夕刻・・・

2010-10-28 23:20:05 | 日記
ほんの10日ほど前まで
「暑い」と感じていたのがうそのように
きのう今日と 朝の冷え込みに驚かされた。

でも もうすぐ11月なのだから
今が 当たり前なのかもしれない・・・

新しい環境に飛び込んで 20日時間が過ぎた
職場の仲間からは 「あまり違和感感じないね・・・」と言われてしまう
「ずうずうしいってことですか?・笑}
「いやいや・・・ずっと前から ここに居た人みたいで(笑)」

たしかに 所長とはお付合い5年目だ。
駆け出し営業の頃のわたしを知っている。
随分 怒られた。
今デスクがある部屋で 何度も泣いた・・・
ほんとに懐かしい・・・

本来なら 同じ会社の先輩から
その「教え」をもらえるはずなのに(笑)
わたしは お客さんに育ててもらった(笑)
そして 今・・・その人のもとにやってきた。

家族からは「大阪市内に住んでいながら わざわざ逆方向の職場
選ぶことが 不思議やわ・・・あほなんちゃうん・・」って
言われるけど(笑)
今の仕事が好きだし 現場も好き。
自分自身が 右も左もわからなかった頃から
導いてくれた場所・・・そこから離れる気は まったくない。
人との出会い・・・環境との出会い・・
良いか悪いかなんて 判断する基準はない。
ただ 自分がまっすぐに 納得できる仕事であり 場所であると感じること
これが 一番大事なことなんだって感じる。

夕方・・5時半・・・窓の外が暗い・・・
日暮れから 夕闇がせまる時間
随分早くなっているのだ。

いつもなら ちょっぴり薄暗い夕刻に 切ない気持ちを重ねてしまったけど
この秋は・・・なんとなくわくわくする。

どんどん 気持ちが切り替わっていく・・・

来週・・・きっと 街のあちこちで クリスマスイルミネーションがみれるはず。
それも ちょっぴり楽しみ(笑)

心のケア

2010-10-26 17:36:16 | 日記
一言に「心のケア」と言っても ピンとこない・・・
先日 神戸六甲病院にお勤めの 沼野尚美先生(チャプレン・カウンセラー)
「末期がん患者さんへの心のケア」という 講演会に参加してきた
今勤める事務所が いつもお世話になっている訪問看護ステーションが
サポートを勤める講演会だったこともあり
早い時期から 参加申し込みをしていた。
土曜日の午後ということもあり 「できれば早く家に帰りたい」と思っていたのだが・・

当日は話のスタートから タオルを持たずして その場にいることができないくらい
涙・涙だった・・・
講演会が終わる頃には 化粧が涙で流れ落ち 素面になっていた・・・

もし自分が もしくは身近な身内が 末期がんを宣告されたら・・・
どんな風に接すればいいのだろうか?
腫れ物にさわるように おずおずと話かける?
美味しいものを食べさせてあげて 旅行にも行く?

限られた時間を どう過ごすべきか?
今 マスメディアでは 末期がんを宣告された人の物語が映画化されたり
本になったりして 人気をよんでいる。
はたして自分たちの記録を多くの人たちに読んで欲しいと思っているのか?
誰一人 そんな希望はもっていない・・・

残された時間の多くは 先への失望感と寂しさと不安なのだ。
その失望感から 逃れたい もっと長く生きていたい・・・シンプルな望みなのだ。

彼らが求めるものは「がんばれ」ではなくて
自分が理解しなければならない「余命」を 共に悩み 寄り添ってくれる人
寂しく不安で不安定な自分の気持ちを 一生懸命理解しようとしてくれる人に
そばにいて欲しいと思うのだそうだ。
その人が 自分をみることによって「どうしてあげればいいのだろうか?」と
苦悩する姿に 癒されるのだという。

残酷だが 余命宣告された後 生きる気力がなくなり 自ら命を絶つ人も少なくない。
少ない時間だからこそ 没頭できる・生きることに前向きになれることを
そばで話したり いっしょにサポートしたりすることが 必要となってくるのだ。
生きることに前向きになること・・・

これは 病める人にかかわらず 健康といわれるひとにも必要なことではないか?
いろいろな情報が炸裂する社会で 傷つき無気力となる人が多いではないか?
病める心にはかわりはない・・・
医療・介護現場に従事して 今年で4年が過ぎる

もっと もっと 心に寄り添うこと・・・
そして 自分の心に闇をなくすこと・・・

現場が好きだから・・・
必要とされる自分でありたい・・・

霧雨・・・

2010-10-25 14:26:52 | 日記
久々に 夜中目がさめた・・・
リビングの窓・・・カーテンを少しあけてみた

いつもオレンジに瞬くマンション群がかすんでいる

外は雨が降っているのだ
音なく 冷たい雨が降り続く。
すこし 窓もあけてみた
冷たい空気が 細い隙間から流れこむ

月曜日の朝なのに
もう一度眠らなければと思わない・・・
ずっと この雨をながめていたい。

その空気の香りにさそわれて
ベランダにおりてみた
ベールのようにきめこまかいしずくが落ちている
ふわふわと風になびきながら 広がるように落ちていく・・・

雨のこんな日を 楽しめる贅沢が・・・
大好きだ

愛する人へ

2010-10-22 03:34:07 | 恋愛
先日 彼からメールがあった
PCメール・・・日付は送信されてから2日が過ぎている

その内容は とある活動への署名協力だった。
「協力できそうなら 署名用紙を郵送するから・・・」
あわてるでもなく 電話するでもなく 
彼への「言葉」を考えながら メールを書いた。
「帰り道やし 仕事終わってから お店に顔だすわ」
次の日 彼からの返信は 携帯にメールされていた。
「わざわざありがとう・・・・客がいなかったらコーヒーでも
飲んでいってな・・・
 車は 店の裏口においてくれたら 駐禁もけーへんし・・・
みんな そうしてるねん・笑」

その日は 小雨がぱらつく夕方だった
今年の夏くらいなら きっとドキドキしたかもしれない。
そして このメールのやり取りを どんなにうれしく感じたことだろう

コンパクトを開いた。
大好きだった彼にあうのだ。
だから、ワインの口紅をひいた。
半ば強制するように 化粧直しをする(笑)

駐車場から車を出して 幹線道路に進めると
渋滞の文字が 電光掲示板に表示されていた
「関目まで 20分 渋滞中」
この時間帯は 仕方がないのだ。
焦るでもなくて ぼんやりと 信号待ちしていた

切なくて苦しくて なんども涙した夜を思いだす。
指先がしびれて痛くなる感覚・・・・そんな思いが今まであっただろうか?
「これから先 そこまで好きになる人は いないかもしれない」
ブレーキランプが消えた瞬間 「思い」が頭からぬけるのを感じていた。
ほんとに 時間がすぎているのだと実感した。
すっかり暗くなった空を眺めながら・・・「家に早く帰りたい」と思った。
守口市を抜けて 大阪市にはいる。
JR鴫野駅を通過して 彼のお店まであと少し。
事務所をでてから すでに30分が過ぎている。

ペパーミントグリーンのロールブラインド・・・
彼のお店に到着した。
裏口に車をまわさずに ハザードランプを点滅させた。
そう・・・たとえ時間があっても帰る気持ちはかわらないのだ。

優しい呼び鈴が 彼を呼んできてくれる。
「こんばんは(笑)」
「あ・・・ありがとうね(笑) 車どうした?」
「うん 前に停めてる。署名だけの時間くらいやったら、大丈夫やろ?」
ささやくような声で 客がいるのかどうか 聞いてみた
「今 終わって1人いてはるねん」
なんだか ほっとする自分がそこにいた。
署名用紙に目を通して 必要な箇所に名前を書いた。
彼は その名字が何であるか知らない。
「帰り道でよかったわ・・・協力できるし(笑)」
「あはは ありがとう・・・ほんとに(笑)」

出会ってしまった4年前の秋・・・今の2人を予想できたか?
そして あんなに苦しくて切ない夜に 今の2人を想像できたか?
なんの結界もなくて ただ純粋に友人として接すること。
些細なことでも 力になれれば・・・と動ける自分が不思議だった。
そして 彼も今の自分達に充分満足してくれていると感じた。
傷つけあって 2度とあえない2人にならなくて良かった。
そして 何かあったときに 彼から声をかけてもらえる自分になれたこと
もう それで充分やん・・・

運転席に座って エンジンをかけた。
なぜだか 涙がこぼれた。
あの時 純粋に恋していた思いも わかっていて欲しい
その思いを乗り越えて ここにいることも わかって欲しい。
ほんとに辛かった思いを 彼にもわかっていて欲しいと思った
けっして 思いが叶って幸せになれたわけではないけれど
つらい恋が つぎへのステップに引き上げてくれるから・・・・

自然に・・・流れにのっかって
素敵な恋をしていたい・・・って 感じた夜だった


ハローワーク・・・

2010-10-01 18:08:22 | 日記
何年ぶりだろうか?
阿倍野にあるハローワークに出かけた(公共職業安定所)

朝 子供を学校に送りだした
洗濯と掃除・・・ほんとに いつもの土曜日のような家事
11時を過ぎる頃 お化粧をした。
いつものユニフォームではなくて 
ジーンズにチュニック。
チュニックは モスグリーンで可愛いチェックの切り替えしが
すそについている・・・・
「職安には 不似合いやな・笑」って思った。

すごく爽やかなお天気だったので 自転車で阿倍野にでかけた
近鉄南大阪線の高架をめざす
ひたすら高架にそって 自転車を走らせるのだ
ほんの20分ほどで 天王寺に到着する
吹く風が 透明だ・・・
東住吉区から天王寺区へとすべりこむ
近鉄の高架をはなれて 阪和線の高架を追う
大阪らしい下町の風景がずっと続いていく・・・
疲れがなければ ずっとずっと 走っていたい・・・
もう忘れていた場所を たくさん通り過ぎた

思っていた場所・・・ハローワーク????
そこには・・・大きなマンションが建っていた(笑)
いつからなのか・・・阿倍野ハローワークは なくなっていた。
天井が低く暗い 湿っぽい職安は そこにはなかった。
坂道と坂道が落ち合う頂上で 携帯電話をとりだした。
阿倍野ハローワークを検索すると・・・すぐに引越し先の場所が
わかった(笑)
なんて 便利なんだ・・・仕事以外でも こんなに便利に使える。

引越し先のハローワークは インテリジェンスビルの中(笑)
エレベーターのドアがひらくと 失業者が 溢れている・・
人・人・人~~~
パーソナルカードをつくるだけで2時間
カウンセリングをうけて適切な窓口に出向くまで 1.5時間
そして 最終 職業訓練校の申込書を書いてもらうまで3時間
おおおおおおお・・・ハローワークをでて 自転車のもとまで戻った頃には
すっかり 夕方だった・・・・
疲れた・・・でも 今日やるべきことは 完了できた(笑)

11月より来年1月末まで 専門学校で 福祉介護士の実習と講習を受ける
来週から 新しい職場で 新しいメンバーと 仕事が始まる。
相棒となる車も 変わるのだ・・・・

5年間勤めてきた仕事を9月末で 退職した
できれば もう少し続けたかったが 本音だ。
だけど そう思うようには いかない。
一つ区切りがつくと
新たな道がひらけた・・・
ずっと支えてくれた同じ現場で・・・
大切にしたい人達との仕事を継続できることとなった
そして ライフワークにしたい仕事の資格を取得することに
一歩近づくことができたのだ。
1ヶ月前に こんな展開をだれが予想しただろうか?

どんな辛いことも 何一つ 無駄なことはないのだ
前向きに 自分を信じていれば
道はひらける・・・・それしかないのだ。

これからも 笑顔で 心元気で がんばりたい(笑)

これからも これからも よろしくね・・・