たばこは良くないので、禁煙を3度試みたが、2~3か月で3度共失敗した。
強固な意志が無い私には、飲み屋での仲間がたばこを吸う場合や、食後の一服が我慢できず、たばこに火をつけていた。
何故、現在吸っていないかと言うと、50歳の頃風邪をひいて、喉が痛くてたばこが吸えない状態になり、それが禁煙家(受動喫煙家)になった理由である。風邪をひいて本当に良かったと思う。やはり、禁煙を意識してやると長続きしないものだと痛感した。
たばこをやめてから、妻から私に『あなたは、まだたばこを吸っている。』と言われた。『なぜそんなことを言うのか?』と聞いたら、『就寝中に右手で、たばこを吸っている仕草をしていたよ。』 と言われた。漫画チックな話になりましたが、まだたばこに未練があったのかと思った。
たばこをやめたことをすっかり忘れていて、パチンコ屋、麻雀荘に入った時、たばこの煙にむせて、すぐ出てきたことがあった。おばかな私が懐かしい。麻雀荘に入る時は(4n+α)人なので、私が抜けても場は成立した。
今でも、食後のたばこや、飲んだ時のたばこは、さぞかしうまいと思う気持ちもあるが、健康のことを考えると二度とたばこを吸う気持ちにはなれない。
一説によると、喫煙期間と同じ時間が経過しないと肺の中のニコチンタールは消えないらしい。
私の場合、20歳から50歳まで、喫煙したので、80歳になると肺がきれいになることになる。
しかし、喫煙が原因で、肺気腫になり肺がんになる可能性があるが、肺気腫の手前が、痰が出る症状のようだ。
妻の伯父が肺気腫で、外出時も酸素ボンベのキャリーを引いて酸素を吸っていた。 皆様も、外出時にそういう方を見かけることがあると思いますが、大変ご苦労されて大変だと思う。
今まで、世の人たちにたばこでご迷惑をおかけしたお詫びのつもりで、家の周りの道路に捨てられたたばこの吸い殻を燃えるごみだしの日に、拾って廃棄している。この吸いがらは、サラリーマンが通勤の生き帰りの歩行喫煙をして、吸い殻を捨てているものと思われる。中には、携帯の灰皿を持ち、道路を汚さないよう気づかいのある愛煙家もいる。
路上に放置されたたばこの吸い殻の回収は、現役最後の東京大森の職場のビルの周辺をボランティアで清掃作業をした経験があったので思いついた。
以前投稿したブログ『第4回 文芸社十人十色大賞に応募しました。』で、『営業とは酒を飲むことと見つけたり。』と書きましたが、たばこはその補助的なものだったのかと思う。
今も昔もたばこ事情は変わっていないが、確実に愛煙家が減っているのは、人生百年時代を迎えるにあたり、マッチしている動きかと感じる今日この頃である。 以上 tko