野草も沢山生えている中から僅か持ち帰るのはそれほど厳しくなかったと思います。腰が曲がって樹木観察程度の散歩に限定されていますが、散歩途中に見た花の種などは野草を枯らすことも無いので持ち帰って庭に埋めておくことはあります。持ち帰った一人静を鉢ではなく地面に植えたので場所の条件が良かったのか毎年10本程の茎に茎の数だけ花を見て来ました。近くに鉢物の姫擬宝珠の葉も顔を出していますがこの時期一斉に野草や木の芽吹きを感じます。「木の芽時(このめどき)」「木の芽雨(このめあめ)」「木の芽風(このめかぜ)」の言葉もあります。

 一人靜は短い茎の頭に最初4枚の葉に包まれて白い花を付けているだけなので他の草の中では気付く人はまずいません。やや茎も長く葉や二本の花も長い二人靜(ふたりしずか)とは趣が異なり、なにかつつましい感じのする花です。「静」からやはり静御前を連想しますが、源頼朝の前で「しづやしづ しずのおだまきくりかえし むかしをいまに なすよしもがな」という歌で舞った静御前。そしてysoさんが昨年暮れから今年初めにかけて10年前の鎌倉まつり「静の舞」を舞った花柳花鈴人さんの写真と記事を投稿されていたことも頭をよぎります。花鈴人さんの舞の後輩だった逗子在住の漫画家のブログに花鈴人さんの記事があったことを偶然見つけたこともあり印象に強く残っています。(yoo)
                                                                        
 



喫煙者から受動喫煙者になって22年今思う事!』(その3)

2023-03-28 15:11:15 | 本学
  その2で書き忘れたことがあった。それは、当時の駿台校舎本館の1階の就職課で、N課長、S課長代理他の課員の方々の就職相談をしていただいた。        概ね、ゼミ単位での相談がほとんどあったと記憶している。夕方5時過ぎになると、就職課の方々と一緒に、よく薬缶で日本酒の熱燗を飲みながら、たばこを吸って就職相談の延長戦をやっていた。この時間帯の方が中身の濃い相談だったと思う。就職課にはおちょこなんてものは、無かったので、湯飲み茶わんで杯を重ねていた。何をしゃべったのか全く覚えていないが、たばこを吸いながら熱燗が飲めるのは金のない学生には大変ありがたかった。ご馳走になった日本酒はOB、OGの方々からの差し入れられたものであったことを就職課の方々からお伺いした。歴史は繰り返すものなので、順番に日本酒の差し入れをするものだということを体が覚えていたのかも知れない。その感謝の気持で、入社後も大手町の事務所から30分位で行けた就職課に日本酒と乾きもののつまみを差し入れに行った。行くと、ゼミの後輩がたむろしていて、会社でのことや入社試験のことを偉そうに自慢げに話をしてやった。
 本稿を読まれた方々の中には、就職課の日本酒を御馳走になった方がいらしたら、思い出話をお聞かせいただければと思います。
             以上  tko