さっき「復古版 緑の山手線」に乗った。
懐かしい。
緑じゃなくなったのはいつだったか。
「ま~るいみどりのやまてせん、まんなかとーるはちゅうおうせん、しんじゅくにしぐちえきのまえ、とうほうがくえんじょうぶんけんっ」
と毎週ののように開かれるサークルの宴会で歌っていた専門学校時代を思い出す。
情報文化研究会という70年代的ネーミングのサークルを主宰していた。
へんてこで魅力ある仲間がいっぱいいて生涯忘れることのない2年間を西新宿で過ごした。
学園も若くて自由で梁山泊的雰囲気が漂っていた。
やめてったヤツもたくさんいるが当時の仲間でまだまだ現役もたくさんいる。
水道通りの4畳半のワタシのアパートに夜な夜な集まって(なんと教師もだ!)、
お金もないのに安酒を飲み、ひたすら怒鳴り合い、本を読み、何の根拠もないが人生はどうにかなると思っていた。
山手線の緑にそんなこんながありありと染み付いている。
同じように総武線の黄色と中央線の橙色には大学時代のシーンが鮮明に張り付く。
そういえばスローガン電車ってあったなあ。
大学だと39年前、専門学校だと35年前。
大昔だね。
何もかも変わったけど自分の中身はあんまり変化はないな。
なんでだろ。
目の前では「キバコの会」のバンド練習。
FUCK`N LIFE GOES ONと皆が騒ぐ。
その意味はいろいろだが回想の山手線のくすんだ緑にありありと浮かぶ。