先日のオリンピック女子体操の衛星中継を見ているとプレス席にスピグラの大判カメラを構えているカメラマンを発見したと書きましたが、このカメラマンの事がニューヨークタイムスの記事として配信されていました。このカメラマンの名前はデイビット・バーナットさんと言い1984年からオリンピックを取材しているベテランだそうです。ニューヨークタイムスの彼の写真を見ると、贔屓目で見てしまうのもありますが、昨今のデジタルカメラの写真と一味違う様に思えます。やはり大判カメラの被写界深度の浅さが臨場感を醸し出すのかも知れませんね。そう言えば日本でも昔の大相撲の土俵周りにはスピグラを構えたカメラマンが沢山陣取っていて技の決まった瞬間をフラッシュで撮影していた光景を覚えています。聞いたところによると土俵全体がカバーできる焦点距離のレンズを使用し、土俵の手前と奥の若干のピント移動を目測で行っていたそうです(ある程度のトリミングはありました)。今は便利になったデジタルカメラ時代の様ですが、写した後の加工に頼るよりも写す時の技術を習得していた昔の方が本当のプロカメラマンだったと思うのは私だけでしょうか?(ちょっと極論かな?)
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