思い出のにおい

先日、岡山に行った時のおはなし

帰る日の午前中、少し時間があったので、瀬戸大橋と海を眺めに行きたいなと児嶋という駅で降りて、車で鷲羽山の展望台まで行く予定でしたが、なんとなく気が変わってそのまま電車に乗って瀬戸大橋を渡ってしまいました
なかなかいい風景で～月曜日だったからか観光客はいらっしゃらないようで～かぶりつきで窓の外を眺めてたのは私くらいでしょうか

渡ったら香川県、坂出駅あわよくば、坂出駅の構内で讃岐うどんを食べて、そのままUターンしよっかなぁと狙ってたのですが…残念ながら駅構内には何もなくて
でも、でもね。駅に降りたら、いりこ出汁のいい香りがするんですよ～。もうスイッチ入っちゃいますよね

讃岐うどんは、私にとっては思い出の味です。小さい頃、母の故郷の愛媛に行くとき、鉄道大好きな弟の願いで、電車を使ってました。しかも、夜７時くらいに発車の寝台特急瀬戸に乗って、予讃本線しおかぜに乗り継ぎ。その頃は瀬戸大橋はなかったので、本州から四国へは、岡山の宇野から香川の高松へと繋ぐ宇高連絡船にのってました。宇野に着くのが、明け方。ぼや～っとして、なんとなく肌寒い中、船の甲板で讃岐うどんをすするこれ、定番だったなぁ。メッチャ美味しかったなぁ

だから、匂いに負けて、駅を降りましたよ
観光案内所で一番近いうどん屋さんを教えてもらって、懐かしの味を堪能してきました

でね。一番近いうどん屋さん、歩いて５分なんですよ。５分でも、駅に着いた時に、間違いなくいりこ出汁のかおりはしたんですよ岸田先生もそう言ってました。
坂出のかおりは、優しいいりこ出汁のかおりなのかな外人が日本の空港降りたら醤油の匂いとか魚の匂いとかする～って言ってるようなのと同じなのかしら？

どう思いますか？
地味にまだ印象に残って気になり続けてるのでした