36 死神の精度 伊坂幸太郎
37 大いなる助走 筒井康隆
38 横道世之介 吉田修一
39 コンビニ人間 村田沙耶香
40 芸術企業論 村上隆
一か月以上たちまして、なんとか次の五冊を読むことができました。
死神の精度は、一話完結の連作短編で面白かった。
大いなる助走は、昔の作品ですが、昔の人のエネルギーと頭のおかしさを全編を通して感じるやつでした。ずっと狂ったコメディを見させられているようなオンタイムで読んでいたら、どうだったかな、って思いました。私は笑ったでしょうか。とにかくすごい分量読んで、中身はとにかく愚痴。自分が賞をとれない愚痴。やばい本でした。
横道世之介は、お友達のオススメです。
青春の酸いも甘いも、距離感があるのに、ぜんぶわかって、主人公が大好きになってしまう。
泣いて笑って、胸が締め付けられる。これを青春というのかも。
コンビニ人間は、これは絶対に読んでほしい。
ウソみたいに面白かった。
面白かった、だけでは書ききれないけど、それ以外の言葉がみつからない。
たぶん私の今年の1位。
村上隆という人を知りたくて読みました。
正論とむちゃくちゃが入り混じった、思った通り、いやそれ以上のヤバイ人でした。
決していい人じゃないと思うんです。大いなる悪役。でも言っていることは筋が通っている。表紙の顔さえ怖い。