ゆえん

 

【アル依】アル中の親父が死んだ話

2019-09-25 00:05:53 | ひとりごと
みなさん、こんにちは。
アルコール依存症家族のゆえんです。

親父が死んで一年以上が経ちましたが、
いまだに涙も鼻水も一滴も垂れることなく、

これ以上寝かせても感情に変化は無さそうなので、
アルコール依存症について、
ちょっとずつ書いていこうと思いますよ。



~~~~~~~~~~~~~~~~~



さて。

私が物心ついた頃から、
親父は毎日酒を飲んでました。

オカンも酒飲みで、
親父の酒を止めるようなことはしなかった。



アル中っていうと、
私はカトちゃんの酔っぱらい芸を連想するんだけど、



若い頃の親父はこんな感じじゃなくて、
決してイケメンではないが、
色白で、背も高くて小綺麗だった。


イミテーションゲームって映画の、
アランチューリングに似た感じの人で、



↑天才数学者の映画でオススメ!

親父もIQが高かったらしく、
子供の頃の知能テストの結果が異常に高くて、
ばーちゃんが学校から呼び出されたらしい。

※残念ながら、私は知能テスト全然出来なかったので
そのIQは受け継がれなかったようだ・・泣

学校から指導された注意点の通り、
親父はプライドの高い見下し系の嫌な大人になりました。

親父の友達なんて聞いたことないし、
見舞いや葬式にも友人を名乗る人は誰も来なかった。

その知能は語学の分野で生かされて、
複数言語をすぐにマスターし、
世界をまたにかけて仕事をしていました。

バブル世代で出世コースに乗って、
バリバリ働いてた親父が、

アルコール依存症末期になったのは、
四十代半ば頃。

親父の会社から丁寧な連絡があり、
休職して体調を直すように言われたのでした。

アル中の親父なんかの為に、
会社が下手に出るのは不自然に聞こえるかもですが、

考えてみれば親父はずっと単身赴任で、
家族が何とかできる状態ではなかった。

それに親父は、
酩酊状態で勤務していた訳じゃないらしい。

朝6時に会社に行って打刻だけして、
始業前に外出、からの直帰、
という生活を繰り返してたそうな。

※当時コレ聞いたときは会社アホかと思ったけど、
自分も社内ニートに身を落とした今となっては、
あーそういうオジサンいるよねーって、
軽くスルーしてしまう気持ちもわかる。

そのため、
親父が昼間から呑んだくれてたなんて、
家族も会社も知るよしもなかった。

まぁ家族としても、
酒の量がすんげー増えたなーとか、
これアル中だよなーとは思ってたし、
会社も異常には気づいてたハズなんだけど。

みんなで見て見ぬふりをしながら、
何年も時間が過ぎてしまった。

結局、アルコール依存症で入院した時には、
重度の脳萎縮を引き起こしていて、
もとに戻るのは不可能と言われました。


ここからが、地獄なんだけど、
親父はこの入院の時点から約20年生きます。

と言っても、ゆえん一家は10年で崩壊し、
介護バックレて、
アル依の親父を野に解き放ったのですが・・



長くなってしまったので、
続きはまた気が向いたら書きますよー。


アルコール依存症のご家族に平和を(祈)

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