こりゃまた・・・

残念な兄・トオルのお見合い相手の釣書が、早速、速達で届きました

父は、「先入観持ちたくないから見てない。」とか言い、封は開いてませんでした。
「お前とお母さんが二人で先に見といてくれ。俺は明日見る。」と。

じゃあ結局見るんやん（笑）
先入観を一日だけ持たない事に意味はあるんやろか・・・

きっと、照れくさいんでしょうけど



散らかったこたつの上を片し、ふきんで拭いて、手も洗って、準備は
整いました。
ドキドキしながら封を開け、まず写真を見てビックリ

だって、めちゃくちゃキレイな人なんです
清楚で、色白で、可愛らしくて。

私の勝手な予想で、「わっちゃ～～～」という人を
密かに期待してたんです。
だって、こっちにも多少断る余地を与えてくれてたら、
残念な兄でも自信を持つきっかけになったんではないかと・・・

それが、とんでもないべっぴんさん、しかも、釣書を読んでもっと
ビックリ

ご両親ともに大卒、３人いるご兄弟も全員、有名大卒で・・・
そして、私より二つ年下で、スタイルも抜群ときたもんだ・・・

趣味はバトミントン、音楽鑑賞と書いてありました。まぁ可愛らしい

トオルが書ける趣味といえば・・・

スキー（但し、Ｗｉｉ）
テニス（但し、Ｗｉｉ）
冒険　（但し、Ｗｉｉ）

ぐらいしか無いやん

よりによって、なんでこんな非の打ち所の無い子が・・・トオルと・・・

会ってないから全部は分からないので、その未知の分を差し引いても、
８８点、と採点させていただきました。

そして、トオルの長所（敢えて言うなら優しい所とか）や欠点をトータルで
採点すると、・・・・１２点てとこかなぁ
これは、身内の謙遜とかでは決してなく・・・多めに見積もっても１２点です


私と母が、たちまちブルーになったのは言うまでもありません・・・

ここまで相手が良すぎると、気後れしてしまいます
こんな素敵なお嬢さんが、週末は引きこもりの残念なトオルと釣り合う訳も
なく・・・

まぁ、1回目の見合いで成功なんてなかなか無いだろうけど、
打たれ弱くて内向的で世間知らずのトオルの事だから、この失敗によって
必要以上に落ち込み、結婚への道が閉ざされてしまうかも・・・と、
先のことまで考えてとにかく母とへこみました

こうやって、身内が干渉し過ぎて、擁護し過ぎた為に、ダメな息子を
作り上げてしまったのかもしれません。
（と、いっても私は妹の分際ですが）

トオルの性格上、自分の考えや思いを口にせず、人との関わり合いを
持とうとしないので、周りも

喋らない、友達もいない　→　何を考えているか分からない

→　何も考えてない？？　→　頼りない、ダメ人間

と、決めつけてる所はあります。
トオルはあまりに自己アピールしないので、家族でさえ、良い所も悪い所も
まだ全部は知らないであろう、未知な人なんです。


そして、帰ってきて釣書と写真を見たトオルは、「きれいな人やなぁ」
とだけ言ってたらしいです。
私がトオルやったら、そんな薄いリアクションでは済まず、
「うっわ、めっちゃ可愛いやんけ、俺ムリムリ。もったいないわ！」
と騒ぎ立てるのに・・・

そして、トオルの釣書も一応先方に送ることになったのでした。

なんか、写真を見る前のワクワク感が、これからの事を考えると
一気にどんよりした気持ちになってしまいました

少しでも救いようのある結末になって欲しいと願うばかりです