未来へのメッセージ

2011-01-05 17:23:26 | 旅行


その資料館は 南の小高い丘にあった
太平洋を望むその丘は 広く静かに広がっている
波の音
野鳥の鳴き声
静かに静かに空気が流れている・・・

3日目の朝
ホテルの前から タクシーで直行した
その場所は 沖縄県平和祈念資料館
その資料館を含む沖縄戦跡国定公園の中にある
平和の磁(へいわのいしじ)


今回の沖縄旅行 最大の目的地なのだ

祖父は この沖縄戦で戦死している
「磁」には 祖父の名前が刻まれているのだ



開館直後の資料館をぬけ 海の見える丘を歩くと
なぜだか 心にこみ上げてくる何かを感じる


広がる太平洋と なみなみと溢れる平和の水



沖縄戦での戦没者24万人の名前が刻まれる墓石がそこに広がる
祖父への思いだけではなくて
逢いたい人にもあえず 守りたい人も守れず
この世を去っていった多くの人達への
無念の思いが心に流れ込む

不完全かもしれないけれど
今の日本の国家が誕生し まがいなりに政治・経済が動くのも
この多くの人達の犠牲があったからこそ
成り立っているのだ
そう 今自分達がご飯をたべれるのは この「犠牲」あったからこそなのだ

日本唯一の「地上戦」となった 沖縄
そして 広島・長崎・・・・
その「痛みと悲しみ」を 身をもって「わかりたい」と感じることができるのは
日本人だけだと思う

丘に立ち 眺める景色に心奪われるけれど
米軍に追い詰められ この丘から身を投げた現地の人達への思いが
平和の湧き水となって溢れ出る

たった3人だけの 平和祈念公園・・・・
海風の中で やっと祖父との対面ができた気がした・・・・



途中で 空港までのツアーバスが合流する
そのバスから ゆうすけが飛び降りてきた・・・

祖父(ゆうすけからは曽祖父)の名前を刻んだ墓石をみせた
そして その名前の上に手を触れさせた・・・
ツアーガイドが 平和祈念公園のガイドアナウンスをする
気付くと ゆうすけがそばからいない・・・

ひとり・・・祖父の墓石を探していた
「今度 ひとりで来るとき 迷ったらあかんやろ?だから もう1回
 あっといたで・笑」

わたしでさえ 祖父への思いが薄いのに・・・どうして ゆうすけにそんな思いが
おこるのか・・不思議だった
もしかすると 祖父は 自分の思いをゆうすけに託しているのかもしれない・・・

平和祈念公園での2時間が あっという間に過ぎていった・・・
そして 今回の旅行も 終演・・・
5人そろって ツアーバスにもどった
バスは 一路・・・那覇空港へと走り出した・・・

未来へのメッセージ・・・どうか これからも・・・
戦争なき平和な時間が 流れることを願って・・・








いにしえの琉球・・・

2011-01-04 21:37:14 | 旅行
2日目・・・朝から お天気悪し・・
宿泊先のホテルが 残波岬近所だったこともあり
散歩でもと思っていたが
風が強くて


結局 ロビーのカフェで朝食までの時間をつぶしていた・・・

大切に思っている人に逢いたくなってしまう時間だった




国・登録有形文化財


琉球村

建築されて100年以上たつ 建築物ばかりを展示した村
復元と修復を重ね
現在にその姿をのこしている・・・



くすぅ かわいい シーサ
ちゃんと 阿吽の息をしています(笑)



100年以上前 の息使いが聞こえてくるような
そんな風景・・・

この村の一部に 「ハブ & マングース」のコーナーもあり
ひと昔前までは 決闘ショーも実施されていた様子
しかし 今では 動物愛護団体からの申し入れもあり
3Dによる 「決闘ショー」となっていた(観戦料金200円)
「3D眼鏡かけて 仮想現実みるのに お金いるんやぁ」
ちょっと 味気ないけど 現実・・・


村内にある「拝所 神アシャギ」で 扇おみくじを引いてみた

ゆうすけが大吉だった

中吉
恋愛運・・・略奪愛は実らず 知り合うも長続きせず

ばっちり当たっている(笑)



一日のおわりに立ち寄った免税店で
夕日を眺めながら ゆうすけとお茶を飲んだ・・・

お天気悪い2日目だったけど
このひとときに眺めた夕日が 振り返った時間に「快晴」をもたらしてくれた気がした

きょうも ありがとう・・・

沖縄美ら海水族館(Okinawa churaumi Aquarium)

2011-01-04 20:50:41 | 旅行
沖縄県国頭郡本部町
ちゅらうみ水族館


東シナ海をのぞむ その水族館は 陸地でありながら
海の中にあるような・・・そんな雰囲気の空間だった・・・



小さいけれど ジンベイザメが3匹



ジンベイザメが餌を立ち泳ぎで食べるシーン



サイドにあるメッシュになったえらから 海水だけを吐き出している

黒潮の海を表現した メインアクアポットのそばに
「オーシャンブルー」というカフェがある

誰もいないアクアルームで
ずっとずっと時間をすごしていたいと思った・・・
この深い青い海で
体を流れにまかせて どこまでも どこまでも漂っていたい・・・

自分が自分であることを・・・忘れさせてくれる
そんなアクアリュームだった


那覇…

2011-01-03 11:34:03 | 旅行
やっぱり 暖かい(笑)
那覇空港までの機内でコーヒーは スタバだった。


それから…ね
お昼の食事は 那覇市の繁華街…国際通…
大阪南のアメリカ村と同じ雰囲気で 笑えた

さて…午後より「首里城公園」出発です