大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

ペンタックス645D用4x5AD撮影テスト(2)

2010年07月30日 | カメラ機材
今日も「ペンタックス645D用4x5アダプター」の撮影テストについてです。同アダプターを使う理由のひとつがステッチング撮影です。撮影用カメラとしてホースマンL45ビューカメラ(袋蛇腹仕様)に撮影用レンズがCMフジノン180mmF5.6、光源はコメットストロボ1200Wを1灯を用意。被写体は悩んだあげくに質感撮影が要求されるオールドタイプのリンホフカメラとレンズ数本。これで準備完了。645Dカメラをアダプターに装着し更にホースマンL45のピントガラス枠を外しアクセサリーキャッチでロック。これでカメラが落ちる事は無いと言い聞かせる。被写体のオールドリンホフの配置と構図を決め2分割するイメージを作る。645Dを縦位置にセットし構図の真ん中に構える。もちろんこれではオールドリンホフもレンズも半分ずつの中途半端な写真だ。そこでホースマンL45のバックシフトを操作し、写真上の左右の様に左半分の写真を「バシャ」(ストロボの効果音のつもり)。右半分を「バシャ」と撮影。もちろんRAWでの撮影のためペンタックスの現像ソフトでRAW現像を行う(結構使いやすいソフトの気がする)。その後、写真加工ソフト“フォトショップ”で左右2枚の写真を上手に繋ぎ合わせて写真中の様に1枚の完成された写真に仕上げる。皆様如何ですか?これで左右2枚の写真が簡単に1枚の写真になってしまったのですよ。ペンタックス645Dは4000万画素のデジタルカメラですから、これで約8000万画素の作品となってしまいました。因みのこのステッチングした作品1枚のファイルサイズは何と1.21ギガバイトでした(重い。※レイヤー統合で448MB)。このホームページにのせるためにGIF形式にしていますので解り難いと思いますが、下の写真はモデルとなってくれたオールドリンホフの右前のレンズのセル枠とパネル、レリーズ受けの部分をトリミングした100%画像です。凄いと思いませんか。またオールドリンホフを4分割した構図で4カット撮影しステッチングすれば約1億6千万画素(重なる部分含めず)の写真が撮れてしまうのですよ!ハイエンドのデジタルカメラ(バック)と大判カメラのコラボレーションでとんでもない世界が広がるかも知れませんね。次回はいよいよパンフォーカスアオリに迫ります。※ホームページで紹介するため画像変換をしていますので写真がつぶれて見える可能性があります。また皆様のご意見でこのペンタックス645D用4x5アダプターの発売を決定したいと思います。ご意見待っています。

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