戦争と、環境問題って、別次元の話だろうか?
最近私が注目している人物、それが田中優さん。NPOバンク、apバンクを立ち上げた人だ。
この本は、岩波ブックレット、500円くらいだ。たったの65ページ。
薄いけど、内容はかなり濃い。
是非、みんなに読んでもらいたい。
ほんと、すごく、勉強になる本だった。
戦争を考えるのに、3つの視点がある。
1 実際に被害を受けている、被災地の人の視点
是非、みんなに読んでもらいたい。
ほんと、すごく、勉強になる本だった。
戦争を考えるのに、3つの視点がある。
1 実際に被害を受けている、被災地の人の視点
2 戦地より遠い平和な国でテレビの画面でまるでゲームのように、戦争を見ている視点
3 戦争を「金儲け」として捉えている人たちの視点
特に、3番目の視点について説明してくれている。
イラク戦争が、アフガニスタン爆撃が、どれだけアメリカの思惑通りに金儲けに繋がったのか、というカラクリだ。
イラク戦争が、アフガニスタン爆撃が、どれだけアメリカの思惑通りに金儲けに繋がったのか、というカラクリだ。
本より抜粋。
アラスカで油田が強引に開発され、南米ベネゼエラでは大統領が拉致され、コロンビアでは石油が埋蔵されている地域に枯葉剤が撒かれる。
アフリカの最大の輸出品が石油となり、スーダンでは石油をめぐって紛争が続く。
オイルに絡むお金儲けが、見えてくる。
そして見過ごせない環境問題と戦争の、関係性。
どれだけ戦争や核実験により環境破壊が、CO2排出が、オゾン層の破壊が、進行していることか。
どれだけ戦争や核実験により環境破壊が、CO2排出が、オゾン層の破壊が、進行していることか。
最後に、心に残った一文を引用します。
ぼくらがコンビニでレジ袋を断っている頃、
どこかの戦闘で、町そのものが破壊されている。
どこかの戦闘で、町そのものが破壊されている。
ぼくらが省エネのために電気を消している頃、
どこかの実験で地球そのものが破壊されている。
ぼくらがリサイクルのために分別している頃、
戦闘機は莫大な石油を消費し、二酸化炭素を排出している。
ぼくらがリサイクルのために分別している頃、
戦闘機は莫大な石油を消費し、二酸化炭素を排出している。
戦争、その準備のための軍事開発を止めないで、何が環境保護だろう?