やっぱり・・・残念。

久しぶりに残念な兄の話です。

うちの兄は他称「働くひきこもり」なので、ご飯の時以外は
ずーーーーっと、自分の部屋にこもっています。

そして、深夜であろうが早朝であろうが、何かを見て高らかに大笑い
してます

私もＴＶを見て笑うことはあるけど、あそこまで気が触れたように笑わない
です。
トオルは、まるで友達と喋ってるかのようにＴＶで大笑いしてます。
正直、怖いし、こないだも朝の５時半頃に笑い声で起こされ、
絶望的な気持ちになりました

でも、兄がああいう風になったのは長男がゆえ厳しく育てられ、
根が優しくて親に反抗出来ない代わりに内にこもるようになり、
今のトオルという人間が形成されたんだと思います。

何度も血のつながりを恥ずかしく思ったり、見下したりしてきたけど、
やっぱり世界に一人しかいない兄ちゃんだしあんな兄ちゃんでも受け入れて
いかなきゃなーって思います。思うけど・・・

やっぱり共存生活をする上で、迷惑を掛けないようにするっていうのは
基本中の基本な訳で・・・

昨日、悪酔いした父がまた兄の悪口を言い始めて・・・
「あいつは変わっとる」
「何考えてるんや」
「一体、何を見てあんな大笑いしとるんや？」

・・・と。（何を見て）というのはトオルの勝手であり、見るのは自由なんで
（でも、過去にあまりに爆笑してるのでその時やってるチャンネルを全部
調べた事があるけど、それらしきものは見当たりませんでした）

父がキレてる理由は、私と同じようにその爆笑によって眠りを妨げられたから
です。

ここで、横で黙って聞いていた母に矛先が

「こういう話してる時に黙ってるお前がまた腹立つねん
　何も感じひんのかっっ」

こうやって、今日も怒りの根源である肝心の張本人（トオル）が不在のまま、
怒りの家族会議が開かれるのです

会議と言っても、父は酔ってるし母は喋らないし、父の気が済むまで
ひたすら私と母が我慢するだけなんですけど。

日によって議題が「トオルはどうなってんねんや」から
「ねえちゃんどうなってんねんや」に変わります・・

結局、角が立つから本人に直接言えない父が私と母に不満をぶつけ、
最後は「お前（母）の育て方が悪かったんや」
「お前からちゃんと言っとけ」
「お前の意見は無いんか」

「お前、あほちゃうか」

と、母が滅多打ちにされて終了です

私もフォローして母をかばいつつ、でも完全に母の味方についてしまうと
父が逆ギレして母への追撃が始まるので、完全な板ばさみ状態で・・

でも、うちの母は兄と似ていて、空気が読めない超天然人間だから、
いちいち父のイライラメーターを満タンにしてしまうんですね・・・
３８年くらい夫婦やってるのに、お父さんを怒らす天才なんですね・・・

客観的に見たら、滑稽で面白いんですけどね、
たまにこの年でグレたくなる時があります（笑）