スティーブ・ケンバー 日暮雅通(訳)
発行:株式会社インフォバーン 定価:1,600円
「セグウェイ」を作った天才発明家とエンジニアたち
もらいもの。まだ読み始めたばかりなので書評もへったくれもないのですが、ちょっと驚いたことがあったので。というのは、この本、ネットで検索しても1件もヒットしないのです。いくら発売前とは言え、普通は予告や、取次の公報や、さもなくば関係者の日記とか、とにかく何かの情報はあるものなのですが、この本のタイトルに関しては見事に0件。これは、ある意味ちょっとすごいと思いました。
で、発明家・ディーン・カーメン氏。まだ読み始めなんですけど、なんかただならぬ人ですよ。1951年生まれ。16歳で独自の照明システムを博物館に売りこみ8,000ドルで売却したのを皮切りに、学生時代は既に発明で年収6万ドル。20歳で発明した医療用のポンプがヒット。100人の従業員の会社を作るが、それでも生産が追いつかなくらいになり、生産にまつわるモロモロに飽きて会社を売却。売却額3,000億ドル。ドルだよ。こうしてディーンは30歳にして無職の億万長者となる。ここまでで36ページ。まだあと550ページもある。
鼻で笑っていたセグウェイですが、開発にまつわる奇人の裏表、大変期待できそうです。「常温核融合」以来の科学ドタバタになるのかな?