ゆいもあ亭【非】日常

映画や小説などのフィクション(非・日常)に関するブログ

ジョン・カーペンター監督作品は、やっぱり問答無用で面白い!

2007-01-21 | 映画
何年ぶりだろう? 「ゴーストハンターズ」(BIG TROUBLE IN LITTLE CHINA)を見た。

DVDってきれいだな、と再確認。VHSでなんども見た作品なんだが、とても新鮮だった。

粗野なトラック野郎ジャック・バートンは、中華街(リトルチャイナ)の野外の賭場で旧友のワン・チーと再会する。床に寝て、身を粉にして働き、今はレストランを経営するワンは、北京から恋人のミャオ・インを呼び寄せ、結婚するという。ミャオは緑(エメラルド)の眼を持つ美しい娘だ。

ミャオを迎えに来た空港で、ジャックは自分好みの女グレーシー・ローを見かけて一目惚れする。グレーシーもなにやらわけありのようで、中華街のヤクザ「死の貴族」が襲ってくる。しかし、「死の貴族」はただグレーシーとの因縁で空港に来ていたわけではなく、ミャオ・インを浚っていくのだった。トラックで追跡するジャックとワン。中華街の路地では暴力団同士の抗争が始まり、そこへ魔人ロー・パンと中華忍者嵐の三人組が現われ、大混乱に!

「死の貴族」は娼館「白虎(ホワイトタイガー)」の手先であった。グレーシーは弁護士で、人身売買に絡んでいるらしい「ホワイトタイガー」とその真の経営者を告発しようとしているのだった。「ホワイトタイガー」に、旅のビジネスマンを装い潜入するジャック。そこへ、突如、嵐の三人組が現われ、ミャオ・インを連れ去る。

中華街の観光案内バスの運転手エグ・シェンは実は魔術使いであった。古代からの魔術使いロー・パンは神の呪いを受けて、肉体を奪われ、成仏も出来ない幽霊のような存在になっているという。その呪いを解くためには緑の眼の女と結婚する必要があるという……。

小さな中華(リトルチャイナ)を舞台に呪的な大騒動(ビッグ・トラブル)が始まる!

なんでもありの傑作なのだ。皆の者、すぐさま鑑賞し、この怪作を、なんと1986年に発表してしまった天才カーペンターに、さあ、平伏すがよい!