興味深い記事を見つけましたので、ご紹介。
出稼ぎ労働と、Brain drain(頭脳流出)について。
http://www.news.janjan.jp/world/0802/0802170934/1.php
簡単に言うと、
途上国の人は高い給料を求め、南から→北の先進国に出稼ぎにくる。
出稼ぎ労働者による本国送金が年々増大していて、今年3,000億ドルを超えるとか。
これらの送金は、もちろんのこと、富裕国から貧困国への開発援助の一部としてカウントされるいいわけがない。
先進国は、GNPの0.7%をODAとして拠出しなければならないが、その援助目標に達しないため、出稼ぎ労働者の送金を北から南への貢献要素と認めさせようとしている流れがあるそうだ。
特に問題なのが、貧しい国々から豊かな国々への大量の医療従事者の移動(いわゆる頭脳流出)っていうもの。
これは、言葉だけ知っていたけれど、去年の夏のGAですごく問題だー!ってヨーロッパの参加者のみんなが騒いでて、「世界で、この話題ってHOTなんだ~」と初めてしりました^^;
アフリカからイギリス、米国などの西側諸国へ、医者、看護士、助産婦が移動していることが多く、豊かな国々が、アフリカの人的財産、その頭脳流出で利益を得ていることに、懸念が高まっているそう。
近年の統計によると、ガーナの医学校の卒業生の半数が、卒業後4.5年以内に、75%が10年以内に、国外へ移住しているんだとか。
UNICEFによると、南アフリカからは毎月300人の専門看護士が国を離れているとか。
理想は、現地の人材は現地の問題に取り組むべきかもしれないけれど、一気に解決する問題ではないので、とりあえずは、賃金の差がないよう、相互にとって有益な関係での雇用であってほしい。