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ディミトリ&オルガ組レクチャー~3Dとは

2019年08月29日 | ダンス研究ノート
昨日の午前中ファーストプレイス小ホールにて
JDSF-PDアスリート委員会主催の
ディミトリ&オルガ組によるスタンダード講習会がありました

彼らは現在のWDSF-PDスタンダードチャンピオン。今の流行を作ったのは彼らとも言われています。
この日のレクチャーには、老若男女と幅広い年代の方々がそして遠方からも総勢110名ほど集まり、彼らへの関心の高さがうかがえました


彼らのレクチャーのメインは
「3Dとは何か」でした。

この3Dの意味が明確にわかってる選手が少ない、というところから話は始まりました
3Dとは、「上下」「左右」「前後」
・・・・
ではありません

3Dとは
「ローテーション」「スウェイ」「スウィング」のこと
そして、それにより「エクステンション」が起きて美しいシェイプにつながっていく。
「イン」「アウト」により、更に細かなシェイプが可能になる。

その動きは下半身からの連動で起こっていること。
動きから動きの間には必ずニュートラルに戻りうエラスティックな動作だということ。
そして。
シェイプは、外側で見よう見まねにやるのではなく、身体の内側のアクションでやっていること。


・・・そのような内容を話して実演し、そのためのエクササイズを紹介してくれました
(あらましですので、わかりにくいかな?)


実はワタクシ・・・ディミトリ&オルガを真横から後ろから見ることのできる位置にいまして
下半身から上半身に動きが連動していく様子、細かなボディの動きをガン見
めっちゃ繊細でナチュラルで美しい


更に感銘を受けたのは彼らのレクチャーのやり方と根底にある考え方でした

なにしろレクチャーが面白い
ジョークが面白いのもあるけど
「え?あのスーパースターでも私達と同じように思ったことがあるんだ」と、
ダンス愛好家の皆さんも感じたことのあるようなエピソードを話してくれるのです。
めっちゃ親近感。自然と話にグイグイと引き込まれますね。
いろんなエピソードを臨場感たっぷりで話し、大切な事を明快に伝えてくれます。

そして。
二人はトップダンサーとして、外側のみでマネしているビッグシェイプの誤解を解くことが使命だと話していましたなんという信念
固まったビッグシェイプではなく、目には見えにくいインサイドの動きや二人のバランスからくる動きの大切さ。外側の見た目と内側で起こっていることに違いがあることを知ってほしいとの警鐘。
その年代の筋力などのあった、二人のバランスを深めていくことによるダンスをはっきりとオススメしていました。

彼らの身体の動きが素晴らしいのはモチロン、レクチャーの内容そして根底にある考え方までも素晴らしい。
すごい経験豊富で、情熱のあるカップル。
これからも目が離せません

彼らのダンスをこちらでどうぞ
ディミトリ&オルガのワルツ


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