あじさい

2010-06-01 21:39:32 | 日記
移り気な女心を表すはなと言われる。
あじさい
6月は 雨が多くて、気分もしめりがちだが、
わたしは あじさいの咲く月として
まんざらでもないかなって感じることがある。

うつりぎ・・・女心をたとえているが、
男も「もっとうつりぎやん」って感じる。
あっちもこっちも良くて、
どちらかきめられない優柔不断な心と
「もうええわ」の継続性のなさは、
男の定番だと思う。

訪問先のお宅で。
庭先に赤に近いピンクのあじさいが咲いていた。
あまり見ないその色に 
吸い込まれるようにながめていた。

いままで思っていたことを忘れて、
そのあじさいに心をうばわれる・・・
大好きな人だけを思うように
そのほかのすべてを 
忘れていたい。

6月
あじさいの季節がはじまる・・・

壊れた携帯電話

2010-06-01 06:59:00 | 日記
2006年の秋。
機種変したばかりの携帯電話を、
夫婦喧嘩をして、もと旦那に壊されたことがあった。
近所のラーメン屋さん。
駐車場で、口論になった。
私の手にある携帯を奪って、駐車場のアスファルトにたたきつけた。
液晶が割れ、SDカードがどこかにとんでいった。
機種変更してわずか1ヵ月後の夜だった。

その携帯には、ずっとずっと大切にしておきたかったメールがあった。
PCお宅の友達に相談したり、ドコモショップにも
何度か足を運んだ。
そう、どうしてもそのデータを保管しておきたかったから。
残念なことに、充電する機能が衝撃で破壊されてしまっていた。
辛うじて、着信と発信ができる・・・。液晶画面が割れているので、
誰からの着信なのか、、、電話に出てみないとわからないのだ(笑)

その携帯電話は、当時のダメージを受けたまま、
リビングの片隅に片付けられている。

それから4年・・・
PCには、やり取りしたたくさんのメールがある。
「大切に保管しておきたかった」メールの主とは、
携帯ではなくて、PCだけでやり取りしている。

気づかなかったけれど、
そのメールたちは、以前のものよりも、
はるかに内容が高いものになっていた。
そして、その時よりも、ずっとずっと大切にしておきたい、
2人の姿があった。

ほんとに心がつぶれそうなくらい辛いことも多かったけど、
今、やっと、その辛かった時間を振り返ることができる。
ほんとに、「るんるんな2人」になれてなくてよかった(笑)
だめだったから、お互い成長できた部分も多かった。
だめだったから、距離をおいて、お互いを思い愛しむ部分が多かった。

壊れた携帯電話・・・
辛い思い出から、「そんなこともあったなぁ」と思いが変化する。
そして、楽しい思い出は、これから、いくらだってつくれるんだって
そんな気持ちが たくさん心に沸き起こる。

心だけ、若返ったような、6月のスタートに、
ちょっと うれしくなった・・・・(クス)