夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

SEKONIC L-248 修理した露出計は使えるかも

2021-02-13 16:27:10 | Weblog
¥550 で買ってきた古い露出計ですがあれこれやってなんとか使えそうになりました。

水銀電池対策でショットキーバリアダイオードを入れて電池ケースを加工、これで解決と思ったのですが電池からのリード線が腐食して切れていたのでプラス側は張り替えて解決。
マイナス側は短くカットして半田付けしましたが芯線が全体に腐食していて拠り線が一本かろうじて繋がっているだけで引っ張ったら切れちゃいました。これじゃあダメ。

臓物をケースから取り出してあるので線を張り替えました。
手元に黒い線が無かったので Ikegami のカメラをいじったときの束線からグレーの細い線を拝借。黒じゃないけどまあいいか。


電池ケース側の端子もきれいにしてハンダを載せようとしたらヤニ入り半田を受け付けません。
材質が真鍮じゃなくステンレスのようです。


ヤスリとサンドペーパーで磨いてステンレス用フラックスを塗って板金用半田を載せました。


成功。


これでリード線をヤニ入り半田でしっかり半田付けしてケースに組み込みましたが「おいおい」回路を追って回路図を起すのを忘れました。これも「まあいいか」


仕上げはメーターの校正です。
老化の始まった頭で深く考えるのはやめて二つある半固定抵抗の現状設定値をテスター測定、控えておきます。


それから深夜にかけて回路構成なんか無視して半固定抵抗が接触不良気味だったので接点復活剤を使ったりどちらの抵抗を調整すればどうなるかを見ながらいじくりました。


仕舞いにはメーター自体のスプリングまで調整。


昔似たようなことをした Micro reader を並べて同じ条件で測定値がどうなるかを見ながら調整した結果、ほぼ同じ傾向の値になるまで追い込みました。
ついでにフィルムの一眼レフ NIKON FE と FM の値も見て確認。
あとは実写でどうなるか、楽しみができました。

午後出掛けたついでに回り道をして SEKONIC L-248 で露出を測って何枚か撮ってみました。
ところがカメラ FinePix S20Pro の感度設定が初期値の 200 にしていたのを忘れて 100 で測定していたというお粗末。
でも偶然うまく撮れたのもありました。


試し撮りするならそのために行かないとついでじゃいい加減になっちゃいますね。
日を改めて出直しです。
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露出計修理は続く

2021-02-12 15:19:18 | Weblog
SEKONIC L-248 修理の続きです。
その前に隣りの信濃町へ水汲みに行ってきましたが、帰りにウォーキングコースの様子を見に回り道したら素晴らしい情景が!
朝霧が徐々に消えて黒姫山が姿を現してくれました。


左に目をやると霊仙寺山も見えてきました。


田んぼの雪の上にあるのはキツネの足跡のようです。

先日はこの近くを車で通りかかった折、歩道から大型のキツネが飛び出して危なく跳ねるところでした。この足跡はあいつかな。

帰ってから作業の続き。MR9 (H-D) 水銀電池のケースに SR44 を入れる細工です。
1mm のゴム板があったのでこれを細くカット。


うまくカットできました。


ケース側の内側側面に接着するのですがバスコークしかなかったのでこれを微量塗ってゴム板を貼り付け。


SR44 がピッタリ収まりました。逆さまにしても落ちないぞ。


次は電池からのマイナスリード線です。先日引っ張ったら芯線が腐食していて半田部から取れちゃったのでカットして半田付けしたのですがどうも怪しいので引っ張ったらまた取れちゃいました。
より線の一本でかろうじて付いていた感じです。


もうこれ以上カットする長さはないので張り替えるしかありません。


中身は3本のビスで留まっているだけですが、CDS が接着してあって取れません。


瞬間接着剤はがし液がまだあったはずですが見つからないのでダイソーへ。


プラケース側が熔けたら万事休す、いちかばちかで接着剤はがしを塗ってしばし、CDS をピンセットでいじこじしたら動きました。
更にこじったら無事取れて成功。


次なる工程は回路を追って回路図を起す作業。ホームページ作成と並行して進めます。
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露出計の電池で足踏み状態

2021-02-11 16:25:04 | Weblog
SEKONIC L-248 露出狂、じゃなかった露出計の水銀電池対策で足踏み状態です。
代用品として買ってきたのは酸化銀電池 SR43 ですが、薄くて扱いにくいので今日改めて SR44 を買ってきました。


アルカリボタン電池の LR44 と同寸法です。電圧も測定しました。

ノギスで測定しましたが厚みはショートしないよう紙をはさんで測定しましたので念のため。

SR43 は爺の乾いた指ではつまむのも厄介。正規の MR9(HD) も採寸してあります。


これをどうやってケースに収納するか。アルミホイルを隙間に押し込むのは私の感性が許しません。もっともらしいスペーサーを作ろうと考えています。


夕べまでのテストでダイオードで万事解決とはいかなかったので作業は停止状態ですが、とにかくスペーサーを作るのが先。
ちょっと頭を休めて内部の回路を観察しました。基板に載っているのは CDS と固定抵抗1本と半固定抵抗二個だけです。

半固定抵抗は校正用でしょうからこれをいじればなんとかなるかも知れません。いじる前に現状の抵抗値を記録しておけば安心。

それはそれとして、ホームページ作りも少しづつ進んでいますが細かいところでこだわってしまいます。凝りすぎなんです。
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ボタン電池 LR44 と SR43 電圧について

2021-02-10 23:58:02 | Weblog
露出計を直す過程で疑問がひとつ
古い露出計やカメラで MR9(H-D) という水銀電池を使っていた物があります。
MR9(H-D) は公称電圧が !.35V です。水銀電池はとっくに製造終了で、現在は代用品として酸化銀電池 SR43 が使われているようです。
ただし、SR は寸法が違いますし公称電圧 1.55V なのでそのままでは不具合が出ます。

先日古い露出計 SEKONIC L-248 を手に入れたのでなんとか使えるようにしたくて挑戦しているのですが、その過程で気がついたことがあります。

勝手な考えかも知れませんが 1.55V の電池と直列にショットキーバリアダイオードを入れれば電圧が 0.2V 下がるはずです。
もちろんショットキーバリアダイオードは半導体ですから温度と負荷によって特性は変動しますが露出計なんてかなり曖昧で目安ですから実用上差し支えありません。

昨日はLR44 を入れてバッテリーチェックボタンを押したら電圧が高いので想定通り針がメーターのマークををオーバー。
ダイオードを入れて試したら今度はマークまで上がらないのでSR43 を買ってきて試したのですが針がマークまで上がりませんでした。理屈ではこれでいいと思うんですが。

改めて冷静にショットキーバリアダイオードで電圧がどのくらい下るか、今改めて別の方法で確かめました。


電池側は


ダイオードの後ろは確かに約0.2V 下るのですが。


はてな。どういうこっちゃ。
原点に戻ってLR44 と SR43 の実際の電圧を当たってみることにしました。電池の実際の電圧はどうなんだろう。

始めに LR44


こんな測り方をしましたがブログ用です。両手を使えば簡単。


結果はこうです。


SR43は






なるほど。わかっちゃいたけど電池の電圧なんていいかげんなものです。約 0.1V しか違いません。
何が何だかわからなくなりました。
そんなわけで¥550で買った露出計の復活は先延ばしです。
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SEKONIC L-248 露出計を修理する

2021-02-09 10:44:49 | Weblog
昨日買ってきた SEKONIC L248 を夕べからいじりはじめました。

なにはともあれ電池を取り出す必要があります。CRC を切らしたので灯油とミシン油で代用、滲み込んだだろうとキャップを回そうとしましたが10円玉では回りません。
考えて 3/8" のボルトにナットを入れてワッシャーを挟んでコイン溝に入れてボルトの頭をコツン。


ここで勘違いがありました。内側のラインの中がキャップで外側はケースだと思ったら全体がキャップです。
ケースも一緒に回っちゃったと一瞬焦りましたがそれでいいんです。


中はひどい状態でした。


これが入っていた電池。いったい何年前の物?


電池ケースだけきれいにすれば動くかも。でも念のため分解。


開けてみて良かった。電池ケースのリード線が怪しいのでつまんだら腐食して切れていました。前にもこんなの直したっけ。OLYMPUS PEN D3 だ!


マイナス側のリード線は短く切って半田付けできましたがプラス側は全体に腐食していたので張替えました。


中身と電池ケース内をあれやこれを使ってきれいにしてとりあえず LR44 電池でテスト。バッテリーチェックです。

バッテリーマークより高めに振れました。
電池が 1.5V ですから当然正規の MR9(HD) 1.35V より高くなります。

あれを入れてみましょう。おそらくショットキーバリアダイオードです。


仮に半田付けしました。


バッテリーチェック。

おっ、さっきより下ったぞ。
指示は低いけど酸化銀電池の SR43 なら 1.55V ですからいけるかも。
またホームセンタ直行です。熱収縮チューブも買ってこなきゃ。
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ハードオフ症候群は今日もガラクタを購入

2021-02-08 15:09:36 | Weblog
今日も出掛けたついでに、じゃなくてこっちが目的ですがハードオフに寄ってきました。


狙いは 52mm の SKYLIGHT フィルターです。


先日日本海を FinePix S20Pro で撮った際、カメラに一瞬波しぶきが掛かってしまいました。帰ってから手入れをしたのですが、レンズ保護対策で SKYLIGHT 又は UV フィルターが必要だと思ってのことです。
これで安心。


もうひとつは 72mm クローズアップレンズです。
TAMRON ブランドで撮りつけ方法がネジ込みじゃないのが気になりましたがそこはなんとかしましょう。
8ミリのテレシネで GOKO のテレシネ機と HVR-Z5J を使うのですが、そのままでは画面が見切れるので現状の Kenko No.3 では足りなくて適当なのを重ねようという企みです。

ねじ込みの Kenko レンズに TAMRON を重ねて接着かテープで固定すれば解決しそう。


もうひとつ買ったのは SEKONIC multi-lumi L-248 という露出計です。


¥550


調べるまでもなく電池は水銀電池 MR9 です。が、が、ご覧の通り腐食していて開きません。


友人に寄贈した ELMO C300 も電池が駆動用も水銀電池も入れっぱなしで腐食していて取り出すのが大変でした。
やっと取り出した単三はなんと70年代のマンガン電池でした!(記念に保存)

これは CRC 556 の出番ですが、外の道具箱を見てもありません。
思い付きました。灯油です。灯油は浸透力が強いし CRC の主な成分は灯油とマシン油と聞いたことを思い出しました。
樹脂部分を避けてチョンチョン。
ついでに手元にあったミシン油もたらして一日放置してみることにします。


この露出計、使えるようになるといいですね。文字が大きくて老眼には最適です。
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昭和44年のフィルムをスキャン

2021-02-07 20:32:36 | Weblog
新しいホームページに「古いアルバム」というページを作るために昔のネガを出してきました。
ほとんどがプライベートのフィルムですが中には貴重なネガもあります。現ホームページでも公開しているあの写真も改めて公開しようと前にスキャナーでデジタル化したデータを使おうとしたのですがどうもスキャンが手抜きで画質が納得できません。
改めてスキャナーで取り込むことにしました。


ネガのホルダーに、自分の筆跡でなんと44年4月と書いてあるじゃないですか。自分でも信じられません。


フィルムのスキャンは結構面倒です。試行錯誤の末にやっと本番。


以下、二十歳のとき撮った写真です。
これは当時オートバイ雑誌「月刊モーターサイクリスト」のレポーターをしていて日帰りツーリングの記事を依頼され、軽井沢方面へ愛車 HONDA CS90 (わかる人はわかります)で実際に行ってきたときの写真です。

ここは軽井沢から国道146号線を北上、群馬の県境を右に曲がって白糸の滝に向かう道の左手にあった「浅間高原自動車テストコース」です。今は一部を残して牧草畑に戻りましたが、これこそ日本の本格的モータースポーツ発祥の地です。
ホームページに載せたら詳しい解説を書くつもりですが今日のところは写真の紹介までです。



























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冬晴れの日本海

2021-02-06 17:00:52 | Weblog
毎日部屋にこもってワークステーションでホームページ作りじゃ腐ってきます。
今日は素晴らしい冬晴れになったので気分を一新しようと真冬の日本海を見に行ってきました。

新潟の筒石です。日本海は基本的に順光線なので海の色が素敵です。FainPix S2 Pro で撮ってみました。


適度に白波が立っていて結構。


休憩した公園です。北信濃じゃ外は寒くて写真なんか撮っていられませんがここは寒くありません。


色々思い出のある筒石漁港です。昔とはずいぶん変わりました。


国道8号線です。


筒石の家並み越しの日本海。下の海岸に古い舟屋が並んでいますがどれも朽ち果てて見るも無残な状態、写真を撮る気分にはなれません。


脇の崖の上の裸木が妙に気になりました。


ちょうどおばさんたちが話しながら通り過ぎていったので。絵になりますね。
おばさんたちが歩いているのは昔の国鉄北陸線の線路跡です。


帰りに国道脇から。


筒石は昭和50年に8ミリの自主映画のロケで訪れた場所。あのときは Canon DS8 という最高級のカメラを使いました。
遠い昔の懐かしい記憶が蘇ります。

FainPix S2 Pro はいいですねえ。フィルム調ですっかり気に入りました。持ち主は Jr ですが。

海に出る前に上越のハードオフ。寄らない手はありません。
こんな物を見つけました。


両端 BNC のケーブルです。8本で¥1,100。おっ、こりゃ金メッキかな。長さは1m。


ベーカムVTR BVW-70 に使います。現状はありあわせのケーブルでしのいでいますがこれでスッキリします。


では、そろそろ晩酌の時間です。
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ホームページ作成中に OLYMPUS PEN D3 が?

2021-02-05 16:52:54 | Weblog
新しいホームページに「カメラ博物館」なるページを作っていますが、コレクションのカメラの記事を書いていて OLYMPUS PEN D3 で気になる箇所がありました。


「カメラ博物館」で取り上げるカメラは使用可能な物ばかりのはずが電池を入れて


室外に向けても露出計の針が "6" 以上上がらないんです。


このカメラは電池収納部から CDS/メーター回路に行く線が切れていて分解修理したはずですがしっかり確認しなかったようです。
電池は本来水銀電池 MR9 で1.35Vですがありあわせの LR44 (1.5V) なので針は多目に振れると思うのですが、原因は何でしょう。
CDS は暗いところに長時間置くと劣化するという説がありますが当たり前の部屋で保管していました。
ひょっとして回復するんじゃないかと部屋の窓枠に外に向けて置いて放置してみますが。
CDS が劣化しているとしたら交換する手があるようですがそんなことに幾日もかけていられないし元々かなり大雑把な露出計なので別途露出計を使うか勘で撮れるので現状維持かな。

ホームページ作成は進んでいます。
同一項目のページ間を移動するためにタブを使いますが思い付いて Illustrator CS2 で作り直しです。80x24pixcel のテーブルセル枠にきれいに収めるには 1pixel 小さくしないとレイアウトが崩れる場合があり、この方が好都合だとひらめきました。ロールオーバー用にそれぞれ2種類必要です。


セル内の配置を左/上にすると万事好都合、イマイチ見た目が面白くないのも解決です。


ブラウザで確認。この画像ではわかりにくいけどタブの表現がうまくいきました。

こりゃいいぞ。細かいことですがこだわりです。
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隣り町へ水汲みに行って冬晴れの風景に感動

2021-02-03 16:52:10 | Weblog
汲み置きの黒姫の湧き水が終わったので毎度の水汲みに行ってきました。
コロナ禍の状況ですが誰にも会わないので何の問題もありません。

週一で歩いていたコースのスタート/ゴール地点から見る新雪の霊仙寺山(れいせんじさん)は目を見張る美しさでした。


水を汲もうと車を降りて脇を見たら雪の上にウサギの足跡が残っていました。


五月になれば天高くヒバリの賑やかな声が聞こえる田んぼ。冬晴れの澄んだ空と一見不穏な雲の対比です。


牛の飼料にする藁です。あの曇の先は越後の県境。


これはキツネの足跡に違いありません。


積雪は例年に比べたら無いに等しいけど路面は圧雪が凍っていてツルツル。


なぜか惹かれる空間。単に上の畑に行く道に過ぎないんですが。


途中、ホームセンターに寄ってジュリアンを三鉢買ってきて殺風景な工房の窓に置いてみました。

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