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災害が社会を崩壊させる。

2007-01-21 23:38:01 | 公衆衛生

災害医療勉強会part2@大阪 21(Sun)

今回は災害医療というか、災害が起こったときの「社会」を考えてほしいと思って、ワークショップの内容を企画した。
初めて、ゲーム形式のワークショップを、作ってみた。
自己満ですが、、面白かった!!

設定→まず3グループに分け、カードを引いてもらう。
A 在日インド人の夫婦。共働き。子供は2人。
B 独身男性、人工透析をしているおばあちゃんと2人暮らし。
C 工場を経営する、とある家族。子供は2人。
 
A,B,C3家庭が、ある深夜、大震災にあう。 

家は倒壊、さぁどこに逃げるか?何をもって逃げるか?避難所はどんな様子か?その時、どんな気持ちか?1日目、どんな問題点が起こってくるか?仮設住宅の抽選会(→これもカードでやった♪)当たったたら?外れたら?

そして1ヵ月後、以下のような問題点が起こってくる。(カードで問題を与えられる。)

A 共働きに行かなければならない。子供はどこに預ける?他にはどんな問題が?
B
 働きに行かなければならない。おばあちゃんのボケが進んだ。誰が介護する?
C
 工場の倒産、お父さんがお酒にはしり、アルコール依存症になった。さあ、どうしたらいい?

 そして、それぞれの家族の、復興は、いつでしょう…??

 私が考えてもらいたかったのは、災害における社会の影響である。その影響が、被害が大きく出てくるのは、「高齢者」「慢性疾患のある人」「子供」「外国人」「障害者」…、彼らは「災害弱者」と呼ばれる。社会の復興は目に見える。でも、目に見えないところで、災害弱者は復興にたどり着けない困難さを抱えることがある。復興の姿は一人ひとり違っていて、そうゆう色んな人が住む社会を一瞬にして崩壊させるのが、災害なのである…。

伝えたかったことは、災害復興の「社会」の「復興に向かう」矢印が、右肩上がりに、上昇していったとしても、災害弱者の矢印は横ばいのままかもしれないし、緩やかなカーブを描くかもしれない、ということだ。

今回、初めてワークショップをゲーム方式で作ってみたが、こちらが予想していたものと違うものが出てくること、それにいかに対応するかが、難しいなと感じた。それはこちらの誘導をどこまでするか、どこまで参加者の裁量に任せるか…。
あと、
今回心がけたのは、ワークショップの最後に、わかりやすく、「振り返り」の作業をすることだ。これは視覚的に、グラフを用いて、「構造で理解させる」ことを目的にした。この構造で理解させるというワークショップのやり方を本で勉強して、今回使ってみたんだけど、これが良かったなーって実感できたので、日々、プレゼンのスキルアップや、ワークショップのスキルアップをすることも、必要不可欠だな、と思った。

毎回参加してくれる(手伝ってくれてる!)きょうちゃんをはじめ、参加者を飽きさせず、いかに面白くやっていくか☆

なんにせよ、今回は本当に、一番、私が楽しませてもらった☆

あとあと、このWSの前に、阿倍野市の防災センター身に行ったんだけど…。。。

震度、七、(を体験させてもらえる。M8.4)、これはやばかった!!!
立てなかった。本当にびびった。
ありゃ、やばい。
M9を越える、スマトラ島沖地震、半端ナイって痛感した。
マグニチュードが2増えると、エネルギーは1000倍増えるらしい。
阪神淡路大震災で、M7なんだから、M9なんて…。
やばい。ほんとに。。。

最後に。
協力してくれたきょうちゃん、あっくん、防災センターの関西のノリが抜群なおっちゃん、ガイドの方、参加者のノリノリな関西メンバーのみんな、最後新幹線に間に合うように飛ばしてくれた、タクシーのおっちゃん、みんな本当にありがとう!!!

そして、何より、このわがまま娘に、資金援助をしてくれた両親、本当にありがとう!

つくばに帰って、勉強します!!