潮の香・・・・

2014-04-23 10:51:29 | 日記
和歌山に帰れば、いくらでも眺めることができるのに・・・・

なぜだか、恋しくなる・・・・・海の風景が



阪神大震災があった1995年までは、神戸で仕事をしていた

大学を卒業して2年目での配属、、社会人としてのキャリア浅い頃にリーダーとしての役目は
苦難のつづく日々だったことを思い出す

ほんとに「サンディナイトブルー」をビンビン感じていた会社員時代だ

興味ない普通自動車免許も、この頃六甲アイランドにある自動車教習所で取得した

叔母から「あんたらの時代、車くらい乗れんとどうするの?」と一括された


そんな苦しい時代の思いが、今のあたしを支えている

エクセルやワードで資料をつくることも、車でどんな場所でも出向けることも・・・

泥道をあるくがごとく過ごしてきた20代があったからだと思う

・・・・・・・・これも、歳を重ねないとわからないことだから・・・・人生ってほんとに深いなって感じる






車を運転している時や、仕事の合間に、ホロッと涙がでてくるような出来事があった(笑)

自分の心を癒したくなって

神戸の海をながめたくなった

六甲ライナーに乗って、教習所に通っていた時
ライナーから、キラキラと太陽の光が乱反射する神戸港を眺め
胸がキュッとなった・・・そんな感動がしたい


「夢見るフランス絵画」・・・・自転車で現場から現場への移動中にみかけたポスターだった

兵庫県立美術館で、ルノワールやモネ、セザンヌ 巨匠達の特別展が開催されていた

特別何が好きというわけではないけれど・・・・

ミュージアムという空間を体験したいから、兵庫県立美術館にでかけてみた


六甲山の緑と神戸港のエメラルドグリーンにかこわれた神戸に・・・

ほんとに自然にミュージアムがあった

特別展が開催されている3階から、神戸港をながめていた

癒されるというよりも、あんなに苦しかった神戸時代を、

こうして穏やかに振り返ることができるようになったことが、とてもうれしかった



ミュージアムの裏手にある公園を、ゆっくり散歩した

潮の香り、タグボートのエンジン音・・・・

いろんな人たちの感情が渦巻く都会の一角に

こんなにすんなり心を平らにしてくれる場所があるのかと・・・・

感激した数時間だった