大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

時代は変わった!これが噂の「クラッシックカメラ少女」。

2012年01月22日 | BOOK

確か昨年の12月中旬の事だったと思う。いきなりある若者が「リンホフカメラの写真を撮らせて下さい」と来社した。丁度その日は大判カメラ勉強会と会議がひとつあって慌ただしい時だったので撮影目的など詳しい事は聞かずに「良いですよ」了承した。若者はデジタルカメラでリンホフを四方八方から撮影し暫くして帰って行った・・・。一昨日、日本リンホフクラブ写真展会場の控え室で写真家の芥川善行さんと談笑していたところ「木戸さんお客さんが来ていますよ」と言うので会場に出ると、そこには確かにリンホフカメラを念入りに撮影していたあの時の若者が居た。徐に渡されたのは「クラッシックカメラ少女」と言う書籍(?)だった。表紙は秋葉原で見かけるようなイラストの少女が二眼レフカメラを構えている。ページを開いてみると先日撮影した写真から書き起こしたと思われるリンホフを少女がレリーズする場面が紹介されていた。この「クラッシックカメラ少女」という書籍は写実的に再現したクラッシックカメラを秋葉原系の少女イラストとマッチさせてハード紹介している新趣向のクラッシックカメラカタログの様である。昨年ローライ35カメラがこの様な少女イラストと共に紹介され人気が出て東京のカメラ屋からローライ35が無くなったとの噂話を耳にしたがまさしくそれではないだろうかと思ってしまう。更に詳しく聞いて見るとこの書籍は相当数印刷し秋葉原の同人誌販売店やネットで販売されているが直ぐに完売してしまうほどの人気とも言います。巷間の書店では書籍が売れずにカメラ雑誌などは以前の平積み販売から本棚へ移動してしまうなど更にカメラ・写真関係書籍は落ち込んでいるとも聞きます。世の中、私の様なおじさんの常識を遙かに超えてしまうこの様なカメラ関連書籍が流通している事実を目の当たりにして、ただ驚くだけでなく素直に受け入れ若者にもリンホフなどの大判カメラユーザーを増やす努力をしてみようかな?と多少なりとも思ってしまった出来事でした。(この本ワイズにありますのでご覧になりたい方は是非来社下さい。カメラ雑誌社さんも是非参考に。)


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