kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

わかってたことだけど・・・

2017-05-28 15:54:15 | 介護
少し前に介護認定調査があり

私も少し早めに行って

お掃除とか片づけとかお茶の用意とか

あれこれ準備

その隣で落ち着かない人約1名・・・

「あれはどうだったっけ?」とか「こういうこと話せばいいのかな?」とか

母は予習に余念がない

でもね

調査はできないこと、わからないことを見てもらいたいんだから

そんなに準備しなくってもいいよ、と言っておく

時間通りに調査員の方が来て

まず母に話を聞く

私にはあとからいろいろ聞いてくるようなので

出来るだけ黙って見守る私

すると・・・

氏名を聞かれた母

「えっと、なんだっけ?」 最初は冗談かと思った・・・

いや母、そこ詰まるところじゃないから・・・

何度か聞かれるけど

苗字がどうしても思い出せず

私も「お父さんの名前は何?」と聞いてみるけど

やっぱりわからない

旧姓を聞かれて

それは答えられる  女性の認知症患者さんには多いらしい・・・

・・・大ショックの私

まさかここが答えられないとは・・・

その後生年月日もかなり怪しく

さらに青ざめる私

それなのに母は

「うーん、わからない。えへへ」と

お気楽な様子

それを見てさらに落ち込んだ私

後はいつも通りあれこれ聞かれ

体を一通り動かしてから

母抜きでお話

でもさっきのことがショックすぎて

相当うろたえちゃった


確かに物忘れはそれなり進んでて

なくすものも増えてるし

食材の消費期限とか気にしてないし

今言ったこと忘れるし

いずれはそんなこともあると思ってた

でもまさかこんなに早く来るとは・・・

他の人のことなら「そういうことあるよ」と簡単に言えたけど

自分にそれが降りかかってきたときに

全く受け入れができてなかったことを初めて知ったし

そんなに動揺する自分にもびっくり

仕方ないことだとはわかっていても

もうちょっとゆっくりでいいんじゃない?なんて

今更ながらに思う

足が悪くて外に出かけられないこともあって

認知症が今後加速度的に進むのは

間違いないだろう

多分この先介護度が上がって

デイサービスがもっとたくさん受けられたにしろ

そんなに変わらない気がする


以前認知症は神様の贈り物だって書いたことがあったけど

本人にはそうであっても

家族にとっては厳しい状況になることは間違いない

改めて介護を頑張ってるご家族には頭が下がる思いになると同時に

これから先私が突入するであろう介護生活を思って

気を引き締めつつも

ちょっとブルーになる私なのでした~


足が悪いんだから、徘徊なんてしないよね・・・

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