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一日一書 130 心遠地自偏 1

2013-06-29 22:17:41 | 一日一書

 

心遠地自偏

 

陶淵明の詩より

 

 

陶淵明の「飲酒」という詩の一節です。

「心遠ければ地自ずから偏なり」と読みます。

「気持ちが俗界を遠く離れていれば、住むところも自然と辺鄙な場所となる。」という意味。

 

隠遁は、何も奥山にこもらなくても

街中でもできる。

心がけ次第である、ということ。

 

「気持ちが俗界を遠く離れている」ということは

金や権力に興味がないということ。

そうすると、そういうものを目当てに尋ねてくる人もいないから

住んでいる家も、奥山にあるのと同様に静かなところとなる、というわけです。

 

選挙があると、金や権力のある人の家が

「門前市をなす」ということになる。

 

金になるところに人は群がる。

原発も結局そういう構造になっているのでしょう。

 

 

写真は、奈良の白毫寺。

2005年の撮影です。

 

 

 

 

 

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