東電圏の電力削減は、震災で帰宅難民経験があったり、計画停電での苦汁経験を経て政府が「電力使用制限令」を発したこともあり、経済界も家庭も協力的に進められています。一方の関西電力は、予測されていたはずの点検停止中の原発再起動の困難さが、浜岡原発の停止により一段と難しくなったなか、政府の再起動に向けた安全指針の策定・徹底不足が致命傷となり再起動に向けた動きが進んでいないことは諸兄がご承知の通りです。海江田氏は各地に説得に回ると言っていますが、実行されたというニュースを遊爺はみかけていません。
原発依存度50%とされる関電が、今夏の節電を言い出すのは当然で、むしろ遅すぎたくらいですが、関西の企業や橋下知事はネガティブな反応を示していますね。 . . . 本文を読む
浜岡原発の停止を派手に実現した民主党政府のカンカラ菅&海江田氏ですが、浜岡以外は停止しないと言ってました。言ったのですがどのような行動をしているのか、全国の電力の融通で東電の不足や中部電力エリアや原発依存度の高い関電エリアの需給バランスはどうなるのかが見えていません。遊爺の勉強不足もあるのでしょう。
九州電力や北陸電力の窮状が散発的に報道され、少し触れさせていただいていました。関西電力についても原発依存度が高いことから危惧していましたが、点検停止中の原発が点検終了後の稼働開始していない現状で推移すれば、関電は電力不足になるし他の原発も適正な余力を下回るとの朝日の報道がありました。だれもが推測している事なのですが...。 . . . 本文を読む
77年前の大火で2,800人余りの死者・行方不明者が出た際、久慈など岩手各地から義援金が贈られた恩返しをと、函館市から小型中古漁船227隻が無償で贈られることになり、このうちの83隻を乗せた大型船が 5日午前 8時すぎに久慈市に到着したのだそうです。丁度漁期を迎えるワカメ漁やウニ漁にまにあい、久慈市内各地の漁港に届けられ漁が再開されることになりました。 . . . 本文を読む
東京電力の今夏の供給力について、当初25%の節電要請が、融通や供給力増強で15%に減っていました。その後、カンカラ菅の浜岡原発の停止要請で、中部電力からの東電への融通は不可能になったことで、関西電力からの玉突き融通が話題に上っていました。その関西電力は原発依存度が高く、定期検査で停止するものがあり検査完了分の復活がなければ、東電以上の電力不足に陥ります。
浜岡の停止を要請した後、ほかの原発の停止や検査明けの原発の稼働について、G8での中途半端な発言はありましたが、確たる方針の議論や確立・説明も、全国規模での供給力の過不足の状況についてのまとめが聞こえてきません。
そのなかで、北陸電力でも電力不足が生じ、東電への融通が停止されるとの記事がありました。東電の供給能力、15%削減のままでよいのでしょうか? . . . 本文を読む
南シナ海で、中国と領有権の対立で奮闘しているベトナム。ドイモイ政策を採り、中国と同様に市場経済路線へと転換し、GDP成長率は、2007年8.5%、2008年6.3%、2009年5.3%、2010年6.8%と安定成長が続いているのだそうで、電力が不足しているのだそうですね。 原発を導入して補うとし、日本も売り込みをし、ロシアに続いて受注に成功していました。
東日本大震災と、その福島第一原発事故の発生で、ベトナムでも対応を苦慮しているのだそうです。 . . . 本文を読む
原発事故初動の緊急時、真水が底をつき海水の注入をするしない、官邸が注入を中断させたとか指示していないとかのドタバタは、復興対策の国会委員会での党首質疑のほとんどの時間を費やすまでに紛糾したことは既にご承知の通りです。
これが、実は中断されていなかったとの東電の発表で、急速に話が打ち切りになってきています。たまたま継続注入されていたからすべてよしでいいのでしょうか。いいえ、官邸が海水注入で紛糾し、真水が切れてから海江田氏が支持を出すまでの間は、官邸や東電本社、原子力委員会といったトップ層の間では海水の注入が空に浮いていた=注水の決断がなされていなかったのです。このトップの決断の停滞についての追及は、たまたま注水が継続されていたからと言ってうやむやにしては、原発事故対応の真相をゆがめることになってしまうのではないでしょうか。 . . . 本文を読む
G8のカンカラ菅は、各国首脳からお見舞いの言葉と、混乱の中での秩序ある被災地の方々の行動への賛辞や、優先されたスピーチ順など注目を浴び、カンカラ菅が賞賛されたわけでもないのに、満面の笑みが絶えません。
カンカラ菅の演説には、質問などもなく事故被害は継続中であることから、むしろ冷やかに聞き置かれたといった雰囲気なのだとか。(日本テレビ・青山氏の現地レポート)
国際公約を、帰国後どれだけスピーディに行動に移せるかが注目されています。 . . . 本文を読む
G8 ドービル・サミットが開催されました。ワーキングランチ冒頭で、開催国以外の国がスピーチするのは異例なことなのだそうですが、管総理が約10分スピーチしたのだそうです。
今回のサミットの主題が原発であり、福島の事故が各国のエネルギー政策に大きな影響を与えている証です。
脱原発に転じた独と伊。原発維持・推進を表明している仏、米、露等。肝心の日本は...。 . . . 本文を読む
福島第一の原発事故に端を発した電力供給体制論議で、自由化を推進すべしとの声が高まっていますね。
国鉄の民営化、郵政民営化など成功例や、混迷している独占の解体があり、民間会社とは言え官庁以上に官庁化していると言われる電力各社。国の重要なエネルギーを一手に担っています。自由化=競争激化が大停電を招いた米国の例や、価格の乱高下、長期展望での設備投資がどうなるのか。世界の先行例に学び日本はどうあるべきか、議論が深まることを期待しますが、日本の現状の一つで、PPS((特定規模電気事業者)の発電能力が活かされていない弊害がでているのだそうですね。 . . . 本文を読む
「釜石の軌跡」は、新聞やテレビで報道され、諸兄も取り上げておられることですが、片田教授が座談形式で語られているサイトに出会いましたので、内容の濃さの備忘録を兼ねてアップさせていただきました。遊爺が、海のすぐそばにある釜石東中学校と鵜住居小学校の生徒が、全員津波から逃れられた話を知ったのは、「みのもんたの朝ズバ!」で片田教授がお話されていたのを見てからでした。出会ったサイトはその時のお話と、更にプラスされた情報も含まれています。 . . . 本文を読む
未曾有のレヘル7の原発事故。安定冷却化に向け、世界の叡智を集めた作業が進められているはずですが、ロボット&重機の最先端技術や、現行技術が新たな用途での実用効果が試されています。近隣の住民の方々や各種産業に大きな被害をもたらしていて、被災されている方々には、心からお見舞い申し上げます。
その状況の中で、不謹慎のそしりを受けるかもしれませんが、この禍を克服する新技術が実効をあげ、世界の今後に貢献できることになれば、世界中のエネルギー需要の今後につなげることになり、被災された方々のご苦労に報いることになると考えています。
世界中の叡智がこの現場で性能を試され実証される機会ともなっていますね。日本の技術は世界の最先端と、国内ではよくもてはやされていますが、どうなのでしょう。 . . . 本文を読む
米国では今年に入り自動車販売実績が伸びているのだそうです。ただし、伸びているのは米・ビッグ3で、日系メーカーは減少しているとのことです。大震災で生産がままならない日系企業が販売奨励金を絞るのに対し、ビッグ3は、逆に奨励金を増やして攻勢を強めた結果なのだと。
更に、北米依存で中国市場に出遅れたトヨタより、中国市場で一日の長があるGMは、1~3月期の四半期の世界販売台数で、トヨタからトップの座を奪還したのだそうです。そして、今年通年でもGMがトップとなる見込みだとか。 . . . 本文を読む
今日(2日)、「復興構想会議」の委員が、福島県の視察に入りました。6月とか、8月とか報道がなされていている復興構想案のまとめの計画なのだそうですが、日々の暮らしのある現場では、復興に向けた民間同士での動きが始まっているようです。
農水畜産で日本を支える東北の、経済活動を復興する柱のひとつの漁業の前線となる、震災で失われた漁船をとりもどす動きです。 . . . 本文を読む
福島第一の原発事故の賠償について、政府と電力会社の綱引きが始まっているようですね。
いまだ危機的事態からの脱出が見通せない現状では、安定冷却状態に向け全知全能を尽くしていただきたいのですが、政府の責任逃れやパフォーマンスの先行が、あちこちで物議を醸しだすのでしょう。 . . . 本文を読む
米国は、放射線などで汚染されたところで活動できる少数精鋭の集団である「CBIRF(特殊兵器事態対処部隊)」を、横田基地に待機させていました。原子炉の冷却に失敗し、放射能物質が広がったときに活動する為に、米国が日本への支援の一環として派遣してくれたものです。
約一月の待機をへてここで撤収するのは、オバマ政権が、世界に対して日本の原発有事への不安を和らげる動きに出はじめているからなのだとのことです。 . . . 本文を読む