映画で楽しむ世界史

映画、演劇、オペラを題材に世界史を学ぶ、語ることが楽しくなりました

惜しい「マーガレット・サッチャー」

2012-05-03 23:59:52 | 舞台はイギリス・アイルランド
3月17日、アカデミー賞授賞式直後の公開ながら、映画館はさほど混み合っていない。

主演女優賞作品という勲章があるのに、内容はいま一つ物足りないこと、既に見抜かれているのだろうか。

確かにメリル・ストリープは上手い。完璧にサッチャーになりきっている。

一言で言えば、彼女のワンマンショー、彼女のために造ったような映画だ。

映画一作の標準時間を2時間とすれば、この映画は1時間45分で15分余している。

この15分を使い、もう少しサッチャー時代のイギリス社会を掘り下げて描けなかっただろうか。

あるいは、多岐にわたる彼女の活躍を、もう少し丁寧に描かないのか、勿体ないこと極りない。

まだ、関係者・・・多くは政治家が存命中ということで、やりにくさがあったのかもしれない。

1 コメント

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全く同感です (いちご)
2012-10-02 01:14:05
このブログ、今日発見しました。私の書いているブログと哲学が似ているのにびっくり。またこの映画評も私と全く同じです。お友達を発見したようでとてもうれしいです。ブックマークしてこれからも頻繁にお邪魔させて頂きます。
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