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Snapeの英語指南

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牛乳の害(ここにもアメリカとマスコミ支配の影が・・・)

2013-12-02 00:55:09 | 現代時評

< 以下の引用記事は3.11以前であることに意味がある。写真と赤字の強調は引用者 >

元記事の引用元:http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=102095

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牛乳の害(ここにもアメリカとマスコミ支配の影が・・・)
 
三ヶ本万州夫 ( 壮年 兵庫 講師 )  2005/12/06


 

「牛乳はカルシュームが多く、健康によい」という常識は、どうやら捏造された幻想価値にすぎない可能性が大きいようです。

 ●牛乳の蛋白は胃腸に非常に負担をかけるうえに、消化管でスムーズに処理されず、いろいろな毒素をだし、血液を汚していく。特に、牛乳の蛋白質カゼインは、粒子が小さいので、腸の機能が弱っている時には、腸壁を素通りして、血液の中に入っていく。→異質の蛋白質を摂り入れたためアレルギー反応が起こる。(日本でアレルギー疾患、小児喘息、慢性湿疹が増えている原因として「除草剤の影響」と「牛乳の摂り過ぎ」が考えられる。)

 ●牛乳に含まれるカルシウムは仔牛向けなので、分子が大きく人間には吸収しにくい。

 ●牛乳にはリンがたくさん含まれるため、骨のカルシウムは溶け出し、それまで体内にあった同量のカルシウムと結びついて、リン酸カルシウムとなって体外に排泄される→牛乳を飲めば飲むほど体内のカルシウムが減少していく。→アメリカで骨粗鬆症が多いのは牛乳の摂り過ぎからだと考えられる。また牛乳の飲み過ぎによりカルシウムが奪われ虫歯になり易くなる。

 ●骨量測定機器で調べると、牛乳をたくさん飲む人ほど、骨量が少ないことが証明されている。

 ●牛の体温は約42℃あるので、人間の体温では固まってしまう。母乳を赤ちゃんの体に注射しても死なないが、牛乳だと死んでしまう。人間の母乳を子牛に注射すると子牛は死んでしまう。仔牛にとっては完全食品であってもヒトにとっては異種タンパクで、体内では毒になる。

 ●小さい時より牛乳をたくさん飲み続けていると、ぜんそく、鼻づまり、アトピー性皮膚炎、潰瘍性大腸炎などをおこすアレルギー体質になり易くなる。知恵遅れや言葉の遅れ、意欲の欠如、カルシウム不足による落ち着きが無くなるなどの精神発達面にも害を及ぼすとの説もある。

 ●牛乳の乳脂肪はアテローム硬化を引き起し、心筋梗塞や脳卒中、さらには結腸癌、乳癌、前立腺癌になり易くなる。
  
 ●昭和33年、学校給食に牛乳が取り入れられ、それから数年後からアレルギー、アトピー、喘息(ぜんそく)が急に増え始め、10年後から糖尿病、白内障、骨粗そう症、貧血、精神的不安定などの病気が非常に増えている。

 ●にがりを含む味噌、醤油を日本人はだれでも食べているため、牛乳の蛋白質が「にがり」で硬化して目の中にたまり、白内障を引き起こす⇒白内障の最大の原因。

  牛乳をヨーグルトにするとカルシウムの吸収が良くなるので、乳製品をたまに嗜好品として食べるくらいならそれほど害はないそうですが、子供の頃から毎日飲んでいると(大人でも多量に飲むと)想像以上の害をもたらすようですね。カルシウムの量で見ると、牛乳よりも、野菜や海草に多いようです:ヒジキ(同量で牛乳の14倍)わかめ(7倍)海藻や、ゴマ(10倍)、切り干し大根(5倍)大根の葉(2.5倍)、小魚や煮干し(22倍)など、日本の伝統的な食材で十分カバーできます。ではなぜ牛乳?という疑問に対するショッキングな答えがここにあります。

 

 なぜ、こんなに害のある牛乳が「身体に良い完全食品」と無批判に受け入れられてきたのでしょうか? それは、アメリカ人が消費する食品群の第2位を占めるといわれる巨大な牛乳・乳製品業界が、財力にものを言わせて政治的圧力や宣伝攻勢を仕かけてきたからです。

 

 

 

上下両院議員の7人に1人がこの業界を支持基盤にしていると言われ、「ミルクロビー」が存在しているのです。アメリカ政府は牛乳の害を知りながら、有名人を使った乳製品業界の大キャンペーンに目をつぶり、実際は事実を隠蔽してきたのではないかと言われています。日本でも同じです。テレビのCMの3割近くが菓子メーカーや牛乳、乳製品メーカーとも言われています。それ故にマスコミも牛乳の危険性は取り上げないという暗黙の了解があるのです。

 

卑近な例ではありますが、アメリカとマスコミ支配の一端を示すものではないでしょうか。さすがに最近は、アメリカの栄養学者の中にも、牛乳や乳製品をとらないように警告している人がいるようです。アメリカで多かった、難病の潰瘍性大腸炎、顆粒性大腸炎などが最近、増えているのは牛乳のせいだと考えられるからです。しかし戦後50年、牛乳神話を信じつづけてきた日本人がどれだけの害を被ったのか、アメリカも日本のマスコミも語ろうとはしません。事実ならマスコミが騒ぐタバコの害どころではありません。今後も上記の記述の真偽について、継続的に注目していきたいものです。

 

 

「牛乳は身体に良いという“神話”が乳業会社の力もあって、この20年間に造られてしまいました。乳業会社は保健所のスポンサーです。ウソも 100回言えば本当になり、日本人皆が洗脳されてしまっています。名前は申し上げられませんが、後輩の小児科医がテレビや新聞で、牛乳を飲むようにすすめています。ある会合で個人的に聞いてみると、自分はもちろんのこと、自分の子どもたちにも、孫にも一滴たりと牛乳を飲ませないと言っていました。」・・・東京の開業医、真弓定夫氏の話

 

 

 

  

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 引用終わり ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

さて、自分は牛乳をほとんど飲まないから関係がないと思った人も多いことだろう。牛乳の害の研究は近年さらに進み、牛乳だけでなく、乳製品全般が危険視されてきているのだ。ヨーグルト、チーズ、バター、そしてあなたの好きなアイスクリームもだ!

 

これらのものの危険性、有害性、発がん性についても証拠が積み上がってきている。特にがんとの強い関連である。海外の文献をネットで検索すると、出てくるわ出てくるわ、たいへんな量の書籍や論文が書かれている。日本のテレビと新聞とネットを見ている限りでは到底わからない事実が海外ではますます明らかになりつつある。それらを知らせようとしている人間は日本では“トンデモ”扱いされ、乳業協会、酪農協会の息のかかった御用学者たちによって袋叩きに遭っている。“寝た子を起こすな”というわけである。そして、一般大衆はまた哺乳瓶を口にしたまま眠り続ける。海外の動きがいやでもわかるようになるまでのおよそ50年間はスヤスヤ眠り続けるだろう。あなたは何年眠るだろうか。

ここに引用させていただいた記事(2005年)は3.11、そしてTPP以前であることにさらに意味がある。3.11東日本大震災は多くのことをわれわれに教えたはずである。その一つの教訓は、本当の危険があっても為政者は御用学者を使って大衆を安心させようとするということだ。そして御用学者や評論家(“回し者”と呼ぶ)は大衆の無知につけ込んで詭弁を弄して大衆をだます。「ただちに健康に影響が出るわけではない」と・・・。あなたも3.11で多くを学んだはずだ。大企業の利益や一部の産業の存続のために国民は見殺しにされることがあるということも・・・。(“回し者”:特定の団体の利益のために、その団体とのつながりを明らかにせずに工作する人間。通例見返りとしての利益を得ている。用例:回し者発言、回し者記事、その教授は日本乳業協会の回し者だ ・・・ザウルスの定義)

放射線は目に見えないまま忍び寄ってくる。多くの場合われわれには選択の余地がない。しかし、乳製品はあなたが買って口に運ばなければあなたの口には入らないのだ。あなたは自由に選べるのだ。お金を使って食べることも、お金を使わず食べないことも。あとはあなたの判断力だけである。

自分の恥をさらすようだが、あえて書こう。わたしは牛乳が有害で危険なことを、実は今から15年前の1999年に"Don't Drink Your Milk"という本を読んですでに知っていた。当時は日本はおろか海外でも牛乳有害説はまだ大きく広まっていなかった。読んでその説の真実性を了解したわたしはすぐに“脱牛乳生活”“脱乳製品生活”を始めた。しかし、なかなか家族を説得できなかった。もともと乳製品が好きだったわたしは、けっきょく孤立無援のまま4年足らずで挫折してしまったのだ。 しばらく関心が遠のいていたのだが、今から2年ほど前にまた気になりだして文献を洗いなおしてみると、10年ほどの間に、牛乳有害説が否定のしようのないほど確立されているのに驚いた。自分の優柔不断の10年ほどのあいだにわたしは前立腺肥大になっていた。前立腺障害は乳製品との関連がすでに数多く指摘されている。しかし、2年ほど前にまた立ち返って再び乳製品を遠ざけ始めてから前立腺肥大は改善し、医者から毎月処方されていた薬が不要になった。

何かをやめるだけで良くなる、というのは非常に結構なことではないだろうか。良くなるのにお金がかからないのだ。高い薬を買うこともないのだ。逆に言うと、知らない人はわざわざお金を使って不必要で有害なものを摂取して自分の健康を損ねているのだ。

わたしには悔いがある。10年ほど前に挫折してしまった自分が情けないのだ。間違いない真実を知り、行動に移していながらもそれを貫けなかったのだ。挫折せずに辛抱強く家族も説得していれば、もっと早くから家族の健康も守れたはずだと思う。自分の前立腺肥大も発症していなかっただろう。わたしは10年待ちピープルだった。あなたは何年待ちピープルだろうか。今日この時点から数えていただきたい。

 

参 考

以下は3.11の際に政府(お上)が国民を見殺しにした1つの例である。放射能の漏出が確認されていた時点で、不安の拡大をおそれて、住民に緊急に与えるべきヨウ素剤の備蓄がありながらも出さずにトボケた事実がある。危険がありながらも行政が底辺の人間を見捨てる選択は例外どころか通例であることを忘れてはいけない。自分の身は自分で守るしかない。ぼんやり“50年待ちピープル”になってはいけない。

ヨウ素剤配布・服用されず 知事が権限不行使 国会事故調査報告書  東日本大震災  福島民報 より

 


肉・乳製品の処分場: 中国、日本

2013-12-01 01:09:30 | 現代時評

肉、乳製品の処分場: 中国、日本

 

以下の記事はMeat is the New Tobacco: Exporting a Dangerous Habitの抜粋翻訳である。引用元サイト:http://www.pcrm.org/media/good-medicine/2013/autumn2013/meat-is-the-new-tobacco-exporting-a-dangerous

<青字は翻訳者の加筆である>

米国食肉業界は今やタバコ産業の先例に習って、アメリカではもはや売れなくなってきたものを輸出に振り向けている。数十年前に喫煙人口が米国で減少するにつれて、米国タバコ産業は海外市場に活路を見出した。2010年、アメリカ合衆国は600 億本以上のタバコを輸出した。そして今年(2013年)、米国タバコ会社にとってタバコの輸出をさらに容易ならしめるための貿易協定が提案された。

今日、“肉食”という食習慣は米国では人気が無くなってきている(英国での不人気はこれをさらに上回る)2004年がピークで、その時には1人年間201.5ポンドの肉を消費していたのが、2010年には188ポンドに落ち込んできている。これは6年間で6%の減少である。アメリカ人がよりベジタリアンな食事を選ぶようになるにつれて動物性食品業界、つまり食肉業界と乳製品業界は余剰分を海外に送るようになっている。

 

そしてこれは“TPP万歳”によって日本にも、どっと流れ込んでくることになる。たしかに牛肉も確実に安くなるだろう。牛丼の値段が下がるといって喜ぶサラリーマンも多い。380円の牛丼は200円を切るだろう。有害なものは外国に売りつけて徐々に依存状態にしてリピーター地獄にするというビジネスモデルは、イギリスやアメリカのお家芸である。本家イギリスはかつてアヘンを大量に中国に売りつけて、それでアヘン戦争が起きたものだ。今の日本人は白い粉ではなく、“白い液体”にすっかり浸かってしまって、もはやそれなしではいられないほどの状態になっている。乳製品にはたしかに依存性があるのだ。そして今では食生活の至る所に浸透してしまっている。日本人は哺乳ビンなしではいられない無防備な赤子のままである。そしてそれにいつまでも気づかない。乳業御三家の明治、森永、雪印にいつまでもあやされている。中国は乳製品では日本に40年遅れてきたが、現在急速に追い上げて同じ保育器に並ぼうとしている。

2012年アメリカ合衆国は100万トンの牛肉を輸出したが、これは2006年の655,920 トンを上回っている。同じ6年間で、豚肉の輸出はなんと百万トンから2百万トンに倍増している。牛乳の輸出となると 2400万トン から6300 万トンに跳ね上がっている。6年で実に2.6倍である。

これによって、1つの結果が生じることになる。 世界的にみて、心臓病は死亡原因のナンバーワンである。中国の糖尿病率は、豚肉と他の西洋風の食品の流入以来急上昇していると、PCRMの嘉徐博士は語る。ホアキン キャラル医学博士の見るところ、メキシコでは電気も舗装道路も学校もないような田舎の町にさえ、アメリカのジャンクフードが急速に流れ込んでいる。米国ファーストフード企業はインドからザンビアに至るまで世界の国々に浸透している。

 

スミスフィールド食品、中国に進出! 2013年5月29日、事態はさらに悪化した。スミスフィールド食品の社長C. ラリー・ポープは同社がシャンフイ・インターナショナル・ホールディングス社に売却されると発表した。このことは、世界最大の豚肉加工会社(米国所在)が今や中国の会社の所有になるということである。そしてこれは中国からのアメリカの肉に対する爆発的な需要を意味するのである。

 

   

中国人はもともと牛肉よりも豚肉を好むのだが、アメリカはマクドナルドハンバーガーを尖兵として子どもをターゲットに牛肉の味を教え込んでいる。12歳までに覚えた味は生涯にわたってその人間の食生活を支配する。さらに牛乳も乳製品もかつて中国人はほとんど口にしなかったのだが、哺乳ビン授乳の粉ミルクから始まって徐々にあらゆる乳製品が中国人の口に入るようになってきている。西洋風の食生活への憧れから牛乳、ヨーグルト、バター、チーズ、アイスクリームと味を覚えてゆくプロセスは戦後の日本が辿ってきたのと同じである。今日、牛乳・乳製品のがん誘発性の証拠・データは月単位で積み上がっているが、そうした情報は中国の大衆の目に触れることは決してない。日本では危険性を訴える声を耳にしてもどこ吹く風で、疑問に思うこともなく牛乳・乳製品を摂取している日本人が圧倒的に多い。重要な正しい情報がありながらも、結果的には何の情報も得られない中国の大衆と同じ行動をしていると言える。最新モデルのスマホやタブレットを使っていてもそんなものである。簡単には目が覚めそうにないそういった人々を50年待ちピープルと呼ぼう。(右の表の"Dairy consumption" は乳製品消費量のこと) 

スミスフィールド食品のソーセージ、ハム、ベーコンやその他の加工豚肉食品の輸入によって、中国はすでにただでさえ世界でダントツの一人当たりの豚肉消費量(2012年には84ポンド)に上乗せすることになる。豚肉の加工食品を常食していると大腸がんのリスクが21%増加するという研究がすでにある。

 

2013年6月、英国医学雑誌「ランセット」誌に掲載された研究論文によると、中国では今大腸ガンの発生率が増加している。そして同論文によれば、大腸がんがあらゆるがんの件数のうち重大な比率を占めてきているその原因は健康に悪い食生活がますます広まっていることに求められる。同じ加工肉は糖尿病も悪化させる。糖尿病の研究誌 Diabetologia 掲載の記事によれば、加工肉を常食する人はそうでない人より糖尿病のリスクが41%高くなることがわかっている。2011年の1年間で中国ではなんと100万人が糖尿病で死んでいる。今日、中国では糖尿病の人間が9,000万人以上いる。2030年には1億3000万人が糖尿病と診断されることになろう。「米国医師会雑誌」に発表された研究論文によれば、中国における糖尿病の有病率は今やアメリカを凌いでいる。

海外からの影響によって中国の伝統的食生活が浸食されていくにつれて、次に倒れるドミノは認知症となる可能性がある。乳製品や肉といった動物性食品に豊富な飽和脂肪酸はアルツハイマー病発症のリスク増加に関連がある。

2013年7月、米国医師委員会の会長であるニール・バーナード医学博士は、中華人民共和国の国民保健・家族計画委員会に中国語で1通の手紙を送った。その主旨は同委員会に対し、スミスフィールド社の買収から起こる影響について警告するものであった。

「大局的な視野でお考えいただきたいと思います」とバーナード博士は書いた。「スミスフィールド社の売却によってアメリカは自国の最も体に悪い製品の一つの処分場として貴国をますます利用することになるだけです。貴国は肥満、糖尿病、そして寿命の短縮に邁進するアメリカの轍を踏むことになるだけです」

アメリカの良心的な医師団体が、人間の健康や人命を全く無視した中国の経済政策に対して人道的立場から警告をしたわけであるが、中国共産党の首脳部にとっては余計なお世話であろう。はっきり言って、言われなくても大筋はわかっているのである。国民の健康よりも、生活の欧米化をめざした、国家としての経済発展が最優先なのである。走っていないと倒れてしまう自転車操業である。経済発展をするためには新しいものを生産し、消費を拡大しなくてはならない。病人が山ほど出るといってもすぐにではないし、直接の因果関係も国民にはとうてい証明できない。“ただちに健康に影響が出るものではない”として国民を見殺しにするのはどこの国家もあまり変わらない。病気、健康障害の大量発生もすでに織り込み済みで、むしろそれはそれで新たな経済効果があると読んでいるフシすらある。

前中国国家主席温家宝総理は在任中の2006年4月23日、重慶市の乳牛飼育基地を視察し、「私には一つの夢がある。それはすべての中国人、まずは子どもたちが、毎日牛乳を500グラム飲めるようになることだ」という国家目標を表明した。“栄養豊富な健康飲料”“丈夫な体づくりに牛乳”という国家的プロパガンダによって、この温総理の夢は今、現実のものとなってきている。ちなみに乳糖不耐症の比率はスウェーデン人では2%、アメリカ白人で10%、フィンランド人で18%、いっぽうアフリカ系アメリカ人(いわゆる黒人)では75%、日本人で82%、中国人で93%、タイ人で98%である。 

戦後から日本人もかなり無理をして一生懸命に“牛乳浸け”になってきたが、中国人は日本人よりももっと無理をして、もっと短期間で牛乳の“洗礼”を受けている最中である。中国の人口は日本の10倍である。今の中国は今の日本自身のグロテスクなカリカチュアである。カリカチュアということは誇張ということであって、基本的特徴は同じなのである。多くの日本人は中国製食品の危険性や不衛生に顔をしかめて忌避し、日本製を口にできてよかったと思っている。中国で数年前にあったメラミン混入牛乳事件の際も、この私も含め多くのひとが、「中国らしい事件」と見て笑っていた。しかし、実はメラミンが混入しなくても、混じりけのない純粋な牛乳というだけですでに危険だったのである。日本製の牛乳であっても牛乳であるだけでそのまま十分に毒性があるのだ。しかし、この科学的事実は巧妙に隠ぺいされている。たまに出てくる“牛乳有害論”もそばから芽をつまれている。恐ろしいほど非人間的な政策が中国でも日本でも大衆の無知に乗じたまま静かに進行している。乳製品という日々誰もが口にするありふれた食品から国家と歴史が見えてくる。

 


自爆テロはCIAとモサドの仕業

2013-09-20 22:56:54 | 現代時評

自爆テロはCIAとモサドの仕業

自爆テロというと、イラクのバグダッドあたりで連日のようにやっていたものだが、今度は舞台がシリアに移ってきた。実はいわゆる”自爆テロ”というもののほとんどはCIAとモサドによる政治的破壊工作であることが2012年5月にトルコの新聞「アイディンリク」によって暴露された。

「CIAとモサドは、イラク、パキスタン、リビヤなどいくつかの国でこの自爆攻撃を行ってきた」と、アイディンリク紙は月曜日の記事で報じていた。

 このレポートは、イラク占領時にCIAとモサドの工作員がモスクを爆弾攻撃することでシーア派とスンニー派の間の軋轢を増幅させてきたことを示している。

 「これらの工作員は、シーア派とスンニー派のモスクを標的にすることで自分たちの目的を達成してきた。全ての爆弾攻撃は自爆攻撃と宣言され、自爆犯は死亡したと発表されてきたが、事実はそうではない」とアイディンリク紙は報じている。

 この新聞はCIAとモサドは同じ方法をコフィ・アナン特使の国連のシリアに向けた計画を挫折させる目的でシリアでも使用している、と指摘している。

ダマスカスでの高性能爆弾による爆弾テロ

 

「政治アナリストによれば、この手の自爆攻撃はこれからシリア内で増えるであろうが、疑いなくモサドとアメリカの情報機関が黒幕である」と、このトルコの記事は記している。

 けっきょくこういうことである。アメリカとイスラエルは、自爆テロを日常茶飯事に起こして、アフガニスタンやイラクといったアラブ諸国を荒廃させ、治安が悪化しているように見せて、アメリカ軍の駐留・支配の正当化に利用してきた。テロとの戦いという大義名分を維持するために自分たちでテロを起こしてイスラム教徒のせいにしてきた。

彼らにとってのメリットはまだある。スンニ派とシーア派との宗派間対立に見せかけた自爆テロを繰り返してはイスラム教のモスクを破壊し、イスラム教徒を大量に殺戮し、真に受けたイスラム教徒を今度は互いに殺し合わせてきたのである。ユダヤ教徒のイスラエル人は陰で高笑いをしていたわけである。

「自爆テロ」とメディアに報道させているが、実際は自爆ではなく、遠隔操作爆弾であって、何度でも”自爆”できるのである。CIAとモサドは、何も知らないアラブ人を好きなように殺戮し、それをあろうことかアラブ人自身の仕業であるようにメディアを操作して巧みに演出しているのである。

そして今度は、シリアで同じ手を使っているのである。自爆テロでなくともいいのだ。無差別テロで繰り返し市民を殺戮できればいいのだ。仕掛けた高性能爆弾を遠隔的に爆発させるだけだ。離れたビルの窓から見ながらボタンを押しているのだろう。携帯電話を使って起爆させる場合もある。非常に簡単な方法だ。そして偽の犯行声明や偽の目撃証言で好きなような記事に仕立て上げることができる。国際メディアはほとんどユダヤ資本に支配されているから、どんなふうにでも記事にできる。シリアの一般市民を無差別に殺し、治安が悪いのはアサド政権が悪い、責任はアサド政権にあるとして退陣を迫ったり、「シリア市民を守るため」と称して軍事介入するための布石を置いている。首都ダマスカス以外にも広がることが懸念される。(2013.9.20.追記:この記事は2012年6月のものであるが、相変わらず続いているので再掲載した)

Turkish Daily: CIA and Mossad behind Syria Bombings

The Turkish daily Aydinlik said that suicide bombings represent a way of incitement carried out by the CIA and Mossad agents in Iraq, and are applied now in Syria, Lebanese daily Al-Benaa reported.

“CIA and Mossad agents have carried out – and still – various attacks in several countries including Iraq, Pakistan and Libya,” Aydinlik stated in a report published Monday.

The report made it clear that the agents have bombed mosques during the occupation of Iraq in order to incite Shiites against Sunnis and vice versa.

“Those agents have achieved their goal where most of their operations were targeting Shiite and Sunnite mosques. All bombings were declared suicide attacks, while the suicide bombers were announced killed, but the fact is contrary to what was claimed,” the daily added.

The newspaper pointed out that CIA and Mossad are adopting the same method now in Syria in order to thwart the plan of UN envoy to the country, Kofi Annan.

“Political analysts stress the suicide attacks level will increase in coming days in Syria, where the Mossad and the U.S. intelligence officials will be undoubtedly responsible,” the Turkish report stated.

“However, suicide bombs will be the most dangerous tools for incitement and chaos in Syria, but, unfortunately, the Turkish borders will be the rear front of those operations for they will host Mossad and CIA perpetrators, or in other words, possible to say, that Turkey is a partner of these planned operations against the administration of President Bashar al-Assad,” according to Aydinlik daily.

 


尼僧が“化学兵器被害映像”はニセモノと主張

2013-09-10 11:48:22 | 現代時評

シリアの修道院長が

“化学兵器被害映像”はニセモノと主張 

http://www.globalresearch.ca/mother-agnes-mariam-footage-of-chemical-attack-in-syria-is-fraud/5348939

Agnès-Mariam de la Croix

There is proof the footage of the alleged chemical attack in Syria was fabricated, Mother Agnes Mariam el-Salib, mother superior of St. James Monastery in Qara, Syria, told RT. She says she is about to submit her findings to the UN.

シリアでの化学兵器攻撃の映像とされているものはでっちあげである証拠があります、とマザー・アグネス・マリアム・エルサリブ修道院長はRT通信に語った。同修道院はシリアのカラにある。マザー・アグネスは自身の発見を国連に提出する予定であると語った。

‘I have carefully studied the footage, and I will present a written analysis on it a bit later. I maintain that the whole affair was a frame-up. It had been staged and prepared in advance with the goal of framing the Syrian government as the perpetrator.”

わたしは問題の映像を注意深く調べました。この分析結果を書面のかたちでのちに発表する予定です。今回の化学兵器攻撃騒ぎはすべてでっちあげであると主張します。シリア政府を犯人に仕立て上げる目的であらかじめ準備されて演出されたものです。

Mother Agnes, a catholic nun, who has been living in Syria for 20 years and has been reporting actively on what has been going on in the war-ravaged country, says she carefully studied the video featuring allegedly victims of the chemical weapons attack in the Syrian village of Guta in August and now questions its authenticity. 

マザーアグネスはシリア在住20年のカトリックの尼僧で、内戦によって荒廃したシリアの現状を積極的に報告し続けている。その彼女が8月にシリアのゴウタ村でおきた化学兵器攻撃の犠牲者とされる映像を仔細に調べた。

In her interview with RT, Mother Agnes doubts so much footage could have been taken in so little time, and asks where parents of the supposedly dead children are. She promises to send her report to the UN. 

RT通信のインタビューに対し、マザー・アグネスはほんのわずかなあいだに相当の量の映像が撮られていることに疑念を示す。そして、“死んだ”はずの子ども達の親たちはどこにいるのかと問う。彼女は自分の報告を国連に送ると約束した。

The nun is indignant with the world media for apparently turning a blind eye to the Latakia massacre by rebel extremists, which left 500 civilians including women and children dead.

マザー・アグネスはまた、ラカキアでの反乱軍による虐殺を国際メディアが見て見ぬふりをしていることにも憤りを覚えている。この虐殺では、女性や子供を含む500人の民間人が犠牲となっている。

Russia’s Foreign Ministry has called on the international community to pay attention to revelations made by Mother Agnes Mariam el-Salib.

ロシア外務省はマザー・アグネス・マリアム・エルサリブのあばいた真相に対し、世界の人々は注意を向けるべきだと訴えた。

RT: The United States has used internet photos and video footage of the supposed chemical weapons attack in Eastern Guta to build a case against the Syrian government. Have you been able to look at these files? What do you have to say about them?

 RT通信(以下、RT): アメリカは東ゴウタで起きた化学兵器攻撃を映したとされるネット上の画像や映像をシリア政府に対する追及材料にしています。そういったものをごらんになりましたか。それらについてのご意見は?

Mother Agnes Mariam el-Salib

 Mother Agnes Mariam el-Salib  マザー・アグネス・マリアム・エルサリブ修道院長

 

Mother Agnes: I have carefully studied the footage, and I will present a written analysis on it a bit later. I maintain that the whole affair was a frame-up. It had been staged and prepared in advance with the goal of framing the Syrian government as the perpetrator.

マザー・アグネス(以下、MA): わたしは問題の映像を注意深く調べました。この分析結果を書面のかたちで、のちに発表する予定です。今回の化学兵器攻撃騒ぎはすべてでっちあげであると主張します。シリア政府を犯人に仕立て上げる目的であらかじめ準備されて演出されたものです。

The key evidence is that Reuters made these files public at 6.05 in the morning. The chemical attack is said to have been launched between 3 and 5 o’clock in the morning in Guta. How is it even possible to collect a dozen different pieces of footage, get more than 200 kids and 300 young people together in one place, give them first aid and interview them on camera, and all that in less than three hours? Is that realistic at all? As someone who works in the news industry, you know how long all of it would take.

それらが演出されたものであるというもっとも重要な証拠はこうです。ロイター通信はそれらの映像を朝の6:05に公開しました。化学兵器攻撃は3:00から5:00にかけてゴウタに対して行われたとされています。12本もの別々の映像をいったいどうやって集めることができるでしょうか。200人を超える子どもや300人を超える若者を一か所に集め、応急処置を施し、ビデオカメラで映しながらインタビューをする、しかもそれらすべてを3時間足らずでやってのける。こんなことがいったい現実にありうるでしょうか。ニュース報道に携わるあなたのような方なら、こういったことがどんなに時間を要するものかおわかりでしょう。

The bodies of children and teenagers we see in that footage – who were they? What happened to them? Were they killed for real? And how could that happen ahead of the gas attack? Or, if they were not killed, where did they come from? Where are their parents? How come we don’t see any female bodies among all those supposedly dead children?

映像中の子供や青少年たちの“死体”ですが、あの子たちは誰ですか。あの子たちがどうしたというんですか。本当に殺されたのですか。そもそもガス攻撃が始まる前にどうしてそういうことが起こるんでしょうか。もし、あの子たちが殺されていないならば、あの子たちはどこから来たんでしょうか。あの子たちの親はどこにいるんですか。死んだとされる子供たちの中に一人も女の子がいないのはどうしたことでしょう。

I am not saying that no chemical agent was used in the area – it certainly was. But I insist that the footage that is now being peddled as evidence had been fabricated in advance. I have studied it meticulously, and I will submit my report to the UN Human Rights Commission based in Geneva.

あの地域で化学兵器が使われなかったと言っているのではありません。実際たしかに使用されています。しかし、わたしが主張するのは、今“証拠”としてばらまかれている映像は事前にこしらえたものだということです。わたしは仔細に検証しました。私はその報告をジュネーブの国連人権委員会に提出する予定です。

RT: Recently you’ve visited Latakia and the adjacent areas, you’ve talked to the eyewitnesses to the massacre of civilians carried out in Latakia by Jabhat al-Nusra. What can you tell us about it?  

RT: 先ごろマザーはラタキアとその周辺を訪問されましたね。ラタキアでは反乱軍のジャブハット・アルヌスラによる市民の虐殺の目撃者たちとお話しされたそうですね。その件についてお聞かせください。

MA: What I want to ask first of all is how the international community can ignore the brutal killing spree in Latakia on Laylat al-Qadr early in the morning of August 5, an attack that affected more than 500 people, including children, women and the elderly. They were all slaughtered. The atrocities committed exceed any scale. But there was close to nothing about it in the international mass media. There was only one small article in “The Independent”, I believe.

MA: まずわたしが訴えたいのは、8月5日、ライラット・アルカドルの日の早朝にラタキアで起きた残虐な殺戮を世界の人々はどうして無視できるのかという点です。この襲撃によって子ども、女性、お年寄りを含む500人以上が犠牲になっています。皆殺しです。類を見ないほどの規模の残虐行為でしたが、国際的メディアではほとんど取り上げられませんでした。わずかに「インデペンデント」紙に小さな記事が載っただけだったと思います。

We sent our delegation to these villages, and our people had a look at the situation on-site, talked to the locals, and most importantly – talked to the survivors of the massacre.

わたしたちは襲撃を受けた村に調査団を送りました。彼らは現地の状況を精査し、現地の住人から聴き取りをし、そして、もっとも重要な点として、虐殺の生存者の証言を得ました。

I don’t understand why the Western media apply double standards in this case – they talk about mass murder that the use of chemical weapons resulted in non-stop, but they keep quiet about the Latakia massacre.

この件に関して、欧米のメディアの取り扱いがどうしてこうもダブルスタンダードなのか理解できません。彼らは化学兵器が原因だとする大量殺人については延々と報道しますが、ラタキアの虐殺についてはだんまりを決め込んでいます。

RT: Do you know anything about the fate of hostages captured in Latakia?

RT: ラタキアで人質となった人たちの安否について何かご存じですか。

A handout picture released by the Syrian Arab News Agency (SANA) on August 20, 2013 shows soldiers loyal to the regime forces wrapping a decomposed body that was allegedly discovered in a mass grave in northern Latakia, a province on the Mediterranean coast (AFP Photo)

 

A handout picture released by the Syrian Arab News Agency (SANA) on August 20, 2013 shows soldiers loyal to the regime forces wrapping a decomposed body that was allegedly discovered in a mass grave in northern Latakia, a province on the Mediterranean coast (AFP Photo)

 シリア・アラブニュース(SANA)が2013年8月20日に公開した写真には、地中海沿岸地方の北ラタキアの集団墓地で発見されたとされる腐敗した遺体を体制側の軍隊の兵士たちが包んでいるところが写っています。(AFPフォト)

MA: In the village of Estreba they massacred all the residents and burnt down their houses. In the village of al-Khratta almost all the 37 locals were killed. Only ten people were able to escape.

MA: エストレバ村では住民の全員が虐殺され、家も焼き払われました。アルクラッタ村では37人の住民のほぼ全員が殺されました。わずかに10人が逃げのびました。

A total of twelve Alawite villages were subjected to this horrendous attack. That was a true slaughterhouse. People were mutilated and beheaded. There is even a video that shows a girl being dismembered alive – alive! – by a frame saw. The final death toll exceeded 400, with 150 to 200 people taken hostage. Later some of the hostages were killed, their deaths filmed.

アラワイトの合計12の村がこうした身の毛のよだつような襲撃にあいました。まさに場そのものでした。人々は切り裂かれ、首を刎ねられました。少女が生きたままノコギリで手足を切断されているところを映したビデオがあります。生きたままです!死者の最終的な合計は400名を超えます。別に150から200名が人質に取られました。その後人質の一部は殺害され、その模様が撮影されています。

At the moment we are looking for the hostages and negotiating their release with the militants, but so far we haven’t managed to achieve that.

現在、残りの人質をさがしており、人質解放を求めて反乱軍兵士たちと交渉中ですが、これまでのところ、解放までこぎつけていません。

RT: We often hear reports of Christians being persecuted by the militants. Just the day before yesterday there was an attack in the village of Maaloula, where the majority of population is Christian. Are Christians in Syria facing grave danger?

RT: キリスト教徒が迫害されているという報告をよく耳にします。つい一昨日マーロウラ村で襲撃がありましたが、その村の人口の多数がキリスト教徒です。シリアのキリスト教徒は深刻な危機に直面しているのでしょうか。

MA: Everyone in Syria is facing grave danger. There was a case of Muslim religious leaders being kidnapped and beheaded. They were humiliated and tortured. Ismailis, the druze, Christians – people from all parts of Syrian society – are being mass murdered. I would like to say that if these butchers didn’t have international support, no one would have dared to cross the line. But today, unfortunately, the violation of human rights and genocide in Syria is covered up on the international level. I demand the international community stops assessing the situation in Syria in accordance with the interests of a certain group of great powers. The Syrian people are being killed. They fall victim to contractors, who are provided with weapons and sent to Syria to kill as many people as possible. The truth is, everywhere in Syria people are being kidnapped, tortured, raped and robbed. These crimes remain unpunished, because the key powers chose international terrorism as a way to destroy sovereign states. They’ve done it to other countries. And they will just keep doing it if the international community doesn’t say “Enough!”

MA:  シリアの人々誰しもが深刻な危機に直面しています。イスラムの宗教指導者たちが誘拐されて首を刎ねられたケースもあります。彼らは屈辱を受け、拷問を受けました。シーア派もドゥルーズ派もキリスト教徒も、つまりシリアのあらゆる地域の人々も大量殺戮の対象になっています。国際的な支持がなかったら、こうした人たちは越えてはならない一線を越えることはできなかったということを言っておきたいと思います。今日、残念なことにシリアにおける人権蹂躙とジェノサイド(大量虐殺)は国際的なレベルで隠ぺいされています。大国の一部のグループの利益に沿ったような状況把握をしないように世界の人々に強く求めます。シリアの人々は今この時も殺されています。武器を供与され、できるだけたくさんの市民を殺す仕事を請け負ってシリアに送り込まれた人間たちによって血祭りに上げられています。シリアでは至る所で人々は誘拐、拷問、強姦、強盗といった被害を受けています。こうした犯罪は処罰の対象になっていません。なぜならば、欧米の大国がシリアという主権国家の転覆のために国際テロ集団が必要だとしているからです。欧米の大国はそういうことをひとの国に対してしているのです。そして世界の人々が「いい加減にしろ!」と声を上げるまで、それを続けるのです。

RT: You’ve managed to get hold of some sensitive information. Does this make you fear for your life as someone who keeps documents that may compromise the militants? Has anyone threatened you?

RT: マザーは、今回重要な情報を入手されていますね。反政府軍にとって不利な文書を所有している人間として身の危険を感じることはありませんか。今までに何か脅迫を受けたとか。

MA: You are right. I do get threatened. They are trying to discredit me. I know there is a book coming out soon in France that labels me as a criminal who kills people. But any believer should first and foremost trust their conscience, their belief in God, and that will help them save innocent lives. I don’t care much about my own life. My life is no more precious than that of any Syrian child, whose body could be used as evidence to justify wrongdoing. This is the biggest crime ever perpetrated in history.

MA: おっしゃる通りです。脅迫は受けています。彼らはわたしの信頼性を失墜させようとやっきです。もうわたしにはわかっていることですが、このわたしを“人々を殺している犯罪者である”とする本がまもなくフランスで出版されるでしょう。どんな信者も第一に、そして何よりも自分の良心を、神に対する自分の信仰心を信じるべきです。そうすれば、みずからの罪なき生活を守ることができるでしょう。私自身は、自分の命にあまり執着はありません。殺戮者たちが自分たちの悪行を正当化するために証拠として使う子供の死体・・・そうしたシリアの子どもたちの命と比べてこのわたしの命がより貴重だなどということはないのです。彼らの悪行は歴史上類を見ないほどのものです。

RT: What should the Syrians do to stop the tragedy they are going through?

 RT: シリアの人々は自分たちが今生きている悲劇を終わらせるために何をすべきでしょうか。

AFP Photo

 AFP Photo

MA: The Syrians themselves can do nothing to stop it. They can only rely on the international community, friendly nations, world powers, such as Russia, China, and India. With a lot of enthusiasm we did welcome the news that the British parliament voted against the participation of their country in the possible war against Syria. There is a terrorist war going on against Syria right now. The international community and Syria’s friends should join forces and say: Enough! And they need to use every opportunity to do that. Otherwise this threat Syria is facing now will turn into a threat to universal peace.

MA: シリアの人々自身にはこの悲劇を終わらせるために何一つできません。彼らは世界の人々に頼るほかはありません。友好国、世界の大国、たとえば、ロシア、中国、インドです。イギリスにおいてシリアに対する軍事介入が否決されたニュースは大いに歓迎すべきものでした。現在テロリストによる対シリア戦争が進行中です。世界の人々とシリアの友人たちは互いに力を合わせてこう言うべきです、「いい加減にしろ」と。それもあらゆる機会をつかまえてはそう言うべきです。そうしないと、シリアが今直面しているこの脅威は、やがて世界の平和に対する脅威になるからです。

RT: What should the Vatican and other hubs of Christianity do to put an end to this tragedy?

RT: この悲劇を終結させるためにバチカンや他のキリスト教団体は何をすべきでしょうか。

MA: The Pope says he has no planes, no bombs, and no armed forces. Instead, he has the power of the truth, and the truth he has told. There are messages coming from everywhere in the world urging against a military intervention in Syria. Those who want to hear them will. The Pope, the patriarchs, Nobel Prize winners, including women, keep saying the same in unison: Let’s stop fighting. No conflict can be solved by military means. Stop adding fuel to the flame!

MA: 法王は言われました。自分には飛行機も、爆弾も、軍隊もない。自分にあるのは“真実”の力である、と。“真実”と法王は言われました。シリアへの軍事介入に反対するメッセージが世界中から届いています。耳を傾ければ聞こえるはずです。法王、総主教、女性を含むノーベル賞受賞者たち・・・。声を合わせて訴え続けましょう。戦いは終わりにしましょう、と。軍事的な手段では紛争は解決できません。火に油を注ぐのはやめましょう!


All the prominent public figures in the world have risen to speak against the war. Everyone has spoken their mind, but the US prefers to turn a deaf ear. The world public opinion has turned against the US. It’s the first time in history that America is alone. They are claiming that they are backed by ten countries. But I insist they aren’t, because the people of these countries disagree with their governments. Even the American people disagree with their government.

 世界の著名人達はみな立ちあがって戦争に反対しています。誰もが自分の心のままに声を上げていますが、アメリカは聞く耳を持ちません。国際世論はアメリカに背を向けています。アメリカが孤立するのは歴史上初めてのことです。アメリカは自分の側には10カ国がついていると豪語しています。しかし、実際はそうではないとわたしは言いましょう。なぜならば、それらの国々の国民は政府に反対しているからです。アメリカ国民ですら、アメリカ政府に反対しているのです。

RT: Do you believe that this tragedy will end and Syria will remain a homeland for all Syrians, regardless of their ethnical or religious identity?

RT: この悲劇は終わるのでしょうか、そして、シリアはすべてのシリア人の国土であり続けるのでしょうか、民族的、宗教的な違いを超えて。

MA: I’m not Syrian myself, but I’ve been living in Syria for 20 years. I’d like to remind everyone that Damascus is the most ancient capital in the world. I would like to remind everyone that Syria is the cradle of civilization. I would like to remind everyone that this is the holy land that gave birth to the main world religions. What is happening in Syria should serve as a lesson for everyone. I mean that in existential rather than political sense. I am convinced that with God’s help the Syrian people will be able to remain strong, heal their wounds, reconcile and chase out all the foreign mercenaries and terrorists. I believe there will be peace in Syria. But for that we need help from the international community.

MA: わたし自身はシリア人ではありませんが、シリアにはもう20年住んでいます。皆さんに思い出していただきたいのですが、ダマスカスは世界最古の都市です。シリアは文明の揺り籠です。思い出していただきたいのは、シリアは世界の大きな宗教を生んだ聖地だということです。今シリアで起きていることからわたしたちはみな学ばなければなりません。わたしは政治的立場からというよりは人間としての立場から言っているのです。神の加護により、シリアの人々は自らの強さを失うことなく、その傷をいやし、力を合わせ、外国からの傭兵やテロリストを駆逐するであろうと確信します。シリアには平和が訪れると信じています。しかし、そのためには世界の人々の助けが必要なのです。

 コ メ ン ト:  それにつけてもロシアと中国の理性的な対応と提案は、なりふり構わぬアメリカの姿勢と好対照である。そのなりふり構わぬアメリカの尻馬に乗っているだけなのが“日本”である。あなたは日本人として情けないと思わないか。中国やロシアのほうがずっと“おとな”ではないか。2020年オリンピック東京開催決定に浮かれている場合だろうか。オリンピック経済効果のソロバンをはじいているだけの国なのか。シリア問題をめぐってアメリカ追随一辺倒のみっともなさをリアルタイムで世界にさらけ出していた日本、そして今度はロシアが発言力を増してくると、スススーとそちらに摺り寄る日本。こうした事実をマスコミはもっと報道すべきだろう。いくらマスコミがとぼけていても、心ある人々はしっかりと心に銘記することであろう。

アメリカ=ジャイアン

日本=スネオ

 

 


シリア 化学兵器“攻撃”は反乱軍側での“事故”だった

2013-09-05 08:52:49 | 現代時評

化学兵器“攻撃”は反乱軍側での“事故”だった

・・・と反乱軍兵士が認める。つまり、“被害演出”に使う予定の化学兵器を反乱軍兵士がいじっていたら爆発してしまったというのが発端のようだ。爆発して犠牲者が出たので、そのままシリア政府軍のせいにしたというのが実態である。

報道をもっと詳しく見てみよう。

http://www.infowars.com/rebels-admit-responsibility-for-chemical-weapons-attack/

Rebels Admit Responsibility for Chemical Weapons Attack

August 30, 2013

AP通信社のデイル・ガブラック記者

複数の反乱軍兵士がAP通信の女性記者に打ち明けたところによると、サウジアラビアから供与された化学兵器の取り扱いを誤って、事故になったとのことである。

欧米諸国はアサド政権を非難しているが、ダマスカス郊外のゴウタで起きた化学兵器騒ぎは実は反乱軍側の操作ミスで起きた事故であったとAP通信社のデイル・ガブラック記者に反乱軍の兵士が認めた。実際すでに現地では、医師、ゴウタ地区住民、反乱軍兵士、反乱軍兵士の家族などなど数多くの人々の証言からもこのことは常識になっている。問題の化学兵器はサウジアラビアの諜報部部長のバンダル・ビンサルタンによって反乱軍に供与されたものであると考えられている。

Rebels told Gavlak that they were not properly trained on how to handle the chemical weapons or even told what they were. It appears as though the weapons were initially supposed to be given to the Al-Qaeda offshoot Jabhat al-Nusra.

ガブラック記者のインタビューに応じた反乱軍兵士によると、反乱軍兵士たちは化学兵器の取り扱いについてきちんとした訓練を受けておらず、操作方法も、そもそもそれがどういう兵器なのかということも教えられていなかったとのことである。その化学兵器はもともとアルカイダの分派のジャブハット・アルヌスラに供与されたものであるようだ。

“We were very curious about these arms. And unfortunately, some of the fighters handled the weapons improperly and set off the explosions,” one militant named ‘J’ told Gavlak.

「こちらもこれらの兵器がどういうものかすごく興味があったんです。そんで、仲間の兵士何人かがいじっているうちに爆発してしまったんです」 と“J”と名乗る反乱軍兵士はガブラック記者に語った。

His claims are echoed by another female fighter named ‘K’, who told Gavlak, “They didn’t tell us what these arms were or how to use them. We didn’t know they were chemical weapons. We never imagined they were chemical weapons.”

この証言は“K”と名乗る別の反乱軍兵士(女性)の証言とも符合する。「サウジの連中はこれがどういう兵器なのかもどうやって使うのかも教えてくれなかったんです。私たちは化学兵器だなんて知らなかったんです。化学兵器だなんて思ってもみなかったんです」"K"も"J"も報復を恐れて本名を明かせない。

Abu Abdel-Moneim, the father of an opposition rebel, also told Gavlak, “My son came to me two weeks ago asking what I thought the weapons were that he had been asked to carry,” describing them as having a “tube-like structure” while others were like a “huge gas bottle.” The father names the Saudi militant who provided the weapons as Abu Ayesha.

一人の反乱軍兵士の父親であるアブ・アブデル・モネイム氏はガブラック記者に次のように語った。「せがれが2週間前にやって来て、運搬を命じられたという兵器を見せて、これはどういうものなんだろうかと訊いたんじゃよ。それらは“筒のような形”をしておって、別のは“ガスのはいった大きなボトル”じゃったよ」 この父親はその化学兵器を息子に渡したサウジアラビアの将校はアブ・アエシャであると語った。

According to Abdel-Moneim, the weapons exploded inside a tunnel, killing 12 rebels.

この父親のよると、問題の化学兵器はトンネルの中で爆発し、自分の息子を含む反乱軍兵士12名が死んだとのことである。反乱軍はトンネルを武器庫として使っている。

ガブラック記者がインタビューをした何十人もの反乱軍兵士は、“反乱”の給料はサウジアラビア政府から出ていると語っている。いい稼ぎになるので反乱軍になっている者も多い。

デイル・ガブラック記者自身の信頼性はどうか。同記者はAP通信社の中東の報道記者として20年以上活動してきており、さらにNPRとBBCにも寄稿しているベテランである。シカゴ大学で中東問題研究でMA学位を取得している。

AP通信社のデイル・ガブラック記者

 

この記事の最初の掲載はミントプレスというウェブサイトであるが、この記事にアクセスが集中し、現在サーバーダウンしている。

 

化学兵器の供与者としてのサウジアラビアの役割であるが、2年半にわたってシリア反政府軍、反体制派に全面的支援をおこなってきており、今回のケースで名前が出てきても驚くにはあたらない。このサウジアラビアはアサド政権を支持しているロシアに対しては、支持をやめないと来年のソチ冬季オリンピックでテロ攻撃を起こすぞと脅しをかけている。サウジアラビアのバンダル王子はプーチン大統領に以下のように語ったとされている。「来年の冬季オリンピックの安全な開催を保証しましょう。オリンピックの安全を脅かすチェチェングループはわたしどもサウジアラビアの支配下にありますからね」

 

なお、AP通信社は、「デイル・ガブラック記者はAP通信社の記者ですが、その記事はAP通信の記事ではありません」と苦しい言い訳をしている。AP通信社は誰もが知るユダヤ資本、つまりイスラエル寄りの通信社である。逆に言うと、AP通信社の中にもバイアスなく本当に真実を伝えようとしている良心的な記者は存在するということである。しかし、そういう記事には配信元として“AP通信”がつかないのである。さらに言えば、AP通信社が自社の記事ではないと否定しているのでそれだけ一層信頼性、真実性があると言える。

 


シリア攻撃 アメリカの尻馬に乗る日本はスネオ

2013-09-02 06:54:39 | 現代時評

シリア攻撃:米の正当性疑問 西側同盟国に広がらぬ支持

見透かされているアメリカ

毎日新聞
 
2013年8月31日(土)22:15
 【ワシントン白戸圭一】シリアへの軍事攻撃を容認する国連安全保障理事会決議の成立が中露の反対で絶望視される中、オバマ米政権は30日、「我々の価値観と利益に基づく独自の時間軸で決定を下す」(ケリー国務長官)と独自判断で攻撃に踏み切る構えを鮮明にした。だが、英国、ドイツ、イタリアなど西側同盟国や中東の親米国でも攻撃への反対・慎重論が台頭。攻撃の法的正当性だけでなく、その効果も疑問視する声も広がっている。(自制を求めるプーチンが国際世論で得点を稼いでいる)

 オバマ大統領が30日に示したシリア攻撃の必要性の主な根拠は、(1)多数の民間人が化学兵器で死亡(2)アサド政権による再度の化学兵器使用の可能性(3)化学兵器使用を黙認すれば、テロ組織や独裁国家による将来の使用を招きかねない(4)イスラエルなどシリア周辺の同盟国の安全が脅かされている--の4点。大統領はこれらを検討した結果「化学兵器使用を禁じる国際規範の違反は米国の安全を脅かす」と結論付け、攻撃の正当性を主張した。

 しかし、現時点で米国や同盟国はアサド政権に攻撃されておらず、個別的・集団的自衛権に基づくシリア攻撃の正当化は困難だ。(石油の利権を含む中東の地政学的覇権の拡大という不純な動機が見透かされている)
ケンカ(軍事力)なら負けない自信がある


 安保理で武力行使容認決議の採択を求める努力についても、オバマ大統領は記者団に「安保理は国際規範の違反を明確にすることに現時点では無力だ」と述べ事実上放棄した。

 自衛権にも安保理決議にも基づかない攻撃の前例には、1999年にクリントン米政権(当時)が住民虐殺の阻止を目的としたユーゴスラビア空爆がある。だが、ユーゴ空爆が北大西洋条約機構(NATO)の総意だったのに対し、今回のシリア攻撃では「特別な関係」の最大の同盟国・英国が参戦を断念。フランスを除く主要国の間では米国への賛同が広がらず、国際協調を旗印にしてきたオバマ政権の「単独主義」が際立つ皮肉な状態だ。(ジャイアンの尻馬に乗っている日本はスネオである。のび太ではない)
イギリスがおりるとは思っていなかった日本・・・


 オバマ大統領は記者団に、軍事行動は「限定的」だと説明、アサド政権打倒を目指すものではないことを強調した。28日の米公共テレビPBSのインタビューでも、シリア内戦は交渉で解決されるべきだとの考えを示した。

 だが、米国営放送ボイス・オブ・アメリカは30日、米専門家の「米国に攻撃されれば、アサド大統領が内戦終結の交渉に応じる意欲は一層低下する」との分析を踏まえ、オバマ政権の見通しの甘さを指摘した。

 米シンクタンク・ブルッキングス研究所のケネス・ポラック上級研究員は30日付の米誌ニューズウィーク(電子版)で、アサド政権打倒を回避し「限定的攻撃」でシリア情勢への関与を徐々に深めるオバマ政権の選択を「最悪」と批判する。

 化学兵器の再使用を防ぐとの目標についても、シリア側は攻撃を想定して装備や要員の退避を始めており、想定した標的をたたける保証はない。追い込まれたアサド政権側が暴発する懸念もある。

 米NBCテレビが30日公表した世論調査結果では、50%がシリア攻撃に反対。シリア攻撃が「米国の国益になる」と答えた人は21%にとどまり、オバマ政権の説明は、米国民にも届いていない。
 
 
 時事通信社(2013/09/07-01:42)

アサド政権が化学兵器使用=日本の外務省幹部認める

【サンクトペテルブルク時事】外務省幹部は6日、シリアのアサド政権が同国内で化学兵器を使用したことを、日本政府として認定したと明らかにした。日米など11カ国がアサド政権に対し「強力な国際的対応」を求める共同声明を発表したことを受けた発言。
 同幹部は「化学兵器の使用は断固許されない。明らかな国際法違反で、それはアサド政権によってもたらされた。シリア政府に責任がある」と強調した。 (2013/09/07-01:42)
 
 アメリカに合わせて尻尾を振るだけの日本
 
 
シリア大統領、侵略に対処可能=米の弱腰強調、反体制派は「失望」
時事通信
 
2013年9月1日(日)23:35
【エルサレム時事】シリアのアサド大統領は1日、オバマ米大統領がシリアへの軍事行動に関して議会承認を求める方針を表明したことを受け、「シリアはいかなる侵略行為にも対処できる」と述べ、米国をけん制した。シリア国営放送が伝えた。

 また、メクダッド副外相は「(議会での承認を表明した)オバマ大統領は明らかにおじけづき、うろたえていた」と指摘。政府系紙アッサウラは「オバマ大統領は米国の歴史的な撤退の始まりを宣言した」と論評する社説を1面に掲載するなど、アサド政権は米国の「弱腰」を強調している。

 一方、AFP通信によると、シリアの反体制組織「国民連合」のナシャル幹部は「(オバマ氏の決定に)われわれは失望した。もっと早い動きを期待していた」と述べた。 


化学兵器使用は、やはり反乱軍

2013-08-28 22:52:38 | 現代時評

化学兵器使用は、もちろん反乱軍

こんなことは冷静に考えればわかることなのだが、アメリカやNATOの息のかかったマスメディアの報道によって事実は歪曲され、ほとんど正反対のことが事実として報道されている。

実は、起きたことが報道されているのではなく、報道したいことを演出して起こしているというのが事実に近い。報道したがっているのは米英仏そしてイスラエルといった国の利害を代表しているような国際的なメディアである。特にアメリカは国際世論を自分に有利に操作することに長けている。

アメリカ、イギリス、フランスはシリア政府が化学兵器を使用したとして非難し、それに対する制裁措置、制裁攻撃を準備している。以前から準備していた手口である。大量破壊兵器があると言ってイラクに侵攻したのはどこの国だったか。そして、大量破壊兵器はあったのか?ヤクザが堅気のひとにケンカを吹っかけているのと変わらない。

報道写真を見るとほとんどが、子どもや一般市民である。ここに注意してもらいたい。シリア政府が本当にやっつけたいのは反乱軍兵士であって、一般市民ではないはずだ。しかし、いわゆる“化学兵器”の犠牲になった人々の中に明らかに反乱軍の兵士である写真はほとんどない。(2013.9.5追記:犠牲になったとされる反乱軍兵士の写真、映像は存在する) 反乱軍はいつも自分たちが一般市民を殺しては、それをシリア政府のせいにしてきている。さすがに自分たちが自発的に犠牲になってまでしてシリア政府を非難するところまではできないので、いつも一般市民を自分たちが傷つけてはシリア政府のせいにしている。そもそもシリア政府軍が自国の一般市民や子供を殺す理由がどこにあろうか。化学兵器によって反乱軍兵士が数百人死んだというのならまだ耳を傾けてもいいかもしれない。(2013.9.5追記:実際そういった報道があったが、真相は自分たちが自分たちの化学兵器をいじっていて誤って爆発させてしまったという実にマヌケな話であった)一つ言っておこう。シリアにおけるアサド政権の支持率は非常に高い。アメリカにおけるオバマ政権の支持率よりもずっと高いのだ。

実は反乱軍はアメリカから手渡された“化学兵器”を一般市民に対して使用し、それをシリア政府軍による攻撃だとして、ビデオに撮って欧米のメディアに渡しているのである。アメリカは「よくやってくれた」と言ってその映像や写真を全世界に流し、シリアのアサド政権を悪者に仕立てあげて、アメリカによる軍事介入の口実にしているのである。

日本人は「反政府軍」、「反体制派」というだけで、自由のため、民主主義のために国家権力と戦っている“フリーダムファイター”だと勝手に思う非常にナイーブな傾向があるが、現実は「スターウォーズ」の反乱軍とは全く違う。天安門事件とはまったく違う。リビアのカダフィ政権と同じと思ってはならない。アメリカは、自分がいきなり軍事介入すると国際世論がうるさいので多額の資金を使って“反体制派”を作り、シリア内部から政府に反対する勢力が成長してきているように時間をかけて演出しているのである。その実体は、上に述べたように元アルカイダや百戦錬磨のテロリストの傭兵であるが、金をもらって好きなだけ人殺しをしていい犯罪者集団に等しい。彼らの背にはCNNやBBCといったメディアが貼りついて、反乱軍を正義の味方、シリア政府を悪逆な独裁政権であるように報道している。

 

じゃ、なんでアメリカはシリア政府を転覆させたがっているのか?

アメリカやイギリス、フランスの狙いは実はシリアではない。イランである。シリアを転覆させたがっているのは、シリアが地政学的にみても、イランが最も頼りにしている同盟国だからである。つまり、シリア政府の転覆は、イランの孤立化のために不可欠な布石なのである。本当の狙いはイランの孤立化、そしてイランの転覆、崩壊である。そして、中東におけるアメリカの覇権の確立である。本丸はイランなのである。(それと、コメントでの指摘にもあるように、“イスラエルの保護”である)

そういった長期的展望のもとに、傭兵の“反体制派”に化学兵器を渡して使わせ、それをシリア政府が使ったことにして自分たちの軍事介入の正当化に利用しようとしているのである。そういった深謀遠慮があってそのための根回しを長い時間をかけてやってきている。すべてアメリカの軍事介入を正当化するのがその目的である。そのために国連もすでに抱き込んでいる。

シリア問題に関して言えば、ロシアの反応や姿勢はアメリカやイギリス、フランスに比べ、かなりフェアと言える。もちろんロシアにも利害関係があるにはあるが、事実認識に関してはずっと客観的である。アメリカと言えば、むき出しのマッチポンプである。

今回の“化学兵器使用疑惑”は、元はといえば、シリア反政府軍が、「シリア政府が化学兵器を使用した」と言いだしたことから始まっている。彼らの主張は、シリア政府が一般市民に対して化学兵器を使用し、それによって多くの罪のない市民が犠牲になっている」というものだ。

“化学兵器攻撃”があってからネット上では、シリア政府を批判、弾劾する書き込みが大量に現れた。しかし、綿密な調査によると、それらの一部は、実際に“化学兵器攻撃”が起きたとされている時間よりも数時間前から投稿されている。つまり、国際世論を操作するための組織的な回し者のサクラ投稿が事前に準備されていた疑いがある。

今回使用された化学兵器は日本人ならだれでも知っている“サリン”だということである。しかし、今年の5月にシリア国境近くのトルコ領内にあったシリア反体制派のアジトから化学兵器のサリンが押収されている。トルコ警察は、それらはシリア国内に持ち込む予定のものであったとしている。

 

“化学兵器”以前にも、反政府軍はシリア軍の攻撃によって市民が虐殺されたということを、過去1年以上も前から繰り返し言ってきている。しかし、それらはすべて、反乱軍の仕業であった。それらは一部の良心的なメディアによってほとんど証明されている。しかし、そういったまともな報道は日本では採り上げられない。日本のメディアは一貫してアメリカ寄りである。そして、日本政府の対応も常にアメリカ追随である。反乱軍の実体はアメリカ、イギリス、フランスから武器や資金をふんだんに供与されている元アルカイダなどの外国からやってきたゴロツキや傭兵である。市民の殺戮、強姦、町の破壊を多額の報酬を得て喜々としてやっている人格破たん者がほとんどである。彼らは「シリアをぶっ潰してくれ」というアメリカなどのからの注文に応えてシリアを崩壊させようとしている。いずれシリア政権が崩壊することを見込んで反乱軍側についているシリア人もいる。

ふつうの日本人はテレビや新聞の報道を、そんなにひどいウソのないものだとして受け取っているようだ。しかし、ニュースメディアは大国の国益によっていくらでも操作できるものであることを忘れてはいけない。自国のメディアですら自国の政府や東電の都合によっていいように操作され、利用されてきたことを2011年3.11当時、骨身に沁みてわかったひとは多いはずなのに、もう忘れてしまっている。

 


英国王室には左利きが多い

2013-07-25 07:39:10 | 現代時評

 

英国王室は左利きが多い

 

英国王室には左利きが多いというのはすでに定説であって、トンデモ説でもなんでもない。パパになったばかりのウィリアムズ王子も,もともと左利きである。英国王室の新しいメンバー、ジョージ君が右利きか左利きか、ギャンブル好きの英国人はすでに賭けの対象にしていることだろう。チャールズ皇太子については諸説あって右利き説と左利き説との両方があるので“?”を付した。署名している姿の写真では右手で書いているのだが、以下に述べる英国王ジョージ六世のように矯正の可能性があるらしく、これだけでは確定できないようだ。さかのぼってエリザベス女王であるが、ほぼ間違いないとされている。さらに、英国王ジョージ六世であるが、この国王は2010年のイギリス映画『英国王のスピーチ』の主人公にもなっている。幼少時に家庭教師に左利きを矯正され右で書くようになったが、自閉症と吃音を発症した。そして彼の迎えた王妃もたまたま左利きだったのである。つまり当時イギリスの国王と王妃は左利き夫婦だったわけである。ビクトリア女王のケースも有名である。もっとさかのぼって、18世紀に在位していたイギリス・ハノーヴァー朝第2代イギリス国王、ジョージ二世も左利きであったとされている。このように英国王室に左利きが比較的多く存在することがよく知られているのは、隠ぺい、抑圧が今日比較的少ないからである。もし日本の皇室に左利きが生まれても、まず間違いなく水面下で徹底的に隠ぺいされて矯正されてしまい、宮内庁の関係者の間でもタブーとなり記録も証拠もすべて闇に葬られることだろう。そして一切表面化することはなく、おそらく本人も気づかないままであろう。

 http://www.dailymail.co.uk/health/article-195054/Left-right-Look-head.html

http://www.theroyalforums.com/forums/f161/left-handed-or-right-handed-royals-3982.html

http://facts.randomhistory.com/facts-about-left-handedness.html

英国王室に限らず、歴史上の著名人には左利きは数多くいる。そもそも地球上の人間の約10%は遺伝的に左利きなのであるから、歴史上の人物の1割が左利きでもおかしくはないのだ。それをわざわざ掘り出して示さなければならないのは、あまりにも左利きであることが無視されているからである。また、右利きであったか左利きであったかについての記録や資料はそもそも極めて少ないのである。そもそも左利きという観念も言葉もなく、そういうふうに生まれついているという認識も希薄で、単に投げるのがヘタ、道具を扱うのがヘタ、字がヘタというだけだったのである。つまり、右利きと左利きの両方があるという認識もほとんどなく、今日遺伝的に左利きとみなされるような人間は(右利き)社会において単に技能の劣る人間、“ぶきっちょな奴”に過ぎなかったのである。であるから、右利きか左利きか不明である場合がほとんどで、しかも技能の劣ることは不名誉な障害としてみなされていた過去の時代にあったわけであるから、左利きであることが今日文献や考古学的資料ではっきり証明できるのはよほどのケースである。

“右利きの著名人”というフレーズが存在しないのは、ほとんどそれが当たり前だと思われているからである。逆に言うと、左利きは劣等だという前提があるので、わざわざ“左利きの著名人”と言わなければならないのだ。しかし、左利きであったと証明されていなくても実はおそらくは左利きであったような歴史上の人物は潜在的にかなり存在したように思われる。当人もさほど意識することもなく見事に右利き社会に適応してしまったようなケースはかなりあったはずである。そういう人間はただの右利き人間よりも数段問題解決能力に秀でていたことであろう。つまり、そういった“隠れ左利き”はその優れた問題解決能力によって歴史上際立った業績をなしても表面的には左利きらしいところがないのである。すっかり右利きになりきっているので、歴史上著名な左利きには数えられることはないのである。しかし今後綿密な考古学的調査、法医学的調査によって解明される可能性もある。ぜひそういう研究者の登場に期待したい。

20世紀も特に第二次世界大戦後になって初めて一部の国々で左利きが社会的に日の目を見はじめた。マイノリティ復権の一例である。女性の権利、子どもの権利、非白人の権利、先住民の権利、障害者の権利・・・そして左利き人間の権利である。しかし、人類の歴史において今日でも多くの社会で、左利きであることは、ほとんど憐れな“障害”、恥ずべき“欠陥”とみなされ、矯正されたり、差別されたりしているのが現実である。中国やイスラム圏では左利きは極端に少ない。なぜか。文化的、慣習的圧力のために遺伝的な左利きが抑圧されて顕在化しないためである。つまり左利きに生まれついてもそう生きることが許されず、右利きとして生きることを強いられているケースが多いのである。過去の歴史にあってはこうした社会的圧力は今日よりもさらに強かったと想像される。そうなると本人ですら自覚のない左利きがかなりの比率で潜在的にいた可能性がある。逆に、自覚した左利き、“確信犯的”左利きは相当な勇気の持ち主であったことであろう。

ここには性同一性障害に似たパターンが見られる。心は女性なのに男性の身体に生まれたために男性として生きることを強いられる、またはその逆に心は男性なのに女性の身体に閉じ込められて生きる・・・。最近は“性同一性障害”者もカミングアウトする時代である。左利きは日本でもかつては“ギッチョ”と呼ばれ馬鹿にされたものであるが、戦後しばらくしてやっと日の目を見るようになったのは、プロ野球の影響が大であった。左投手、左バッターが英雄視され、左利きが徐々に許容されるようになったのだ。「わたしのカレは左きき」(1973)というかつてのアイドル麻丘めぐみのヒット曲も左利きの権利回復に大いに貢献したと言える。

音楽の世界で左利きというと、ビートルズのポール・マッカートニーしか思いつかない人も多い。ジミーヘンドリックスも伝説的左利きギタリストである。実はモーツァルトもベートーベンも左利きである。ラフマニノフも左利き、ピアニストではグレン・グールドがそうである。

美術の世界では誰もが知っているレオナルド・ダヴィンチをはじめ、ミケランジェロ、ラファエロ、デューラー、エッシャー、クレーなどが代表的である。

科学の世界では、ニュートン、ダーウィン、アインシュタインというふうにケタ外れの天才に多い。キュリー夫人も女性には特に少ない左利きであった。

コンピュータ科学の先駆者、暗号解読の天才、アラン・チューリングも左利きであった。彼は英国王ジョージ六世と同様、吃音であった。コンピュータといえば、ビル・ゲイツも左利きである。さらに任天堂の伝説的ゲームクリエイター、宮本茂の左利きも有名である。

 http://facts.randomhistory.com/facts-about-left-handedness.html

アメリカの大統領は現在のオバマ大統領までの7人のうち5人が左利きである。これは何を物語るのか。

 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E3%81%AE%E5%88%A9%E3%81%8D%E6%89%8B

 カーターとG.ブッシュが“例外”である。

 

アンジェリーナ・ジョリー                 レディー・ガガ

 

ちなみに8月13日は世界左利きデーである。1992年が第一回というから、今年は21回目ということになる。

  International Left-Handers Day 13 August

 http://www.anythinglefthanded.co.uk/research/left-handed-research-current.html

人類の約1割が遺伝的には左利きと書いたが、これはもちろん地理的、民族的、歴史的なばらつきがある。今日の世界ではおおよそ8%から12%と言われている。一般に若い世代ほど左利きが多い傾向がある。(続く)