堤幸彦の2018日記

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日々、是、日々  

2012-10-25 10:01:53 | 日記

      

 

 

いろいろあって何日か書けなかった。

 

公演は順調に回を重ねている。

一日一度は劇場に行き、芝居を観て、細かい細かい直しをする。

お客様の反応や感想、自分の体に「役」が入った役者や、動きを習熟したスタッフの皆さんが、気付いたこと、気になること、やり辛いことを聞き取りして、少し手を入れる。

これが仕事だ。

ほとんどぶらぶらしているおじさんだが。

 

が、観劇するたびによりこのメンバーでしか出来ない時空間が濃く醸成されていく。

感激する。ヒデキ、感激!

幸い終演後、ありがたいお言葉を頂戴することも多い。

やってよかったと思う反面、

その言葉は役者やキャストにそのまま伝えたい。

一度始まれば、舞台は役者とそれを支えるスタッフのものだからだ。

ワタシから拍手を贈りたいのだ。

 

 

東京公演もあと数日。

その後は長い全国公演。

ご覧になれる方、お楽しみに!

 

 

昨夜はワタシの芝居ユニット「キバコの会」のメンバー集合。

終演後、一献。

口内炎とドライマウス?でうまく喋れなかったが、

感想や来年の構想で盛り上がる。

来年はとんでもないことに・・・

 

 

今日は映画「くちづけ」の音楽確認。

これはこれで繊細さが必要で、難易度が高いが、

何度かデモ音源で行き来させていただいて、

作品と一体化してきている。

音楽は重要。

影の主役。

 

 

10年前にはあまり深く考えられなかったことにきちりと向き合う時期が来た。

けっこうきついことであろうとも。

そういう年齢なのだ。

私自身の体調や今後の展望も含めて。

ううむ。

 

かくいう個人的想いと作品は切り離して考えるべき、それがプロ!なのだが、

今回の「悼む人」や「MY HOUSE」や「くちづけ」や「Kesennuma,voices.」や「タカハマ物語」あたりはそうもいかない。

かなり私自身の事情と重なり合う部分が多い。

実際的にも精神的にも「育てて」いただいた方々にきちんと報いる仕事、そして現実に辛い立場にいらっしゃる方々に対して“出来ること”を自分が出来る範囲で続けていかなくてはいけない。

プロ失格か。

ま、二元論的思考も限界がある。

もっとありのまま、でいいのかな。

 

 

 

コメント (13)
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