朝刊の天気欄でいきなり最高気温35度とか見ちゃうと、もうそれだけで敗北宣言みたいですね。
暑さには弱いです。本当に弱いです。営業なのにスーツは着ないでコットンパンツに半そでシャツです。万が一のために上着(もちろん麻のジャケット)も持っていますが、上着を腕にかけて歩くのが大キライなので、小さいカバンに折りたたんで入れっぱなしです。(もう1ヶ月くらい出して着た記憶なし)
ちなみに見渡す限り私以外の営業たちは、いつもとかわらぬダークスーツで出勤して来ますが、ホントこいつらどういう体の構造してるんでしょうか。それとも私の精神の問題?
知ってる人は知ってることなんでしょうが、JALのエコノミーでも全ての席に液晶テレビがあるんですね。少なくとも一昨年にはなかったはずだけど、あれはJALではなかったのかな。映画も10本以上の中から選べて便利ですね。行きの機内で「ゴールドマウンテン」を見ました。今年の春に公開されてた映画ですね。
監督・脚本、アンソニー・ミンゲラ。知らないなあと思ったら「イングリッシュ・ペイシェント」の監督。出演がジュード・ロウ(知らない)、ニコール・キッドマン(名前はよく聞く)、レニー・ゼルウィガー(よく働くなあ)。ストーリーなどは
ここでも見て下さい。(ちなみにこのリンク先、どうやっても本文のテキストをドラッグで選択できないんだけど、そういうことを可能にさせるタグでもあるの?)
映画は「まあまあの純愛もの」でした。機内でヒマとはいえ、とりあえず最後まで飽きずに見たので。不満なのは、主人公の二人が「たった一度のくちづけで互いが運命の相手だと知った」という結びつき。彼が戦地を脱走して苦難の道のりを乗り越えて彼女に会いに帰るという話なんだけど、どうもそうまでして再会しなければならないほどの必然性も義理も感じられない設定です。まあ、恋愛は誤解と思いこみというのが定説ですが、引き離される前のドラマが薄いので、「こんな苦労をして再会しても一緒に暮らせばすぐに離婚でもしちゃうんでは」などと邪推してしまいます。
そう。ヒューマン・ドラマに求めるものは、納得できる動機と必然性。この二つがきちんとしていないと手放しでは誉められません。
さて、アカデミー助演女優賞なレニー・ゼルウィガー。好きです。今回もいい。でも、なんかどんな映画を見ても必ず出てくる竹中直人みたいな感じで、ちょっとこのままだと飽きるかも。そろそろ今までのイメージをくつがえす役ドコロを見たいかな。