夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

HL-79E 調整以前の問題を解決

2020-03-07 12:03:09 | Weblog
夕べも色々やりましたが調整以前に気になることがあります。TEST用信号(HL-79EのMON出力)とベーカムVCR BVW-70のコンポジット信号をセレクターで切り替えて波形モニター→ベクトルスコープ→カラーモニターという経路に繋いでいますが、今まではその間にTectronix TSG-200とsony XV-T500 DIGITAL MEMORYも入れて様々なテストが出来るようにしていました。余計な物が入っていて波形/ベクトルスコープの信号にバイアスが掛かっているかもと不安になってきました。
それとセレクターの接触不良も気になります。

何回も押し直さないと波形が不安定です。

何はともあれベーカムの映像を出してみることにしました。使ったカメラはHL-57です。


テープの頭に入れたカラーバーを波形モニターで見ると

レベルが高目のようです。

ベクトルスコープのレベルはは実にきれいです。


録画されている映像を確認します。これは電源投入時です。canpus ADVC-500にコンポーネントで突っ込んであるのでMODE:ANALOG→DV、VIDEO IN:CONPONENT、AUDIO IN:BALACED、SAMPLING:48KHz/16bitに設定します。


きれいな映像が出ます。黒姫山麓の蕎麦畑です。


次に調整中のHL-79Eのカラーバーを観測します。セレクターをTESTに切り替えますがひどい接触不良でやっと信号が伝わりました。


接触不良で信号レベルが下がっているのか波形が低目です。


ベクトルスコープの田の字に達していません。

前に調整したときは良かったはずですが。

とにかくセレクターの接触不良を直さないと。ラックから下してカバーを外してと


テスターで当たると数Ω、ひどいのは十数Ωです。あまり気が進まないけど接点復活剤を使います。内部まで浸透するかわかりませんが。


べチャべチャです。この状態で何度も何度もスイッチを押しました。

結果は吉と出ました。
接触抵抗値がどれも0.2Ωになりました。使ったペンシルテスターは短絡しても0.2Ωを表示するので事実上ゼロです。この後余計な接点復活剤は綿棒で拭き取りました。

ここで考えて当面は機器間の接続を単純化することにしました。余っている2番は単純にTSGからの信号を入れて校正用です。TSG-200はカラーバーを始め様々なパターンが出せます。


セレクターを戻してまごつきながらケーブルを繋ぎ変えました。セレクターを「TSG」に切り替えます。


TSGの信号は正確だろうと仮定してカラーバーを出して波形モニターを校正しちゃいました。


これが校正後の波形モニターの図です。

これでいいんだべ。

念のためベクトルスコープも確認。こちらは何もしていません。


いやいや、HL-79Eはカラーバーの調整に戻っちゃいました。双六はまたしても振り出しです。
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