みそか

2010-12-31 10:18:25 | 日記


風の強い朝
実家の裏 浦神漁港 とれたてのハマチが
水槽の中で 泳いでいたよ
午後の便で 大阪と名古屋に出ていくのだそうだ
みそかとは思えないくらい あわただしく動いてる…昼下がり
2010年も あと少し…

小さな家族達・・・

2010-12-28 21:01:49 | 日記

叔母夫婦には 子供がいない
寂しいからというわけではないが
気付けば 犬か猫を飼っている

ミニチュワダックスのラヴ
ベンガルの くうた

ラヴは もう赤ちゃんを何度も産んでいて 日本中に子供達が旅立っていった
避妊手術をして5年が過ぎる・・・
ベンガルのくうたは まだ若くて6歳(充分りっぱな大人猫かも)

わが子 ゆうすけが赤ちゃんの頃 抱っこ紐にゆうすけを入れて叔母宅に出向くと
いつも ゆうすけに焼きもちやいていた・・・あれからもう11年が過ぎるのだ

ここ3年くらいは 好きなジャーキーを食べたいだけ食べさせたり
4人がそろって夕食をとることが多かった為、どうしてもえさがほしくなる様子で
おでんのときは 骨付きの鶏肉をもらったり 茶碗蒸しの残りももらったり
随分 食べ癖がついてしまって・・・
ミニチュワダックスではなくて 普通のダックスになっていた・・・
友人が 「ゆうちゃん・・それ・ミニチュワっていう名前の普通のダックスなんちゃうん?・笑」って 冗談のようなほんとの姿になっていた

そんなラヴに異変がみえたのは 11月頃・・・
「右前の爪生え際がおかしいねん・・・」
しばらくして 右耳が中耳炎になった・・・そう 右前足の膿が耳に入るからだ。
12月のある日 近所の獣医さんより 「右前足に異常がみられます レントゲンを見る限り
どこまで壊死しているか はっきりわからないので 精密検査をされたほうが良いかと」
叔父の話しでは 
「悪性の腫瘍で 右足全部死んでるかもしれんねん」
近所の獣医さんでは 設備が整っていないので 城東区にある救急も対応できるほどの
設備ある病院を紹介してもらったらしい・・・

もし 右足全部を切断しなければならなかったら・・・
「散歩も自分で できへんわけやし・・・本人もつらいと思うから 
 安楽死させるつもりやねん・・・」
たしかに 老犬・・・今の状態から悪くなるなら 安楽死が良いかもしれない
なによりも 今現在の状態さえ 彼女には しんどいかもしれない・・・
前足を自分でなめてしまうので 首には大きなリングを巻いているのだ

同じ屋根の下で 苦楽を共にすること・・・
なによりも大切な家族であることには変わりないのだ
「・・・・とにかく CTの結果から 先生の言うこと聞いて判断しよう」
ということになった

叔母は 年末忙しい会社を休んだ

城東区にあるその病院は 動物救急も対応でき 獣医を養成する専門学校が
併設されていたようだ
「もう・・・すごかってん(笑)受付から助手にいたるまで 女の子は 全員
可愛かったわ・・」と 叔父
さすが 大阪市やからなせる業かなっと感じる
田舎なら 家畜の病気くらいの需要だが 都会はペット社会が充実している
ペット救急も 箕面市に1件しかなかったのに ここ最近 この城東区の病院が
できたらしい・・・

CT結果が モニターに映し出され 右前足部分の3Dソリッドモデルが
360度回転するのだそうだ・・・
「中指と薬指部分を切断だけで 患部切除はできます。ただ今の体重を支える
には ちょっと厳しい体勢になるため ダイエットも必要かと。そして かなり
老齢であるため 術後の経過が良好であっても 健康なダックスと比べて
長生きは無理かもしれません」

オペは 年明け11日に予約してきたようだ
叔父も叔母も仕事を休む・・・
「とりあえず 家での生活が しばらくつづけられそうやから オペうけるねん」
もう11歳・・・術後の先々がどうであれ 充分楽しく過ごしてこれたのだから
今はただ オペの成功とラヴの快復に期待するだけだ。

夕食後 散歩に連れて行って欲しいと 鼻をならしながら
シンクで用事をするわたしから離れない・・・
外は暴風雨・・・普通の状況でも散歩は無理な日
「ラヴ 今日は雨ふってるから 散歩はダメ・・・お天気いい日に行こうね」

次に散歩に出れる日・・・来年2月には 大丈夫かな?
ちょっと 寂しげなラヴの目が とても印象的な夜だった・・・




通知簿

2010-12-28 16:29:30 | 日記
5年3組 2学期 出席番号14番

体育 評定B 基礎運動ができる
     
・・・ Cじゃなくてよかったわん 一輪車のられへんし(ぷ)・・・
    「縄跳びするから 飛び縄買って」

家庭科 評定B 授業に前向きな姿勢がみられる

・・・ くすぅ とてもよくできるやったら 怖いやぁん ・・・

音楽 評定B 楽しみながら授業に取組むことができる

・・・ あはぁん 何を楽しんでいるのか 今度聞いてみよっと・・・

図画工作 評定B のびのびとした気持ちを作品に反映することができる

・・・ おおおっ ただのんびりなだけやぁ~ん(ぶぶぶ)・・・

そして 学級担当係り
    配達係り

がははははは なぁ~んやねん? この係りはぁ? 給食当番のことか?

(ーー;)プリントいっぱいあるねん 配るやつ・・・・

どうして家族は 先生からの所見欄内容を 褒めてあげへんのやろうか?

第2学期 所見
何事にも真剣に取組み 粘り強く最後まであきらめることはありません。掃除当番など責任をもって取組むことができ 友達からの信頼も厚いようです。3組だけではなく他クラスの友達もたくさんあり 来期もクラスの中心としてがんばって欲しいと思います








ほんとに 季節は冬・・・

2010-12-26 07:46:38 | 日記
福祉系専門学校でのカリキュラムも施設実習4日を残すのみとなった今日・・・
勤める事業所から 先輩介護福祉士に同行してのサービスがつづく・・

空はグレーで すこし重みを感じていた
94歳 女性・・・うちの事業所でサービスをスタートして3年目の冬
ヨークシャーテリア2匹と 孫娘さんとの生活・・・
残念なことに 孫娘さんによるサポートは 望めない生活状況
守口市の高齢福祉課より 直接事業所を指定してくるケースの1つだった

訪問スタート当初 2匹のヨークシャーテリアの排泄物で 家中 異臭。
ご本人は 食事をつくる気力もなく 心臓疾患からくるチアノーゼ(酸欠)が
ひどくなっていた。
2ヶ月に1度はいってくる遺族年金他・・・は 孫娘が使い込み
ご本人には まったく自由に使えるお金がない状態だった・・・
正直 「そんな ひどいことって・・・あるの?」ではなくて・・
この仕事をしている限り 「よくある話」なのだ
ケアマネージャーによる「介護計画書」には 
バランスの取れた食事を摂取いただくこと
飼い犬とだけの生活から デイサービスや ヘルパー訪問により
外部との交流を積極的に行うこと・・・
介護サービスは 365日体制をとっている

2時間のサービス時間の中で
2食(昼と夜)の食事を調理
共に行う散歩(車椅子介助)
居室掃除

朝食は ご自分で玉子焼きをつくる・・・買い置き卵を切らせてはいけないのだ
居室の掃除を手早くすませ
車椅子を準備した
吹く風は猛烈に冷たい・・・
淀川から吹きこむ風 独特の冷たさを感じる
いつもの雑貨屋さんに到着するが 今日は店を閉めていた
「卵が買えない・・・・」
この寒さのなか 車椅子での散歩をこれ以上続けることはできないと
判断して すぐに戻ることにした

冷蔵庫の食材をチェックしつつ 連絡ノートに目を通す
きのうの食事が何であったか
買い置きの食材・・賞味期日
瞬時に今日のメニューをきめていく
「卵・・・買い物行く時間あるかな・・・」不安
電子レンジで食材を解凍しながら
2口のガスコンロでは おだしをあたためたり
フライパンで野菜を炒め始める
迷っている時間はないが 食事だけが楽しみな利用者への
気持ちを忘れてはいけない・・・ある意味 家族につくる食事よりも
気持ちが入っていく
40分で調理したメニューは
昼:焼きうどん(豚肉 キャベツ ピーマン にんじん 玉ねぎ)
  ほうれん草の胡麻和え
夜:金目鯛の煮付け
  かぼちゃとまいたけの煮物
  ほうれん草胡麻和え
  キュウリとわかめの酢の物
喉につまらせないように 小さめに食材は切る 
炒めるというよりも くたくたに煮込むこと
しっかり火を通す・・・
ほんとに基本的なことだけど 時間の制約のなかで対応することは難しい
同行している介護福祉士が わたしが調理サービスを対応している間
普段ヘルパーさんでは対応できない仕事をこなす
階段についているゲートをなおしたり
ハンバーグやロールキャベツなど 手間のかかるメニューの下ごしらえをするのだ
ロールキャベツは1つづつラッピング ハンバーグは火を通してラッピング
タッパーにそれぞれ詰めてフリージングする
ヘルパーさんの日常業務が 少しでも効率的にできるようにとの配慮だ。
出来上がった食事を 小さな食器にもりつけ 1つ1つラッピング
それぞれを お盆にのせて お昼カード 夕食カードをのせる
そして 病院からでている薬のチェック・・・書かれている日付
チアノーゼがひどいため 心臓にはペースメーカーが埋め込まれている
だから この服薬が重要

「残り時間すくないから あとはやっとくから 卵買って来てもらっていい?」
台所周りの後片付けを先輩に任せて 外に出る
「ちゃんと エプロンはずしてね(笑)」そうそう このままでは だめ(笑)
玄関ドアをあけたとたん さっきよりも強くて冷たい風が吹き込んだ
自転車のハンドルを握る手がしびれるくらい 冷たい
どのスーパーに出向くかを決めながら自転車を走らせる ずっと立ちこぎ状態(笑)
小雪が舞う・・・街の様子が クリスマスからお正月へ動いている・・・
今 焦っている気持ちが 小雪のように溶けていく・・・

卵を買ってもどると 先輩が「おつかれさま~ 寒かったやろ(笑)」
ほんとに 心を包みこむように声をかけてくれる・・・
連絡ノートには すでに今日のサービス内容の記録が終わっている
食材の賞味期限もすべて書き込みがノートにされる
「2人で入る意味って すごい大きいやろ?・笑」
制約時間に焦るのではなくて サービスの内容をいかに充実させるか・・・
介護福祉士として 利用者と介護者との関係を常に意識しているのだ
家政婦と介護士の違いを 彼女は仕事を通して教えてくれる。
まさに マニュアルだけではなくて 現場からのプロセスなのだ

最後に 出来上がった食事を利用者にとどけ 
2匹のヨークシャーテリアにも声をかける(笑)
そう 利用者にとって 子供よりも大切なワンちゃんたちだから(笑)
「もうな 長生きしとっても ええことないし あっちへ はよ行きたいねん」
「笑・あっちへ行くのも順番あるみたいやから まだ 順番待ちしとかんと
 あかんわぁ(笑) S子さん まだまだ美味しいものたくさんたべて まだ
 行ってないところへ旅行もせなあかんのちがう?」

「ほんとに長生きしてもらうことが S子さんにとってええんかどうかって(笑)
 疑問やねんけどなぁ・・・」

不透明なこの言葉が 舞い落ちる小雪の中に消えていった