Digital Photo Gallery by ZEISS Ⅱ

四季折々の表情を見せる写真を公開します。

フウセンカズラ

2009年08月28日 | 
自作ソフトフォーカスレンズ対SFEFレンズ
(1)

まぁ、手作りのソフトフォーカスレンズといっても、大変チャチな造りのものです。
キャノン純正のものと対決するのはちと烏滸がましいかも・・・(笑)

焦点距離も開放値も不明で、絞り優先AEで撮影しています。
レンズ構成が単玉ですから、太陽光がないと相当厳しい描写となってしまうのも難点です。
でも、いかがですか?結構いけてるでしょう???

撮影地:埼玉県和光市「自宅付近」(共通)
撮影機材:キャノンEOS20D 自作ソフトフォーカスレンズ
撮影データ:ISO100 f値不明AE(SS1/1600秒) 0.0EV ?㎜
撮影年月日:2005年8月4日



(2)

やはり、純正のソフトフォーカスレンズの方は写りもバッチgoo!ですね。
最初から結果は分っていたんですけれど・・・(笑)
ピントの心を残しつつもソフトに仕上がるのが特長です。

撮影機材:キャノンEOS20D SFEF135㎜ f/2.8+エクステンションチューブEF25
撮影データ:ISO100 f4.0AE(SS1/320秒) 0.0EV 135㎜(216㎜相当・ソフト目盛2)



(3)

フウセンカズラの花はとても小さく、ほんの5㎜程度しかありません。
その小さな花が、やがて風船状に大きく膨らんで果実となります。
フウセンカズラとは言い得て妙なネーミングですね。

撮影機材:キャノンEOS20D TAMRON SPAF90㎜ f/2.8MACRO 1:1
撮影データ:ISO100 f5.0AE(SS1/60秒) +0.7EV 90㎜(144㎜相当)



(4)

その小さな花にヤマトシジミがちょこんと止まって吸密をしていました。
こういった場合は、大きな動きさえしなければ結構近寄って撮影することができます。

撮影機材:キャノンEOS20D SFEF135㎜ f/2.8+エクステンションチューブEF25
撮影データ:ISO100 f4.0AE(SS1/125秒) +1.0EV 135㎜(216㎜相当・ソフト目盛2)



(5)

フウセンカズラはムクロジ科の植物で、花よりも風船状の果実を鑑賞するために栽培されます。
よく茂ったときはとてもに涼しげで、グリーンカーテンにも使われます。
白っぽいハート形の種子の部分を、サルの顔に見立てて遊ぶこともあるそうです。

撮影機材:キャノンEOS20D 自作ソフトフォーカスレンズ
撮影データ:ISO100 f値不明AE(SS1/320秒) +1.7EV ?㎜



《追記》


これが件の「自作ソフトフォーカスレンズ」(接写専用)です。
画面のものはペンタックス用ですが、それはご愛敬!(笑)

作りは簡単で、ボディキャップに穴を開けて、そこにHAKUBAの10×ルーペを埋め込んだだけのものです。
勿論、ヘリコイドや絞りはありません。
ボディに装着して、カメラごと自分で動いてピントを合わせます。

単玉ですし、マルチコーティングも施していないため、収差の嵐でソフト効果が生み出されるんですね。
今度はこれを逆付けすると面白いかな?と思っています。
でもなぁ、ボディキャップに穴を開けるのがちと面倒でしてね・・・