大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

 節電続く都内でも基準を超える放射線量を観測。

2011年03月16日 | 日記
地震による原発事故で最悪の状態になってきているようです。東京都内の観測施設で通常の20倍以上、さいたま市で40倍以上の放射線量を観測したと発表がありました。これは観測器で採取した大気から微量のヨウ素やセシウムなどの放射性物質を検出したそうですが直ちに健康に問題が生ずるわけではないとの事でした。でもちょっと心配ですね。また計画停電を受け各所で自発的な節電が実施されている。デパート、コンビニでも営業時間の短縮、ネオンサイン点灯自粛も行われている。ワイズ近くの東京大学でも通常夜間点灯されている赤門の照明も写真の様に消灯され、大銀杏、コンドル像、ウエスト像のライトアップも中止しているようだ。また煌々と照明され夜中まで多くの学生が利用する福武ホールも昨日は写真の通りの節電モード。そう言えば昔の東京の夜は暗かったな等と思い出してしまった。また昨日幾つかのコンビニやストアを訪ねましたが、お米、パン、カップ麺、トイレットペーパーなどは全てに在庫が無く、東京でこの状態なら被災地ではどうなっているのだろうと心配な気持ちで一杯になってしまった。 早く原子炉の事故が解決し、被災者の救済が出来る様になって欲しいものです。

ワイズクリエイトでも営業時間を2時間短縮します。

2011年03月15日 | 日記
「東北・太平洋沿岸地震」による東京電力の計画停電の発表で昨日は首都圏の交通機関は大混乱した。各鉄道会社では始発から運行制限、運行中止などを行い、これを知らずに集まった通勤客、学生が駅周辺で足止めを食らった格好になった。何でも首都圏で必要な電力の1/4がまかないきれないとの理由による計画停電だったが、如何せん発表から実施まで短時間だった事。また東京電力内の伝達不備等が混乱に拍車をかけ通勤時間に間に合わない。通勤できないなどの現象が続いた。写真はワイズクリエイトの社屋を写したものだが、右に医科機器会館、左に医科機器組合がある関係上、通常の平日は沢山の自動車と人で大変混み合うのだが昨日はご覧の通りの閑散とした状態だった。それにしても1/4の電力が足りないからと言って即「計画停電」では交通、医療等を含めた一般生活にも支障をきたすことになる。まずは全ての国民に節電の協力を促すのが最初のような気がする。この国難の時なら協力を惜しまないはずだ。身近な所からの節電、更に営業努力による節電など1/4の節電に向け一丸になることが大切と思う。ワイズクリエイトでは微力ながら協力処置として当分の間、当社営業時を2時間短縮させる事を決定。更に暖房の1/2パワーセーブ等できることは全て協力して行くつもりです。

ワイズクリエイト営業時間(暫定)
  平日 10:00~18:00
  土曜 10:00~18:00
  日祭  休 業
       ※上記営業時間は当分の間の処置です。

東北・太平洋沿岸地震の影響で静かな本郷一帯?

2011年03月14日 | 日記
「東北・太平洋沿岸地震」の被害状況が凄いです。死者が1万人以上になるとの情報もあります。更にマグニチュードも8.8から9に変更され、この地震の凄まじさが時間の経過と共の浮き彫りにされてきます。被災されてライフラインが絶たれ水も食料も暖をとる毛布類も不足していると聞くと東京で普通の生活をしていて良いのかと自問してしまいます。微力ですが何らかの形で援助協力をしたいとも思っています。さて昨日は災害の影響で電力供給不足になることが予想され計画停電の可能性もあると聞き念のために懐中電灯、電池類を購入しようと幾つかの店を回りましたが、何と何処の店でも売り切れとのことでした。更にコンビニ等では食材等も不足している様子です。写真上は東京ドームシティラクーアですが、先日の遊具事故によりアトラクション関係は全て稼働していない影響もあると思いますが、どこのテナントでも人の出は少ない。あるテナントスタッフは「地震の影響でお客さんが見えません。私も浦安から通っているのですが自宅も水が止まっています」との事。ただこの東京ドームシティの中で唯一食材を扱っているストアのみ沢山のお客で溢れていた。やはり「念のための買い置き」と言うことだろう。帰りがけに東京大学構内を抜けたが、ここでも地震の影響か「後期日程試験」を2時間繰り下げて実施していた。ただ構内に植えられてるコブシと彼岸桜が咲き始め確実に春の訪れを告げていた。世界最大級の地震とされる被災地の皆様にも一刻も早い春が来ることを祈りたい。

東北・太平洋沿岸地震のため「軽井沢ワークショップ」の開催を中止します。

2011年03月13日 | 日記
ご存じの通り「東北・太平洋沿岸地震」が日本各地を襲いました。時間の経過と共に各地から被害のニュースが入ってきます。また来週開催予定の軽井沢ワークショップの信越地方でも震度6の地震が起こって今後の余震の影響もあるのではと懸念されます。そんな訳で同ワークショップの指導講師・石橋睦美さんと催行の打ち合わせを行いましたが、安全性、社会性の面からも今回のワークショップを中止にする結論に達しました。ワークショップを楽しみにしていた方々には本当に申し訳ないのですが何卒ご了承下さい。因みに同ワークショップ参加予定の岩手県在住の会員さんへの連絡確認が出来ません。被害の大きい気仙沼より30キロ以上離れた所にお住まいですが本当に心配です。ご無事をお祈りしたいと思います。写真は今回の軽井沢ワークショップで訪ねる予定だった白糸の滝と碓氷峠のメガネ橋です。どちらも石橋睦美さんにより撮影された作品です。日を改めて再度訪れたいと思います。

東北・太平洋沿岸地震が日本を襲う!

2011年03月12日 | 日記
昨日は国内の観測史上最大のマグニチュード8.8の大地震「東北・太平洋沿岸地震」が東北地方を中心に日本全国を襲った。もちろん東京も大きな揺れに見舞われた。丁度お客さんがお見えになっていて1階に居た時だった。時間は午後2時46分だ。足下から突き上げられるような大きな振動が続き思わず外に飛び出した。ワイズの前の道には各ビルから外に避難した人たちで一杯になっていたが、それでも揺れは続きビルが大きく揺れているのが目視できた。3件隣のビルでガラスが割れる音が聞こえた。これだけの地震は今まで経験したことは無かったが、以外と冷静に辺りを観察できた様である。特に1階のウインドウが倒れるのではないか?カメラが飛び出すのではないか?と道から店内を注視していた(お陰様で写真額が1枚落下しただけでした)。断続的な余震は夜まで続いたが首都圏の鉄道は全てストップ。写真は21時現在の本郷三丁目交差点付近ですが自動車も渋滞で動けず、歩いて帰る事しかできない大勢の人たちで道はあふれかえっていた。また政府より無理に帰宅せずに職場待機を呼びかけた影響か、幾つかの会社ではオフィスを待機場所にしているところもあった。ただそれらの影響か近隣のコンビニで、おにぎり、パン、弁当、カップ麺、飲み物等を購入する会社員で一杯になり早くもショーケースは空になっていた。それにしてもこの大地震、時間の経過と共の被害が膨らんで行く。亡くなった方も沢山いるようで、それらの方々にはご冥福をお祈りしたいと思います。皆さんの所は大丈夫でしたか?

久しぶりの中判フイルムカメラ「GF670W professional」の登場だ!

2011年03月11日 | 日記
今月23日より、富士フイルム社より中判フイルムカメラ「GF670W professional」(広角レンズタイプ)が発売される。先日このカメラの発表会の事はこのブログでも書きましたが、現物が発売日より早く手元に来ましたのでこれを紹介したいと思います。2年前に「GF670 professional」(標準レンズタイプ)が発売され銀塩フイルムファンが大いに喜び品薄状態が続いたほどでした。ワイズでも「GF670 professional」で本郷界隈を撮影するワークショップを2回ほど開催しました。参加者は概ねカメラに対しては好評だったが要望点として(1)町歩きスナップには広角レンズの方が使いやすい(2)シャッターを切ったときシャッター音が小さく確認しづらい(3)デザイン的には素敵な蛇腹だがセットアップに多少時間が掛かり速写性にかける等の意見を頂いた記憶があった。今回発売の「GF670W professional」にこの要望点を当てはめると(1)広角55mmレンズ採用で解決(35mm換算27mm)(2)シャッター操作時にファインダー脇で赤色ライトが点灯し解決(3)ピント合わせがヘリコイド式になりカバンから出しても直ぐに撮影可能と当時の参加者の要望を全てカバーしている。発売日が過ぎある程度落ち着いたら、また「GF670W本郷界隈ワークショップ」の企画を富士フイルム社に依頼して見ようと思います。ご期待下さい!また同カメラはワイズクリエイトでもスペシャルプライスにて発売しますので是非ご購入も検討下さい。

「パンダ」と「サクラ」で明るい日本を!

2011年03月10日 | 日記
昨日、東大構内を散歩していたら工学部前広場の桜の花が一部開花しているのを発見した。開花した花は数えられるほど少ないが春の訪れは確実に近づいてきていることを実感する。東大構内より森鴎外の「雁」で有名な無縁坂を下りて行くと不忍池に突き当たる。この不忍池に隣接しているのが皆さんご存じの「上野動物園」だ。今、上野動物園では2月21日に中国からジャイアントパンダ2頭(リーリーとシンシンに名前が決定)がやってきて一般公開のためにスタッフは日夜準備に励んでいると聞く。一般公開日は何でも今月下旬とのことで、丁度上野の山の桜の開花時期と重なることが予想される。普通でも多い上野の桜の時期にパンダの公開だ。とんでもない人出が予想される。1972年に日中国交正常化を記念して「カンカン」と「ランラン」が初めて日本にやってきたときはパンダ見学のため3000人も並んだのである。今回は「パンダ」と「サクラ」である。上野がどんなになるか想像も付かない。因みにJR上野駅構内では写真の様に「パンダ」と「サクラ」を配したディスプレイが登場してもいる。ただ政治も経済も混沌として閉塞感漂う日本にとっては久しぶりに単純明快な明るいニュースかも知れない。

拳銃の似合うカメラマンは誰だ?

2011年03月09日 | 日記
先日、写真家の吉野信さんが来社され「ナイフ」と「拳銃」の話になりアメリカでキャンプをする度にナイフが増えていく事や拳銃のデザインが機能的で素晴らしいなど大いに話が盛り上がりました。実は昨日、吉野信さんが再度来社されいきなりカバンの中から黒い布に包んだ拳銃を取り出し「プレゼントするよ!」「BERETTA M92」と言う拳銃を頂いてしまった。もちろんモデルガンで手に持つとずっしり重さを感じる精巧モデルなのです。拳銃の事はあまり知りませんが調べると「BERETTA M92」はイタリアのピエトロ・ベレッタ社が生産・販売している自動拳銃で世界中の警察や軍隊で使われている名拳銃らしくダイハード等の映画やドラマにも使われているとの事。因みに以前、吉野信さん宅にお邪魔したとき部屋の中が鹿の角(?)やナイフ、拳銃、テンガロンハット、カメラなどが沢山飾られ流石アウトドアカメラマンの巨匠の部屋と感心したことがあった。モデルガンも30丁近くコレクションしていてその中からの1丁をプレゼント頂いたとのことで大切に飾っておきたいと思います。ご希望の方にはお見せしますよ。写真は吉野信さん著作の「アナログカメラで行こう1・2」の上に「BERETTA M92」を置いて撮影しました。この拳銃、本の表紙のテンガロンハットを被った吉野信さんとぴったり合うと思いませんか?

3月の東京に雪が降る。

2011年03月08日 | 日記
昨日は梅も咲き春の訪れを待つばかりの東京に雪が降りました。写真上はワイズの2階から前のビルを撮影したものですが黒いガラス面に大粒の白い雪が降っているのを認めることが出来ます。写真下は1階の店舗から外を写したものですがこちらでもよく見ると雪が降っていることが解ります。この時期としては珍しい風景ですが、これは低気圧が発達しながら関東の東海上を北東に進んでいるためで、関東甲信地方の広い範囲で雪となった様子です。因みに3月の雪と言えば思い出すのが20年以上前に東京・北の丸の科学技術館で開催されていたIPPF(インターナショナル・プロフェッショナル・フォト・フェア)です。当時は写真業界も元気で沢山のメーカー・商社がこの3月に開催されていたIPPFに出展していましたが、どういう訳か毎年このフェア開催中には必ずと言って良いほど雪が降っていました。遠い記憶ですがあの時代の3月の雪と今日の雪ではきっと雪の冷たさが違ったと思います。今日、あるメーカーの営業スタッフ数人が職を離れなければならないと挨拶がありました。頑張れ写真業界!頑張らなければならない写真業界!皆様も是非応援下さい。カメラを買って、フイルムを買って写真を撮りましょう!

600m越え東京スカイツリー東大構内からも見える!

2011年03月07日 | 日記
皆さんご存知の通り東京スカイツリーの高さが600mをとうとう超えた。完成した時の高さは634mと言う事であと30数メートルを残すだけになった。近頃ワイズクリエイトのある本郷からも東京スカイツリーを見る事ができるようになってきた。今回は先日、東大・赤門から医学部付属病院へ東大構内を通り抜けた時の写真を紹介したいと思います。東大構内はとても大きな木々や建築物が多く遠くのモノを見つけるのに視界が決して良いとは言えませんが写真上は木々の間に東京スカイツリーを認める事ができる貴重な撮影スポットです。更に東大付属病院に近づくと写真下の様に病院の建物と平行した関係で東京スカイツリーがくっきりと見えます。本年冬に竣工。2012年春に開業予定と言いますから完成まで約1年、これからがますます楽しみです。東大構内で実施している「大判カメラ勉強会」の被写体としても期待します。


大山謙一郎さん湯島・梅祭りで来社。蕎麦屋に行く!

2011年03月06日 | 日記
昨日は写真家の大山謙一郎さんが来社された。いつも色鮮やかな洋服のコーディネートでとてもオシャレな大山謙一郎さんですが、今回はワイズからも徒歩5~6分で、満開の梅を主役に開催されている湯島・梅祭りの撮影会前にお立ち寄りいただいたのだ。以前からそばが大好きな事を知っていたのと時間にも多少余裕があるとの事で、このブログでも何回か紹介している手打ちそばの「田奈部」に昼食を食べに出かけた。実はこの「田奈部」の仕事をお手伝いしている店主のお父さん(写真下)は有名なフランス料理店を経営していた事があるのだ。大山謙一郎さんもフランスで暮らしながらパリコレ等の撮影の仕事をしていたので共通の話題は「フランス」。冷えたビールと美味しいそばを食べながら暫し歓談を楽しむ。もちろん話だけではなくここの手打ちそばの味に感嘆した大山謙一郎さん、実は撮影会が終了したこの日の夜もこの「田奈部」に再度訪問したとの事です。1日に2度もそば屋に行くとは本当にここのそばと雰囲気が気に入ってしまった様です。

東大医学部に健康と医学の博物館オープン!

2011年03月05日 | 日記
本年1月20日に博物館としては大変珍しい医学の博物館が東京大学医学部総合中央館にオープンした。正確には「健康と医学の博物館」と言う。東京大学医学部・医学部付属病院は安政5年に神田・お玉ヶ池種痘所の設立を起源としており2008年には創立150周年を迎えた。これを記念して「社会に開かれた医学・医療の展開」をコンセプトに掲げ、この基軸事業として「健康と医学の博物館」が開設されたのだった。東大龍岡門から入構すると右に医学部付属病院があり、左にあるのがこの博物館だ。開放的な庭を設けガラス張りの建物は一目で見つけることが可能だ。入館すると展示スペースは常設展と企画展の2つに分かれているが、常設展は「近代から現代への医学の歩み」と題してドイツ人教師ベルツによる医学書やスクリバが使用した医療機器や胃カメラの展示もあり東京大学医学部の歴史を垣間みる事ができる。企画展は「感染症への挑戦」と題して感染症にまつわる知識や事柄をわかりやすく説明している(でも私の頭脳ではちょっとチンプンカンプンでした)。ちなみに同博物館は入場無料で10時~18時で開館していますが月曜日は休館日との事でした。※これからの季節、ここの庭の桜がとてもきれいですよ。

竹内敏信 写真展「山河照抄」キャノンギャラリーにて開催。

2011年03月04日 | 日記
竹内敏信さんの写真展「山河照抄」が3月3日より銀座・キャノンギャラリーで開催された。竹内敏信さんと言えば1995年に突然の病で倒れ、間もなくカムバックしたが2007年再度の脳内出血で療養を余儀なくされた。ところが驚異的な回復力と厳しい訓練に耐え車椅子の利用で撮影活動を再開するまでになり、不自由な身体をもって「日本人の原風景」を探し求め日本中を取材した。そんな風景写真をまとめたのが「山河照抄」である。今回の写真展は東京~大阪~名古屋の3都市での開催となるが、同時に写真集「山河照抄」も出版され「竹内敏信ここにあり」をアピールされている。同日6時より銀座東武ホテルにおいて写真展開催と写真集出版を祝う会も開催されたが、多くのカメラマン仲間、出版、メーカー、学校関係など沢山の方々が参集され竹内敏信さんの快挙に惜しみない賛辞をおくっていた。是非写真展をご覧になって下さい。

竹内敏信写真展「山河照抄」
3月3日~9日   銀座・キャノンギャラリー
4月4日~20日   梅田・キャノンギャラリー
5月12日~25日   名古屋・キャノンギャラリー

竹内敏信写真集「山河照抄」
出版芸術社 3,990円

祖父母の家族写真と「木戸麟編・小学修身書」。

2011年03月03日 | 日記
写真は私の祖父母の家族写真である。大正時代の写真だと思うが九段の写真館で撮影したモノクロ家族写真だ。この写真に写っている祖父母について触れると、祖母は私が幼少の時に亡くなり、更に祖父は私が生まれる前に亡くなっている。祖母の記憶は残っているが祖父に関してはこの1枚の写真を通してしか無い。いかにも明治時代の人間らしく厳格な感じで撮影されている。話はこの祖父関連の事である。祖父は明治時代に木戸麟という人の養子になって木戸姓を名乗っていたのだ。いろいろ調べて行くと祖祖母・木戸麟という人物は明治時代に「小学修身書」(12冊)を編纂した木戸麟という人と同一人物ではないかと言うことが微かな糸で結び付くのである。祖祖母の木戸麟は福岡県出身で「小学修身書」の木戸麟も福岡在住の時に同書を執筆している。時代の整合性もあり、もしかしたらと言うところまで来ている。そんな訳で今回、木戸麟編の「小学修身書」のオリジナルをオークションを通して入手した。それが写真中と下である。因みにこの「小学修身書」は明治の出版社・金港堂の創業者・原亮三郎が群馬県の所有していた『修身説約』と『小学修身書』の版権を譲り受け、各府県で修身の教科書として採用され「既ニ数百万部ヲ発売セリ」とある程のベストセラー教科書になったのだ。これにより金港堂は明治最大の出版社になり教科書販売で巨額の富を得たことになった。果たして「小学修身書」の木戸麟と私の祖祖母・木戸麟が同一人物か判明するには時間が掛かるだろうが少しずつ調べていこうと思っている。皆様ご期待下さい。それにしても昔撮影された家族写真、良いと思いませんか。着物や髪型に時代を感じます。

江戸名所百計と名所図会で歩く江戸の2冊をゲット。

2011年03月02日 | BOOK
JRお茶の水駅の聖橋口近くに洋書でお馴染みの丸善書店・お茶の水店がある。この店、他の系列店とちょっと違い店の前の広場でワゴンに乗せた書籍を特別価格で販売している。気に入っていても高価で購入をためらってしまう様な書籍も運が良ければ半額近くで購入することも出来るのだ。そんな訳でこの近くを通った時は必ずチェックすることにしている。今日は「広重名所江戸百景」の1万円以上のハードカバー本を半額で発見。購入してしまおうと思ったのですが、これの通常サイズ本を持っていることを思い出しもったいないとの理由で断念。暫し本を探していると段ボールの中から「江戸名所百景」と「名所図会で歩く江戸」の2冊を発見。近頃小さな字の小説などを読むと直ぐにくたびれてしますので写真とイラストをふんだんに使ったこれらの本は大歓迎。更に東京・江戸散歩を趣味にしている私にとっては大変興味深い内容だ。迷わず購入!ページをめくると江戸~東京を写真の無い江戸時代には浮世絵、明治・大正時代はモノクロ写真で紹介している。この2冊で暫く時代の移り変わりを楽しめそうである。