口は・・・災い

松尾芭蕉の句に・・・・

ものいへば 唇寒し 秋の風

という句がある・・・・

他人の悪口や自慢話、
言わなくても良いことを言ってしまい、後になって悔やんでも取り消すことができず、
「何であんな事言ってしまったんだろうなぁ」と虚しい気持ちになる様を表わしている


ブログにつづる言葉も
こんなことよくあるよなぁ～って思う

バイクのナンバープレート

バイクには、とんと・・・縁ないのだが、

先日夕方の報道番組で

「御当地ナンバー」の紹介が流れていた・・・

兵庫県姫路市・・・「ゆるキャラ」しろまるひめが、ナンバープレートについている

『ぼくのバイク・・・・アメリカンタイプなんでぇ～
　ちょっと、つらかったんですよねぇ～』


むむむむ・・・・なるほど

・・・・「しろまるひめのナンバープレート」・・・・・

アメリカンタイプのバイクって？・・・・・ハーレイとか、ハードなヤツぅ？
・・・・・・・・・・・・


今は、姫路市も、ナンバープレートを選択できるみたいなんで
よかった・・・・



なかなか、めんこいにゃぁ～

サイズありですかっ・・・・

大雨の大阪・・・・
今朝は、出勤前に、叔父を病院に送りとどける日・・・・

いつもよりも1時間早く家を出発

お弁当は、ゆうすけの分だけつくって飛び出した


「今日は、血液検査とポートあるねん・・・・」

阿波座にある日生病院
タクシーがいつも5・6台つけている車寄せも、早朝とあって
一台もいない・・・

ハザードを点滅させて、叔父がつかう車椅子を、助手席ドアまで運んだ

「ええ車椅子とってきてくれたんか？」
「今日は新しいのもあったから、とってきたよ」


このまえは、「いつの時代やねん？」くらいレトロな車椅子だった
・・・・・・だって、それしか残ってなかってんもん」

叔父は器用に、自分で車椅子を操り、病院の中に消えていった




雨はかなり激しく降っている


長堀通りを今里筋と交差する「今里交差点」まで、ひたすらまっすぐ降りる

通勤・通学の自転車達は、さすがの雨で、少ない

そして、今里の交差点まで順調に進んできた・・・・・・・



あっ・・・
左折レーンを走っているつもりが・・・・・・直進レーンだった


・・・・・・ぷぷぷぷぷぷぷ・・・・・・・

いつもと違う方面から、交差点に入ると景色が違う

この雨で、大渋滞にもかかわらず
東大阪方面から守口市へ入るルートで、出勤することに




・・・・・・ぎりぎり　セーェフ・・・・・・・


なんとか、事務所で一息ついてから、出先業務に出発
もちろん、今日は「カッパと長靴」がはなせない日

お昼前、大雨の中　近所の駄菓子やさんで、カップラーメンを買った
もう、国道を越えてスーパーに出向く気力がでない
・・・・・・・なのだ・・・・・・・・・

菓子パンが陳列された棚の上、カップヌードル、どんべえ（うどん・そば）などなど・・・
けっこう、迷ってしまうくらい並べられていた

あったかい「きつねうどん」が食べたくなって
「どんべえ　きつね」に手が・・・・
そして、おにぎり　おかか・たらこ・五目ごはん・・・３つも

お金を払うとき、「おっちゃん、袋はええわ、そのまま、かばん入れるから」
おもむろに、どんぶりをかばんに入れ込んで、自転車を走らせる






・・・・事務所のポットの前で・・・・・気付いた

「特盛」


おにぎり・・・1個しか、食べれなかった

カップ麺にも、サイズがあるねんやぁ～
知らんかった・・・・




所長、きのうは、島根へ旅行されていた様子。
水晶がいっぱいはいった「お守り袋」をお土産にいただいた



魔よけ・・・？
いやいや（笑）
縁結びやね・・・・

阪堺電車・・・・

大阪市と堺市を結ぶ路面電車・・・

大阪に住むことになって、一番お気に入りな界隈が、この沿線にある

先日、前に勤めていた会社のマネージャーとランチをした

彼はいまだに嫁ぎ先だった姓で、あたしを呼ぶ
彼だから違和感はないのだが（笑）

路面電車の沿線に「姫松駅」がある
大阪市内でも、ブルジョワが住む街、帝塚山界隈にあたる

どうしても、夜に同じ事務所のケアマネと飲みにでかけたいお店があって
ちょっと下見のつもりで、ランチにでかけた

「ネットでみたら、えらいこジャレたお店みたいやったけど
　予約せんでええん？」

平日の午後やし、大丈夫やろう・・・と思っていたけど

近所の奥様方、老夫婦・・・・むむっと思う仲の2人（笑）
とにかく、すごく繁盛していた

和食のお店で、入り口は狭いけど、中は　なかなか広かった
雰囲気も、ちょっと古民家風でいい感じだ

きわきわ・・・・ランチの席を確保することができた・・・・ほっ




大学を卒業して、初めて1人暮らしを始めた街が「住吉」だった
住吉大社があり、道路には路面電車が走る街
その頃はもちろん、今も大好きな街だ


姫松から南港に下った先には、「塚西駅」がある。
なだらかな坂道になっている風景は、そのまま南港まで散歩したくなってしまう。
その塚西界隈にも、こじんまりとしたレストランがあって
仕事帰りに、よく食事にでかけたものだ




マネージャーだった彼は独立して、今は「町の社長はん」になっている（笑）

「サラリーマン時代には、考えられへんような金が
　自分の口座に入ってくるねんで
　ぷぷっ・・・・従業員の給料やら支払いやらしていったら、あんまり残らんねんけどな」

独立したばかりの時は、資金ぐりにたいへんで
すこしの間、彼の仕事を手伝っていたこともあったけど
その頃がうそのように、今は　はつらつとして、いそがしそうだった
その仕事内容を知っているだけに、この日は彼の愚痴も聴き
うなずいたり、笑ったり・・・・
2人して楽しい時間を過ごすことができた





「こんな関係って、いいもんやな」
・・・・・・心の底から、そう感じた・・・・・・





心が満たされていなくて
誰かに「恋」していたかった頃・・・・・
だけど、現実の世界では、まったく・まったく・・・・うまくいかず
マトリックスな世界にその心を求めていた



自分自身の未熟さが、自分を傷つけていたと思う
そう・・・誰のせいでもないのだ

自分が悪いだけ（笑）




食事が終わって、近所のケーキ屋さんに場所をうつした
店舗２Fが、喫茶室になっているのだ
そのカウンター席で、あの頃の話をしたり
彼の今後を聴いたりと、話はつきなかった。
路面電車が通過する音が、窓ガラスを通して心地よく伝わってくる





そろそろ、オレンジ色のあたたかな西陽がさしはじめた
食事もお茶も、彼に甘えてしまったこともあり
ロールケーキを買って、「お土産に・・・」と渡した

「いやぁ～、ありがとう・・・
　逆に気つかわせてごめんな」

いやいや、あたしの方こそ、すごく楽しい時間やったから・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・ほんまに、ありがとう・・・・・・・・


次の日に、「ごちそうさま」のメールを彼に送信した

『ゆうすけ君の話もきけたし、
　　なによりも、元気な顔みれたことが、うれしかったわ
　　今って、幸せやねんな（笑）こちらこそ、楽しかったで。ありがとう』


あのお店、今度いつ行こうかなぁ～
・・・・・・・・・・・・・・・・ケアマネのNaoちゃんと・・・・くすっ

冬が来る前に・・・・

体の奥に残っている・・・何かの整理をしてしまいたい

そんな時、眺めたい景色がある

七里御浜海岸
熊野川からながれついたさまざまな石達を　おおらかにうけとめる海岸
おなじ太平洋のながめでも、特急「くろしお」からながめる
荒々しい海岸とはちがって、深くつつみこんでくれるような優しさを感じる



聴かなくていいこと
気付かなくていいこと・・・

ずっと、ずっと知らないままで過ごしたかったこと


生きていたら、そんな出来事たくさんあるよね（笑）



水平線に沈む夕日に・・・

平和な時間が、ずっとずっとつづきますように・・・・・

そうねがわずにはいられない今日だった・・・・