芭蕉
蛸壺やはかなき夢を夏の月
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句の意味は、
「夏の月は明るく海を照らしている。夜が明ければつかまることもしらないで
蛸ははかない夢を見ていることだろう。」
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考えてみれば深刻な話ですが
どことなくユーモラス。
人生と同じですね。
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書作の方は、今回は
水彩画用の平筆で書いてみました。
岡本光平という書家の「文字を楽しむ書」(2003年NHK「趣味悠々」のテキスト)に
平筆で隷書を書くと書きやすいという記事があって試してみた次第です。
これは隷書ではありませんが。
プラスチックの毛でかなり硬いのですが、何とか書けました。
草野心平という詩人は、書の方でも有名ですが
書道用の筆はいっさい使わずに、油絵用の筆で書いたそうです。
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書道用の筆で書いたのがこちら。
雰囲気がだいぶ違いますね。