YMF2015に招待されて山形へ。
映画「悼む人」で大変お世話になった山形である。
今日も映画祭で再度の上映をいただく。
嬉しいことである。
映画「悼む人」は第2のデビュー作の気持ちで、
1カットずつ私自身を搾り上げるように撮った大事な作品である。
一般的な評価は薄かったがもう一度スクリーンにかけていただくことは本当にありがたい。
救われる。
天童荒太先生の原作、
舞台と映画の二つの出口、
長い時間をかけたワタシの代表作。
今日は静かな心持ちでもう一度スクリーンに向かい合いたい。
そして映画作りの人々の交流の場である。
行定氏とも久々に会う。
楽しみだ。
昨夜は40年近い盟友、秋元康氏にワタシの還暦を祝ってもらった。
1980年代中盤からの仲間もたくさん来ていただいた。
涙が出るほど嬉しかった。
楽しいときも苦しいときも闘い続けた本当の戦友である。
まさか還暦祝いにたどり着くとは20代の自分には信じられないことだが、
事実なのだ。
そして数年後には今度はワタシが祝う側になる。
家に帰りいただいた祝いの品を拝見し、
綺麗な包装紙にくるまれた60本の赤い薔薇の茎を鋏で切りながら思う。
きっと身体の不調を“自慢”しあいながら、
残りの人生、
また皆さんと共に歩んでいくのだろう。
仕事を始めた20代の頃と比べて多少の知恵や技はついたけれど、
あの頃皆で「共有」していた気持ちの初々しさはかわらない。
またあの「いたずら」のような作品を出してはほくそ笑む、
そんな時がくる、と。
さて、
20日、よる九時、
日テレ系、
ドラマ「視覚探偵 日暮旅人」
また詳しく書きますが、
是非にごらんください!
面白いよ!