気持ちの変化・・・?

2010-06-05 07:37:34 | 日記
社長から「往診ドクターとの時間をつくって欲しい」
半月前から言われていた・・・。
そろそろ具体的なアポを入れないと。
金曜日、仕事が終わった。そのまま家に帰ってゆっくりしたかった。
実は、午前にクリニックへ電話を入れていた。ドクターとのアポとりのため。
「先生、今 往診で出かけてます」
夕方、梅田に出向くことを決めていた。

新阪急ホテルに車をとめる。
夕方の梅田・・・人も車も多い。
ユニホームのままで、スクランブル交差点を走る。
空はすっかりオレンジ色。
ちょっとほっとした表情のサラリーマン。
緊張した面持ちの彼女達・・・いろんな人が交差点を横切る。
大きな花かごを持ったおにいさんといっしょに エレベーターに飛び乗る。
そう、このビルの4Fがフラワーアレンジメントのスクール。
そして5Fが、目的地のクリニックなのだ。

クリニックは もう防犯用の重たいドアがぴったりと閉められていた。
ゆっくりと重たいノブをまわす。やわらかなジャズが体をつつむ・・・
「あら~、お久しぶりですぅ。ケラケラケラ・・・どうしたんですか?今日は」
「ねえねえ・・・先生さぁ~、食事にさそったら一緒に行ってくれるかな?」
「(笑)大丈夫ですよ。みなさんと気さくに過ごすこと 大好きですから。」
「まだ、戻られてないねんな?」
「電話してみましょか?」
彼女は、クリニックの受付。ほんとに無理なお願いをこの5年間してきた。
彼女とこんな会話できることが、すごく嬉しかった。

受付の彼女が取次いでくれたおかげで、ドクターとの時間がとれた。
「今日やったら、俺が招待するから、社長に電話しぃ」
ちょっと 強引やけど(笑)

ほんとの意味で、金曜日の残業となった。北新地。

新阪急ホテルに停めた車に戻った。
すごく わが子とはなれるのがいやだと感じた。
とにかく、家にもどって車を置かねば・・・

自宅に戻ると、わが子は塾のため、空っぽ。
干していた洗濯物がきれにたたまれ、ソファーに置かれている。
その洗濯物を それぞれの整理ダンスになおす。
小学校からの連絡をチェック。
必要なものにサイン。
台所のシンクに洗い物がないかをチェック。
あわただしく化粧直しをした。

リビングの電気はつけたままにした。
もどるわが子が 少しでも安心できればと思ったから。

ほんとに、ほんとに出かけることがいやだと感じた。

今日は、仕事・・・しかたない。