湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

今年65歳になる五円硬貨

2016年01月09日 20時52分54秒 | 日常・その他
日勤だった今日は
昼に食べる物を買いに近くの店へ行きました。
レジで掌に受けた釣銭を何気に見ると、
存在感のある五円玉が1枚ありました。

 その五円玉から何かしらオーラ(?)のようなものを感じました。
 私に気付いてほしかったかのようです。

気になって発行年を確認すると「昭和26年」となっていました。

  私が生まれる2年前のものです。
  
   昭和26年は朝鮮戦争真っ只中で、
   マックアーサー元帥がトルーマン大統領と対立して解任された年です。
   Webで調べたらNHK紅白歌合戦が始まった年で、
   アンパン1個が10円だった時代です。
   その当時、この五円玉はアンパン半分の価値しかなかったことになります。

   今年で65歳になる五円玉です。
   人から人へ65年間も戦後の昭和と平成を渡り歩いてきた硬貨だからなのか、
   五円という金額に不釣り合いな風格すら感じます。


ポケットに入っていた他の小銭(*)の発行年も調べてみました。

     * : 小銭はいつも
        ファスナー付のズボンのポケットに
        むき出しで入れています。

昭和26年の五円玉の他に、私にとって記念すべき年のものがありました。

  ※古い順に左から並べています。(上が裏、下が表です)

   ・昭和37年(十円玉)  この年まで生誕地(熊本市)で育つ
   ・昭和39年(一円玉)  (東京オリンピック)
   ・昭和43年(五十円玉) 義務教育修了(中学卒業)
   ・昭和48年(一円玉)  成人
   ・昭和53年(五十円玉) 東京から憧れの温泉地(別府)へ転勤
   ・昭和63年(一円玉)  第一子誕生   

 皆永年勤続で頑張っています。
 今ポケットに入っている硬貨は、
 過去にも私の手に握られたことがあったかもしれません。
 (少なくとも、年末ジャンボ1等に当たることよりも確率が高いと考えられます)


この五円玉の価値を調べてみました。

  昭和24年~昭和33年(ただし、昭和29年~昭和31年は未発行)に発行された5円硬貨は
  「フデ五」や「明五」などと呼ばれているそうです。
  明朝体で文字が書かれた5円玉なのでこの名があり、「日本国」の文字も「日本國」と
  刻印されています
  その価値は、年代を問わず30円から50円くらいといわれています。
  やはりアンパン半分程度の価値のままですが、しっかり物価にスライドしています。