ゆいもあ亭【非】日常

映画や小説などのフィクション(非・日常)に関するブログ

「怪談 参」だって? 何が「参」なんだ? と混乱したのだった

2007-01-10 | 映画
「学校怪談」というDVDを借りてきた。

本日いきつけのレンタル店がレンタルセールスの日だったのだ。

「学校怪談」は二本の短編が入っており、そのうちの1本に相葉弘樹が主演しているのだった。え? 何者か? わたしも知ったこっちゃないよ! 中1の娘の趣味に合わせたんだもん。「実写版テニスの王子様」や「ミュージカル テニスの王子様」で不二周助を演じている若手だ……そうだ。

それにもう1本には「ウルトラマンネクサス」の、「仮面ライダーカブト」の内山眞人が出ている。(こっちの方はわたしが見ているのでわかったりする)。

で、見てみましたよ。そうしたら、「怪談 参 家怪談・学校怪談 」というタイトルでまた混乱。しかもそれぞれの末尾には「続(つづく と読むのか?)」とある。うーん。

ちょっと調べたらわかりました。これ、「水霊(ミズチ)」の山本清史監督の短編連作だったのだ。「怪談 壱 病院怪談」「怪談 弐 職場怪談」に続く第3弾なのだ。

そういえばAmazon.comからの宣伝メールが来た覚えがある! 「テニス」関連を買ったこともあれば、ホラージャンルのDVDを買ったりチェックしたりしているからな~。その時は3巻セットのDVDボックスの案内だったんだから「冗談じゃない」と娘の「欲しい」という意見は一蹴したんだったけ。

内山眞人主演の「学校怪談」はどこか舌足らずな展開の作品で、今ひとつの出来だった。

しかし、相葉弘樹主演の「家怪談」は、実話系怪談や「リング」「着信アリ」「呪怨」の現代怨霊譚の味わいが色濃い作品。

謎の連続殺人事件には意外な共通点があった。普段親しくない学友から貰った1本の電話で呼び出された主人公。「襲われた家には必ず同じ会社の衛星アンテナがあり、同じように歪んで壊れている。キミの家にも同じアンテナが付いているんだ」と。無人のはずの家に「貞子/伽耶子」風の女。これが妹を襲った!……はずなのに、妹は生きているではないか! 夢か幻か? 追い詰められていく主人公……。

こんな感じの話で、最近ではありふれたというべき脅しのツボを突いた作品。

悪くはない。

しかし!

3巻セットのDVDボックスまで販売しておきながら、最終巻のはずのこの巻に収録されている2編のそれぞれに「続」というのが……解せん。本気なんだろうか?