理解ある読者から有益なコメントを頂き、深く感謝している。私が気づかないこと、勘違いしていることを指摘してもらうのはとても助かる。自分の情報量と力量の限界は人一倍自覚している。読者の皆さんの協力を得ながら、より客観的で信頼性のあるブログにしたいと思っている。
コメント欄にはわたしの記事に批判的なコメントも歓迎して載せている。ただあまりにも品性を欠いていたり、病的なものは保留する方針だが、そういったものは稀である。なお、コメント欄での回答はしない方針である。“ザウルスでござる”はリンクフリーなので、気軽にリンクしていただければ幸いである。
ボストン爆破事件の検証 (2)
(1)でも触れたが、受け売りではなく、自分で発見した事実として、“両足吹き飛ばされ男”が“義足”をしていた可能性を指摘した。この“切り口”からもう少し切りこんでみたい。留め金のように見える金具はちょうど義足の大腿部部分の上端の湾曲面に付いているように見える。いくらこの男が大腿部を左手でつかんで“止血”しているように見えても、演技に過ぎない。爆発の力でズボンがすっかり裂けてしまったかのような演出がちょっとオーバー気味でケツをまくり過ぎたために、こうして尻尾をつかまれる羽目になったのである。
左足が義足なら、右足もと思い、集めてきた画像を洗い直してみたら出てきたので、報告させて頂きたい。例の“両足喪失男”の後頭部が見えている。左脚(と言っても義足だが)がむき出しになっているのが見える。右脚があると思われる場所を見ると、なんと大腿部と膝とが分離しているように見える。しかし、よく見ると軸でつながっていることがわかる。ここで一つ問題が出てくる。膝から先が義足であることは疑いないが、大腿部も義足であろうか、それとも血の通っている“生きている”脚であろうか。しかし、ここではどちらでも大きな違いは出てこないかもしれない。継ぎ目があいている理由もわからないが、これも今の段階ではマイナーな問題である。さて、これで両足とも義足である可能性は単なる推測や思い付きではなく、ある程度客観的な裏付けのある仮説と言えることになる。
さて、(1)でも書いたが、吹き飛ばされたように作った義足をつけているだけであるから、全然痛くないし、出血もしないし、大量出血で死ぬ心配もないのはいいのだが、先が吹き飛ばされた血みどろの脚を再現した義足のおぞましさに見合った苦悶を演じる必要がある。気絶してしまってはヒーローではない。
わたしが気になってしょうがないのは、爆発までのあいだ、この男はどこでどんな格好をしていたのかということだ。いくらなんでも最初から両脚ともこの先が吹っ飛んだ義足で立っていたはずがないとしたら、単に座っていたのだろうか。まさか爆発前から、上の写真のように寝転がっていたわけはないだろう。まあ、おそらく何かにつかまるとかしながら立っていたと想像される。そして“爆発”である。ここで注意していただきたいのは、実際の爆発によってあのように先が吹き飛ばされた状態の義足になってしまったのではないということだ。それはありえないだろう。どんなに爆発がコントロールされているとはいえ、爆発と言う化学反応は予測不可能な要素が多すぎ、加減がむずかし失敗のリスクが高い。骨が露出したあのホラー義足は解剖学の基本に忠実に最初からあのように作られていたはずである。それも両足である。しかし、その義足の両足でマラソン会場まで歩いてきたはずがない。
どなたかこのジェフ・ボーマン(Jeff Bauman)の爆発直前の姿が出ている写真を知っていたらぜひコメント欄で教えてほしい。すでに何件か貴重な情報提供があった。この場を借りて感謝申し上げる。
追記:事件から半月以上経ち、ボーマン氏に似ている人物の写真がいくつか浮上してきたが、いずれも歴然とした不一致点がある。まだ、仮説の構築途上であるが、わたしはこの両脚が付け根からない青年はボストンバッグのようなカバンに入れられて運ばれてきたのではないかと推理している。そして別の人間が例の“ホラー系義足”を別のカバンに入れて持ってきたに違いないと。
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