ひこうき雲・・・・・

2013-08-12 13:15:34 | 日記
空にあこがれて・・・・・・

空をかけてゆく・・・・

あの子の命は・・・・ひこうき雲


風にざわめく森の樹木達や
田畑のめざめるような緑色・・・・

流れゆく情景に心がタイムスリップし

夢とも現実ともわからぬシーンに魅了される・・・・・『風立ちぬ』



残暑きびしき8月・・・・夏休みの思い出に
ゆうすけと 『風立ちぬ』ジブリにでかけました

小説「風立ちぬ」作者の堀辰雄氏と零戦(零式艦上戦闘機)の設計者 堀越二郎にささげられたこの映画は、

関東大震災の時から太平洋戦争に突入していく時代背景の中で
ちょっとほろ苦く、悲しい大人のロマンスを描いたものでした

アニメとは思えないジブリの技術に圧倒されるのはもちろんでしたが、
エンジニア堀越が、不治の病(結核)に冒された菜穂子と過ごす限られた時間の描写は
なんとも胸しめつけられる思いがしました。

「風立ちぬ、いざ生きめやも」

さあ、生きようじゃないか・・・・・



戦後生まれた世代が増えるこの日本で、当時を振り返ることは難しいのだけれど
映画を通じて、戦争に少しだけでもふれる機会を持つことは、大事なことなのかもと
感じます。
たまたま、『永遠の0』百田尚樹氏の小説にふれる機会があり、
どこか『風立ちぬ』とかぶる部分があるような気がします。
・・・・・それは、ただ零戦に関することだけかもしれません(笑)・・・
『永遠の0』は、また次のブログにアップすることにしますね


荒井由実が唄う「ひこうき雲」がエンディングで流れる時も
シアター内誰一人立つことなく・・・・でした
ユーミンの唄も、なんだか泣けます
「あの子の命は・・・ひこうき雲」・・・・映画に出てくる菜穂子と重なります

ゆうすけには、ちょっと難しいかな?って感じるアニメ
・・・・友達ともう1回観にでかけてました。

愛しい人を失っても、悲しむより前向きに「生きようじゃないか」という気持ちを
持ち続けることは、違う意味で厳しいことだと感じます。
けれども、現実社会では、耐えなければならない苦難はたくさんあり
それを乗り越えて「あたりまえ」という試練は、もっとたくさんあるわけやしね。

健康であること・・・・
戦争がなく平和な空間で過ごすこと・・・・

あたりまえのことが、一番難しくて大切なことなんでしょうね。


ちょっとだけ、かしこくなった気がした