想像以上に

津波は大きかった。今日一日、自分の心の中に湧き上がる、怒り、憎しみと戦ってきた。疲れた。
夕方には胃が痛くなり、吐き気がしてきた。こんなに弱かったのか

友人のHPに紹介されていた詩

あい

逝ったひとはかえってこれないから
逝ったひとは叫ぶことが出来ないから
逝ったひとはなげくすべがないから

生きのこったひとはどうすればいい
生きのこったひとはなにがわかればいい

生きのこったひとはかなしみをちぎってあるく
生きのこったひとは思い出を凍らせてあるく
生きのこったひとは固定した面（マスク）を抱いてあるく

そして、この友人から朝一メイル
妹さん
旦那さんのことより
きょうちゃんの事
心配するとおもうよ
なげかないで
忘れてよ。

午後には道江のお友達から私を心配するメイルが。。。
お嫁ちゃんも心配してくれました。

みなさん、ありがとう。
私が知りたいのは道江の気持ちです。
でも、知る術がない
ただ一つ、分かることは私が泣いてる姿を道江は喜ばないってことです。
丁度、泣きつかれたことだし、もう、強気で前に進みます。
でも、ちょっとだけ愚痴りたい。
私は昨日義弟から手紙を貰うまで、彼は道江を大切にしてくれて愛してくれて道江はとても幸せだったんだと思っていました。でも、今は彼の人格を全面否定しています。だから思うのです、道江は幸せだったの？こんなに簡単に道江の事を過去に出来る人と結婚して幸せだったの？道江の墓前で私と抱き合って涙したその２、３ヶ月後に結婚を決める人、そんな人に愛されて幸せだったの？
道江の命日が近付き、気持ちが滅入りがちの私に、「結婚します。彼女と僕は幸せです。彼女があなたにした事は知っています。その事は過去の出来事とし、あなたの祝福を受けることが出来たらもっと幸せです」そんな事を書いてくる人と結婚して幸せだったの？
私は誰かをひどく傷付けて来たのだろうか？だから今、こんなに傷付けられているのだろうか？だとしたら、私は甘んじて受ける。でも、道江を巻き込みたくはない。突然命を奪われ何も言えずに逝った道江が今またこんな思いをしなければならないなんてかわいそう過ぎる。残酷過ぎる。道江だけじゃない、父や母にも残酷な話だ。私達は彼を信じていたのに。誠実な人と信じて疑わなかったのに。
愚痴終了