昨日、鴻上尚史さん作・演出の虚構の劇団「イントレランスの祭」を観た。
猛烈なスピード(特に自分の芝居と比べると際立つ)の活劇ではあるが、
そこで語られるのは、日本人の実像をえぐる象徴的比喩であり、普遍的な問題であり、まったく他人事ではない。
一瞬とも飽きることのないストーリー展開に唖然としつつ、笑いながら考え、どんでんに舌を巻き、ラストにまた考えさせられた。
素晴らしい演劇です。
生き様を賭けるようなテーマにこんなに爽快に切り込む作品は、本当に素晴らしいです。
若手(?)の役者も果敢に突進していて、好感。
「悼む人」の設計の段階で手伝っていただいた役者も何人かいて、その「旨さ」に感動しました。
11月23日から25日まで大阪・ABCホールで公演。
そっち方面の方、特にお見逃しなく。
「私たち」はその頃、札幌か。
明日から福岡か。
あ、虚構の劇団とまったく同じスケジュールで永井愛先生(先生と呼ばせてください)の「こんばんは、父さん」も大阪・森ノ宮ピロティホールですな。
永井先生の芝居はため息が出るほど完成されていて、
「詣でる」に近い。
絶対観た方がいいです。
ああ、空は高いなあ・・・
仕事、しよ。