今日も、社長の長い話をきかされてトホホな蛇口屋でした。
本日の仕事は、今まで仕事をいただいたお客さん。札幌、江別、北広島、千歳、岩見沢、恵庭、栗山、栗沢、南幌、小樽と、全ての地図を製作して、春になったら、その地図を使って営業するんだそうです。
ゼンリンの地図から縮小コピー取って、切って貼り付けて、区画に分けて切って、またそれをコピーするっていう作業を繰り返していました。
蛇口屋、こういう作業は決して嫌いでは無いんですが、なんせ、無駄な事が嫌いなんで、こんな事をして一体何になるのかなあ、となるべく考えないようにしながら、作業していると、社長が蛇口屋に問いかけてきます。
「こういう地道な作業は、パソコンじゃあ出来ないんだぞ、人の手がないとな」なんて言って、この人の頭の中ではパソコンってどんな装置になっているのだろう? とほとほと疲れ切ってしまいました。今はゼンリンの地図くらい、CDロムどころか、ネットならダウンロードも出来ると言うのに、説明しても、言葉の意味すら理解しようとしない社長は本当に無敵です。
社長にとって、パソコンは、無駄な機械らしいです。
その理由というのが、今から15年以上前、割と大きなリフォームの会社で、全ての業務をオートメーション化させようとして、億単位のお金をかけて失敗。
担当の方は、途中までは他社の力を借りずに自力で作り上げようと、奮闘もむなしく、途中で心労がたたってか、入院、そのまま帰らぬ人になったそうです。
担当者は変わって、彼が途中まで作り上げた物を、破棄して、他社に任せて、そこでまた数億の損益を生み出してしまったと言う話が、社長の中で、『パソコンは上手くは行かない、一部のマニアが騒いでいるだけ』と言う概念を作り上げたそうです。
蛇口屋は、その話を聞いて、社長とは全く別の見解を持ちました。
15年前ですよ。
多分、まだOSなんてまともなのDSくらいしか無かった時代です。ギリギリWindows3,1があったか無かったくらいで、これだって既存のDS走らせてから使うっていう、何のためのOSなんだって言うソフトだった時代です。
PCだってNECのPC98シリーズが全盛で、ハードディスクの容量なんて100メガバイトで大喜びしていた時代です。
そんな頃、会社を自力でコンピューター化しようとしていたんです。
たった一人で。
いろんなプレッシャーがあったらしいです。揶揄もされたみたいです。
この業界は、うちの社長みたいな固定概念の更に固まりで臭ってきそうな腐った人間だけはうじゃうじゃいますからね。
きっと、そう言う時代が来たんだ、ってそう思っていたんでしょうね。
彼の経営者が、彼の事をもっと良く理解していれば、協力者がいれば、時代は、その会社の物になっていたでしょうね。
だから、蛇口屋は、凄い人がいたんだなあ、と、想いを馳せてしまいました。
結果は上手く行かなかったけど、彼の考え方は間違ってはいないと、蛇口屋は思います。
「な、パソコンなんて、人間の血の通った仕事には必要ないんだ」と言う、全く情けない結論を言い続ける、悲しいけど蛇口屋の社長を少し怒ってしまいました。何を言っても理解しないし、理解できない人間です。言っても仕方ない事ぐらい蛇口屋は知っているけど、一言出てしまいました。
「だって社長、15年前ですよ!」
蛇口屋が言った15年って言う言葉の意味、社長にはとうてい理解できないでしょう。
きっと社長の大好きな偉大な発明家達も、笑いものと紙一重って事すら気がついていないんですから。
そんな蛇口屋は切っては張って、コピーして、っていう作業を繰り替えしていると、蛇口屋の机の前で、A山と社長がなんか楽しそうにお話しています。
会話の方はどうでも良くて、ただ蛇口屋は、社長の向けた後頭部をジッと見てました。
この堅そうな、頭にドリルで穴を開けて、腐りかかった大脳にUSB端子を入れれないだろうか?
話して理解できないんだったら、直接信号を送って何とかならないかなあ、なんて考えていました。
外付けハードディスクを付けられたら便利そうだし。
万が一、これが原因で死んじゃっても、このまま毒をまき散らして生きるよりは良いんじゃあないかなあなんて、考えてました。
社長の為にすることだから、逮捕されても、殺意の立証は出来ないから、業務上過失致死で決まりですよね。
社長の改良に、物理的干渉をしたい気持ちでいっぱいの蛇口屋でした。
本日の仕事は、今まで仕事をいただいたお客さん。札幌、江別、北広島、千歳、岩見沢、恵庭、栗山、栗沢、南幌、小樽と、全ての地図を製作して、春になったら、その地図を使って営業するんだそうです。
ゼンリンの地図から縮小コピー取って、切って貼り付けて、区画に分けて切って、またそれをコピーするっていう作業を繰り返していました。
蛇口屋、こういう作業は決して嫌いでは無いんですが、なんせ、無駄な事が嫌いなんで、こんな事をして一体何になるのかなあ、となるべく考えないようにしながら、作業していると、社長が蛇口屋に問いかけてきます。
「こういう地道な作業は、パソコンじゃあ出来ないんだぞ、人の手がないとな」なんて言って、この人の頭の中ではパソコンってどんな装置になっているのだろう? とほとほと疲れ切ってしまいました。今はゼンリンの地図くらい、CDロムどころか、ネットならダウンロードも出来ると言うのに、説明しても、言葉の意味すら理解しようとしない社長は本当に無敵です。
社長にとって、パソコンは、無駄な機械らしいです。
その理由というのが、今から15年以上前、割と大きなリフォームの会社で、全ての業務をオートメーション化させようとして、億単位のお金をかけて失敗。
担当の方は、途中までは他社の力を借りずに自力で作り上げようと、奮闘もむなしく、途中で心労がたたってか、入院、そのまま帰らぬ人になったそうです。
担当者は変わって、彼が途中まで作り上げた物を、破棄して、他社に任せて、そこでまた数億の損益を生み出してしまったと言う話が、社長の中で、『パソコンは上手くは行かない、一部のマニアが騒いでいるだけ』と言う概念を作り上げたそうです。
蛇口屋は、その話を聞いて、社長とは全く別の見解を持ちました。
15年前ですよ。
多分、まだOSなんてまともなのDSくらいしか無かった時代です。ギリギリWindows3,1があったか無かったくらいで、これだって既存のDS走らせてから使うっていう、何のためのOSなんだって言うソフトだった時代です。
PCだってNECのPC98シリーズが全盛で、ハードディスクの容量なんて100メガバイトで大喜びしていた時代です。
そんな頃、会社を自力でコンピューター化しようとしていたんです。
たった一人で。
いろんなプレッシャーがあったらしいです。揶揄もされたみたいです。
この業界は、うちの社長みたいな固定概念の更に固まりで臭ってきそうな腐った人間だけはうじゃうじゃいますからね。
きっと、そう言う時代が来たんだ、ってそう思っていたんでしょうね。
彼の経営者が、彼の事をもっと良く理解していれば、協力者がいれば、時代は、その会社の物になっていたでしょうね。
だから、蛇口屋は、凄い人がいたんだなあ、と、想いを馳せてしまいました。
結果は上手く行かなかったけど、彼の考え方は間違ってはいないと、蛇口屋は思います。
「な、パソコンなんて、人間の血の通った仕事には必要ないんだ」と言う、全く情けない結論を言い続ける、悲しいけど蛇口屋の社長を少し怒ってしまいました。何を言っても理解しないし、理解できない人間です。言っても仕方ない事ぐらい蛇口屋は知っているけど、一言出てしまいました。
「だって社長、15年前ですよ!」
蛇口屋が言った15年って言う言葉の意味、社長にはとうてい理解できないでしょう。
きっと社長の大好きな偉大な発明家達も、笑いものと紙一重って事すら気がついていないんですから。
そんな蛇口屋は切っては張って、コピーして、っていう作業を繰り替えしていると、蛇口屋の机の前で、A山と社長がなんか楽しそうにお話しています。
会話の方はどうでも良くて、ただ蛇口屋は、社長の向けた後頭部をジッと見てました。
この堅そうな、頭にドリルで穴を開けて、腐りかかった大脳にUSB端子を入れれないだろうか?
話して理解できないんだったら、直接信号を送って何とかならないかなあ、なんて考えていました。
外付けハードディスクを付けられたら便利そうだし。
万が一、これが原因で死んじゃっても、このまま毒をまき散らして生きるよりは良いんじゃあないかなあなんて、考えてました。
社長の為にすることだから、逮捕されても、殺意の立証は出来ないから、業務上過失致死で決まりですよね。
社長の改良に、物理的干渉をしたい気持ちでいっぱいの蛇口屋でした。