燃
全紙2枚継6曲 272×420cm
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私の師匠、越智麗川先生が
今年の1月、東京都美術館で開催された「TOKYO書 2013」に
現日会を代表して出品された作品のうちの1点です。
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全紙というのは、縦136.3cm、横70cmの大きさの紙。
「2枚継」というのは、これを2枚つなげるということ。
この場合縦に継いでいますので
縦272.6cm、横70cmの紙が出来上がります。これを1曲と数えます。
「曲」は、もとは屏風の1面をいう言葉。
たとえば、パタンと二つ折になる屏風は、2曲、ということです。
この作品は6曲ですから、横の長さが420cmということになります。
巨大ですね。
でも、師によれば、今はもっと大きな作品がどんどん書かれているとのこと。
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「燃」の一字を渾身の力を込めて書いています。
ただもう、圧倒されるばかり。
師ご自身のコメントはこちら。作品の大きさも実感されることと思います。
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下は、この作品の部分。
激しい墨のほとばしり。点と線の交錯。
大作は、その細部にも楽しみがいっぱいです。
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