ケーブルカーに乗って御岳山へ

　さて、その目的とは一体・・・？？？
　(1)

　御岳登山鉄道ケ－ブルカーの滝本駅で、標高は407.4ｍあります。
　ここからケーブルカー「日出」号で高低差423.4ｍを一気に登り、標高830.8ｍの御岳山駅を目指します。
　この時期に行くからには、目的はわかる人にはわかると思います（笑）


　(2)

　生粋の鉄道ファンである私は最前列に陣取ります。
　この付近の軌道の斜度は約22度程度だと思われますが、なかなかの急斜面が前方に続いています。


　(3)

　ケーブルはこれ一本ですが、万が一切れても大丈夫です。
　緊急ブレーキが作動して、ケーブルカーは安全に停止する構造になっています。
　そもそも「切れたら・・・」なんて考えたら、こういった乗り物には乗れませんよね～（笑）
　そういった人は、多分飛行機には乗れないでしょうなぁ。


　(4)

　いよいよ出発ですが、実はこれは運転席ではなく車掌席なんですよ。
　ケーブルカーは山頂で運転の管理をしますので、実は車内には運転席がないのです。
　じゃあ、この人は一体何をしているのかというと、車掌業務が基本なのであります。
　つまり、ドアの開け閉めと出発の合図、そして周辺の観光案内をするのがお仕事です。


　(5)

　このケーブルカーの最大斜度25度の地点にやってきました。
　広角レンズで撮影していますから、あまり斜度に関する実感は湧かないとは思いますが・・・


　(6)

　中間地点で上りと下りの交換が行われ、下りの「青空」号とすれ違います。
　しかし、いつもここで気になることがあります。
　レールのポイントが不思議な構造で、「よく、これで左右に分かれるものだな？」と・・・


　(7)

　終点の御岳山駅に到着しました。
　振り返ると結構な斜度があることに気づきますね。
　　


　(8)

　駅舎を出て左側（画面では右方向）へ行くと「武蔵御嶽神社」があります。
　大抵の方はそちらへ行くのですが、私は脇目も振らずに逆方向へと足を進めます。


　(9)

　はい、随分と引き伸ばしてしまいましたが、目的はレンゲショウマを見ることにあったのでした。
　日本一のレンゲショウマ群生地と言われている御岳山は、第11回レンゲショウマまつりの開催中でありました。
　因みに、こちらがメインの入り口で階段は緩やかですが、こちらの方が体力を消耗します（笑）


　(10)

　私のオススメルートは、先ほどの地点よりさらに奥へ緩やかな坂道を登ったここにあります。
　階段は急ですが、すぐにレンゲショウマが咲いているポイントに着きます。
　それに、この程度の階段だったら息も上がらないことでしょう。
　この階段が体力的にきついと思ったら、相当な運動不足ですゾ！


　(11)

　これがお目当てのレンゲショウマです。
　レンゲショウマはキンポウゲ科の多年草で、細長い花茎を伸ばして３～４cmの下向きの可憐な花を咲かせます。
　花を下から見上げるとハス（蓮）の花に、また、葉がサラシナショウマ（晒菜升麻）に似ていることから名がつきました。


　(12)

　そうこうしているうちに太陽も雲に姿を隠してしまい、そろそろ撤収の時間と相成りました。
　今度は「青空」号に乗って滝本駅まで下ります。



　(13)

　カメラや携帯で撮影した画像を係員に見せると景品が貰えるとのことでした。
　改札口を出て画像を見せたら、このような何ともおおらかなポストカードをいただきました。
　レンゲショウマが咲き、モモンガや小鳥、ハチなどが飛んでいる楽しくなるイラストですね。

　ちなみに、滝本駅の駐車場は一日1,000円で、ケーブルカーの往復料金は大人が1,090円です。
　因みに、SuicaやPasmoも使えますが、往復割引料金は適用されませんのでご注意ください。
　公共交通機関は、JR青梅線御嵩駅からバス（片道270円）を利用して滝本駅まで来ます。

　
　ところで、今日(8/28)から明日(8/29)にかけて２４時間テレビ３３「愛は地球を救う」が放映されます。
　そのこと自体はともかく、例のマラソンではチャリティーランナーとしてはるな愛さんが走ります。
　毎年のことながら、この有り得ないくらいの猛暑の中をですよ！

　私は前々から健康面に問題があるこのマラソンには賛成しない立場をとっています。
　萩本欽一さんが走った時も「何事もありませんように！」と祈ったものです。
　もしも命にかかわるような事態が起きたら、一体誰がどのような責任をとるのでしょうか。

　いや、責任問題では済まされないと思います。
　このマラソンを別の形に置き換えないと、いつか取り返しがつかないことが起きるような気がしてなりません。
　とにかく、はるな愛さんの身に何事も起こらないことをお祈りしたいものですね。